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冬馬君の夏休み  作者: だかずお


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旅行に出発の巻



『旅行に出発の巻』



夜三人の期待とワクワクは高まっていて、全く眠くなかった。


「何だかワクワクして眠れないね」冬馬君は嬉しそうに言った


「そうだね俺も」大喜も嬉しそう


多網もニタニタニタニタ笑っている


明日はいよいよ待ちに待った、旅行出発の日


「せっかくの前日の夜となったら遊ばなきゃ」 冬馬君が言う


「賛成」


3人は布団の中でいつまでも話をして、起きていた


今は夜の0時をまわっている、やはりこういう時の前日などは楽しみで眠れない


さすがに大きい声で喋ってると、起きてるのがバレてしまうので、三人は小声で喋って遊んでいる。

夏休みは本当によくこうやって遊んだ。

普段起きれないこの時間の夜に、起きれるのはなんだか特別な気分になれる。こんな夜中に、みんなで語り合いながら過ごせて楽しいなぁ、冬馬君は思った。


こうゆう事が出来るのも、長期休みの特権だ


「でもいよいよ夏休みも残りわずかだね」冬馬君はため息をついて言った


「こんだけ、しょっちゅう一緒に居たから、さすがに今みたいに毎日会えなくなると少し寂しいね」大喜も同じ様な気持ちである。


振り返ると夏休み中、本当に良く一緒に遊んでいた


多網も、 もう夏休みが終わりに、近づいてるので寂しそう


「まあでも明日は旅行楽しもう」冬馬君は笑う


「おーっ!!」


多網も大喜も拳を上に突き上げ気合い爆発


突然多網が

「きみ子可愛かったでしょ?」と言った


二人はいきなりの質問に唖然としたが「うっうん まあね」と苦笑い


多網は、ウフフフと笑っている


「二人今度その好きな子達とデートする時プリクラとって」と多網


二人は出来るかな?と思ったが

「分かった」と約束する


三人は色々語り合っていたから、お互いが今、どういう状況か良く理解しあってる、こういう話が三人の間で話せて嬉しかった。

それは今年の夏、初の3人の収穫でもあったのだ。

新しい関係性と絆のようなものが3人の間に芽生えていた。


多網も二人が清香達と、うまくいくか気になっていてくれてるらしい。


こういう女の子の話は良く語り合っていたので、お互いがどうやって出会って、どういう状況なのかとか、など既に理解しあっていた。

夏休みの間、長い時間一緒に過ごして語りあっていたから今までよりもお互いの絆が深まり嬉しかった。


あー、三人で夜布団の中で語り合う最高にくつろぎ、リラックスできる大好きな時間だ。


三人は2時過ぎくらいまで、話て起きていた


セミの声が少なくなったなぁ、眠る時、冬馬君は思う。


それは夏の終わりが近いのを告げてるようでもあった。

いつまでも休みが続けばいいのになぁ。

ずっとこうしてみんなで過ごせたらいいのになぁ、そんなことを考えた。


チュン チュン チュン


朝7時頃三人は正子に起こされた

「支度して、もうすぐ大喜のお母さん達も来るよ」


「はあぃ」


窓の外を見てみるとこれでもかと言わんばかりの素晴らしい晴天で青空が広がっている。


その横で、あのてるてる坊主が、微笑んでるかのようにまだぶらさがっていた。


朝食を済ませ三人は今テレビを観ている

8時頃に大喜の親達が家に到着

皆で軽く挨拶を交わした後


さていよいよ出発!!


大喜の家の車はワゴン車だったので、子供達は大喜の家の車に乗る事にした。


本当に旅などの出発の時のワクワクする感じたまらない


「大きい車広々として良いね」


冬馬君は広い車内に解放感を感じご機嫌。

「これなら長距離移動も快適だ」


多網も嬉しかったのか、満足気な笑みを浮かべて プシュ~ こいた。


車は今高速道路に入り、前方には冬馬君の親達の車が走ってる。その後ろに大喜の家の車。


「そういえば高速道路に乗るのあのキャンプ以来だね」大喜が言った


「そう言えばそうだ」


あのキャンプのおかげで清香に出会ったんだ


冬馬君はしみじみとあの懐かしいキャンプを思い出していた。


最初はスムーズに走っていたが、一時間過ぎた頃に車は渋滞しはじめてきた。


車の中で三人はしりとりなど、ゲームをして楽しんでいる。渋滞の中でも飽きることなく車の中はにぎやかだ。


突然多網の顔が急にシリアスになり 、漏れそうだと声をあげたので パーキングエリアに寄ることに。

多網はトイレに駆け込み、二人はお土産など見ていた。清香に何かっていこうかな?

冬馬君は慎重にお土産を見ては吟味している。

大喜もお土産をみて同じような思いでいた アミに何買おうかと


多網も無事に済ませ、せっかくだからと軽くインターで軽食タイム。

そして再び一行の車は熱海に向かって進んだ。

高速を降りてしばらく進み、海が視界に入った頃三人のテンションは更に上がった。

熱海に着いたのは11時頃だった。


「さてホテルのチェックインは、まだだから海にでも入ろう」


「やったあ」子供達は喜んだ

パーキングに車をとめ、海に出陣。

砂浜にビニールシートを敷いて子供達は、さっそく水着に着替えて

海に飛び込んだ。


「この天気と海最高だね」と冬馬君


二人とも喜んではしゃいでいる


海の波の音が心地良い


あー今、熱海に居るんだなぁ


熱海の海で泳いでるんだ


空を見上げる


空も真っ青で、まるで上にも下にも海があるようだった。

一瞬どっちが地上だか、分からなくなった程。

「あー最高」

まだ海には沢山の人達が泳いでいる、それを見ては、まだ夏は終わりじゃないんだと感じられたのが、また嬉しかった。


三人は砂浜に山をつくったりして遊んでいる。

大喜のお父さんも参加して、四人で山をつくったり、大喜の身体を砂に埋めたりして遊んだ。


途中隆も海に入ったりしてたが、正子と大喜のお母さんは砂浜でくつろぎ海には入らなかった。


いやー海は最高だ。


時刻は15時を過ぎた頃

「さてとそろそろホテルに行こうか」と隆


みんなは着替えて海から出る支度をしてホテルに向かう事に。

熱海旅行は始まったばかり

子供達の心はウキウキだ。



さてホテルに出発~だぁ!!



つづく


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