思考操作
ゲーム中の行動には自分のアバターを動かすのと別に、ステータスウィンドウを開くなどといった操作があります。
ほとんどのVRMMOではゲーム中のコマンドを入力するのに、思考をダイレクトに使った入力方式を行います。
他にも音声入力ですか。「ステータスオープン」などと言ってウィンドウを表示させるという方式もあります。隠密行動中に開きたい人もいるでしょうからね、こちらだけという事はあまりないと思います。
さて、この思考操作って、実はとても恥ずかしい事だと理解している人はどれぐらいいるのでしょうね?
さて、考えてみましょう。
思考操作が出来るという事は、思考が運営にダダ漏れなのです。
まず、VRMMOではアバターはリアルのそれと同じ、現実にいる人と区別が付かないものが主流です。ゲーム中でちょっとエッチなハプニングがあり、ピンク色の思考に陥ったとします。そのピンクな思考が運営に見られているのです。これ、どんな露出プレイですか? 高度過ぎて私には理解できない世界に旅立ってしまいそうです。
特にイベントが無くても、いや、逆にイベントが全くない時の方が問題ですね。空白の時間と言いますか、益体も無い事を考えてしまう時ってありますよね。そんな時に機密情報を持っている人が、その思考を漏らしてしまったら。大事な情報が簡単に拡散してしまいますよね。運営ならまだスルーしてくれるかもしれませんが、どこかのスパイが機密情報を持っている人の回線をハッキングして情報を持ちだす可能性は無いとは言い切れません。ネット上は危険が満載なのですから。
前半の露出プレイは横に置き、後半の機密情報の流出は致命的です。機密を抱えた人は機密保全の観点からVRMMOを出来ないのです。その機密のレベルがどこまでなのかにもよりますが、一般的なところだと会計職の人はまずやってはいけない事になりますね。
金持ち、重役、その秘書達、全部VRMMOは禁止です。
VRのゲームだけでなく、ネット回線に接続するモノは、全部ダメです。外部と隔離されたローカルネットが限界です。いや、VRマシンの利用そのものが駄目という結論になるかもしれませんね。考えてはいけない事を考えないようにするのって難しいと言いますし。
夢が無いかもしれませんが、VRMMOとは本当に成立するのか疑問に思う次第です。




