VRMMOのレアジャンル③
これについては賛否両論ではなく否定が勝つであろう、まず「なろう」では行われない試みが一つあります。
18禁ゲームです。
人間の五感をリアルに再現できるなら、確実に作られるであろうゲームです。人が活動するところに、エロはあるのです。
まず、法律上で制限されるかどうかについて考えます。
VR世界で異性とエロい事をするのは法律上で禁止されるかどうか。
一般的に、現在の日本で18禁ゲームが許容されている事を考えると、許可される可能性はあると思われます。人間の五感のうち、ごく一部を機能不全にする事は良くないであろうからです。その感覚がVRから現実に戻っても残ってしまったら。考えるだけで怖いですね。
プレイヤー側の感覚をカットするのではなく、エロい事をしようとする人とされようとする人の座標情報を弄って接触を回避し、エロを許さないといった試みは可能でしょう。空間情報の連続性をなくすだけの問題ですから。RPGだと戦闘中などでは「接触した感触は無いが触った事実だけはある」とする事も可能と考えていいでしょう。一般ゲームでエロを防ぐ事は技術的に行われると思っていいです。
人間の生理的機能をカットする事は恐らくされない、本人・他人に限らずエロ目的のお触りが無い世界もできる。ですが18禁VRMMOがそれでも作られるであろう根拠は、「五感の一部と体の制御を現実準拠に出来る可能性」を考えているからです。
五感のうち触覚だけをリアルに残し、体も自前が使えるのであれば18禁世界は成り立ちます。細かい話は自主規制でしませんが、成り立つのです。カプセル型のVRマシンならともかく、ヘッドギアタイプのVRマシンなら体のコントロールをそのままにする事も可能でしょう。いや、体のコントロールをVR世界に置かない分、より簡単にできると考えていいはずです。
技術的に成り立つと予想できるのであれば、おそらく規制は行われないでしょう。逆に完全にVR世界に行ってもらって、管理した方がましと考えるかもしれません。不正改造が蔓延するでしょうから。
下手な規制は軋轢を生みますからねぇ。禁酒法ではありませんが。
少子化が加速するのでは、という疑念に対しては、「何をいまさら」と答えさせて頂きます。
現在世間に広まっているエロ商品がVRに劣るとは、私は思っていませんので。
最後に、VR“MMO”として成り立つかどうか。
どちらかと言えば、スローライフ系、「もうひとつの世界」として売り出すのなら成り立ちます。
エロを主眼に置くのではなく、エロも許可されたVRMMOの世界ですね。いえ、エロを制限しないVRMMOですか。
それを考えると、すでに「なろう」の作品もいくつかありましたか。




