VRMMOのレアジャンル①
個人的な意見ですが、VRMMOが最も活躍する世界というのはロボットゲームだと思っています。
「VRMMO=ファンタジー」の公式に喧嘩を売ってみます。
VRMMOから離れますが、MMOの欠点とは何でしょう。
それは「集客数の少なさ」です。
MMOのプレイヤーというのは、かつて群雄割拠の様相を呈していた時代と違い、ライトユーザーをソーシャルゲームに奪われ、大手によるごく大規模な物しか残っていません。小規模な物もありますが、青色吐息というのが現状です。
よくVRMMO小説にある「プレイヤー総数~~万人以上の大人気ゲーム」というのは、現実的にほぼあり得ないというのが実情です。月額無料であれば話は別ですが、その場合、登録しているけどほとんどやっていない人がほとんどでしょうね。実働プレイヤーは……。
それで、なぜVRMMOでロボットゲームが活躍できるのかという話に変わります。
ぶっちゃけますが、原作人気の恩恵を受けれるからです。
子供の頃に見たロボットアニメ、「あのロボットのパイロットになりたい」と思った事のある人は多いと思います。そのまま大人になっても夢を見てしまう人だっているでしょう。普通なら夢のままで終わりますよね。
ですが、それが叶うのです。VRの世界なら。
原作そのものは大勢が見ているでしょう。原作ありでいくなら潜在ユーザー数は通常のゲームの数倍になるはずです。
また、アニメ世界の中で一兵士として戦うシチュエーションは、ガ○ダムファンなら多くの人が夢見るもの。アム○より名もなき一兵士。そんな漢が集うのは想像に難くありません。
また、オリジナルでもロボットゲームというのはコアなユーザーが多いことでも有名です。そういったユーザーを満足させるリアリティを提供できるなら、ロボットゲームは王道ファンタジー(笑)よりも獲得できるユーザーが多いと推測できます。
他のメリットとして、「ゲーム感が強い」という面もあります。
VRMMOのファンタジーRPGだと「自分の体を動かす感覚で」「敵を殺す」という、非常にやりたくない仕様になるでしょう。他人に刃を向けるのは精神的によろしくありません。
ですが、VRMMOのロボットバトルだと「コクピットに座り」「ゲームのようにロボットを動かし」「敵を撃破する」となります。モニター越しに敵をやっつけても、今我々がやっているゲームに近い感覚まで落としこめ、精神的に負荷がかかる事はまず無いでしょう。
ゲームですからね。直接体を動かすのが嫌という人もいるでしょう。
そんな人に体を動かす楽しみを与えるファンタジーテイストもいいですが、インドア派を突きぬけるロボットものがあってもいいと思うのです。
ロボットの操縦も、意外と体力を使うでしょうがね!




