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VRMMOと異世界トリップ③

 VRMMOで定番の一つ、デスゲーム。

 異世界トリップでも常に死の危険が付きまといますが、デスゲームのそれは格が違うと言いましょう。


 われわれ現代人も、普通に生活しているだけで死の危険があります。具体的には、車道の脇を通れば車にはねられ、死ぬ危険があります。他にもパンを喉に詰まらせるとか(のどに詰まらせ死ぬ数が多い食べ物はパンです)、予期せぬ病に侵されるとか。

 異世界トリップなら、更にモンスターとの戦闘がありますし、一般社会に普及した魔法という存在が銃社会にも似た環境を作り、「死ぬ確率」を引き上げます。

 ですが、デスゲームでは更に「プレイヤー(P)キラー(K)」という悪質なプレイヤーによる非道が発生することがお約束であり、「死ぬ確率」は異世界トリップを上回る事になるでしょう。


 PKによる害はそれだけに留まらず、主に人間関係の崩壊を招く一因になります。

 プレイヤーが、というのがミソで、これは友人達を疑うきっかけにもなりえます。なにせ、殺し殺されと言うのは日常で横行するモノではありませんが、情報の売買という手段で非殺傷エリアすら暗躍の舞台となります。街中(セーフティゾーン)であれ安心できず、神経を削る日々。きっついですよね。


 だいたいのデスゲームはゲームクリアという明確にデスゲームを終える方法が提示される事になるため、そこに邁進するのですが、仲間を信頼しきれなければそれも叶いません。足を引っ張る程度ならいいのですが、殺しに来る狂人はとんでもないプレッシャーをプレイヤーに与えるでしょう。やる事ははっきりして、脅威も分かりきっているのがVRMMOの中でもデスゲームの特徴だと思います。

 逆に異世界トリップの半数ぐらいは元の世界に戻る手段が提示されず、元の世界に帰れた作品も数が少ないように思います。これは帰りたいと必死になる人なら話は別ですが、強く帰ろうと思えない人にはまったりとした生き方を選ぶ余裕になりえます。

 ……デスゲーム中にまったりプレイをするプレイヤーって、そうそう滅多にいませんよね? ね?


 ついでに言うなら、デスゲームはほぼ確実にソロプレイではなく複数のプレイヤーが周囲にいるのも特徴ですよね。

 逆に異世界トリップはソロが基本。最近は複数、といっても大体6人以下のPT単位の召喚も増えてきましたが。


 VRMMOと異世界トリップの差分。

 自分がやりたい内容を考え、適した世界を選びましょう。

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