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VRMMOと異世界トリップ②

 VRMMOで出てくるNPCノンプレイヤーキャラクター。異世界トリップであれば通行人Aからどこかの王様に至るまで、全て人間(+α)なのですが、ゲーム中ではゲームに必要だから作られた“作り物”です。

 彼らとの会話はどうなるでしょうか。

 VRMMOではNPCとは「アイテムの販売」「クエストの発生」の2点と「街の雰囲気作り」の為に作られます。プレイヤー同士でのやり取りのほか、ゲームを進めるためには彼らと会話する必要が出てきます。ですがそれは作り物、返事のあるマネキンに向かって会話するようなものでは無味乾燥な物になり、必然として廃れていくでしょう。一部の人間との会話を嫌う人にとってはその方がありがたいかもしれませんが。

 AIの発展度合いによっては人間並みに感情豊かで、普通に人間と話すよりも意義のある会話になるかもしれません。ですがそれでもNPCを作り物と考える人は出るでしょうね。その温度差がでるのはゲームならではだと思います。


 異世界トリップでは、自分の周りにいる誰かはそれぞれの人生を持った魂のある人間(+α)です。

 自然と現実と同様の会話をする事になるでしょう。異世界であればこちらが常識知らずであり、何を話せばいいのか、何を話したら不味いのかもわかりません。最初は手さぐりになるでしょうね。

 ゲームの様に職を探すのも、現実のハロワに通って職探しをするようなイメージになります。……そう考えると冒険者稼業って、派遣会社(冒険者ギルド)の登録者が自分に合った職場(依頼)が無いか聞きに行くように思えてしまいますね。一気に世知辛くなります。

 ゲームの進行ではなく、生きていくために関わっていくでしょう。


 NPCの扱いについて出来る事はゲームによって様々でしょうが、プレイヤーの中には彼らを消耗品の一種と考える人も出てきそうですね。死んでもいい囮とか、非道な使い方を「気軽に」する「良識のある一般人」がいても不思議はありません。

 異世界トリップならそこらの村人を非道な作戦の生贄にする、もしくは必要最低限な犠牲の一部と割り切るのは「良識のある一般人」ではありえません。主人公サイドのキャラであれば身内でなくとも苦悩、悔恨、自己愛といった感情の発露となるでしょう。

 VRMMOでNPCを使い捨てにするのはどの程度の割合か、少しという事はあまりない気がします。ゲームをより有利に進めるためであれば、それがゲーム的に有利な行動であれば大勢がやる気がします。


 VRMMOを取り巻く社会情勢がどんなものかは分かりませんが、できれば教育に良くない行動の取り難い、教育上よろしくないゲームであって欲しくないです。あんまり殺伐としすぎない雰囲気のゲームだと、私は喜びます。

 NPC(ゲームの駒)だからといって、無碍に扱う主人公は好かれないと思います。

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