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VRMMOと異世界トリップ①

 個人的にですが、VRMMOとは異世界トリップの亜種だと思っています。

 今回はその差分について考えてみます。


 異世界トリップは、通常というか、大半はチート持ちになりますよね。

 でお、VRMMOではそれが出来ない。だというのに半数ぐらいのVRMMO物はトッププレイヤーかそれに準ずる扱いで書かれています。

 このあたりは、主人公が無双するとか英雄視される事を望む読者側の要望に応えたからだと思います。そこだけ見ると、異世界もVRMMOも同じですね。作品傾向は常に似ていると思います。


 ゲーム的な異世界、これはVRMMOからの輸入でしょうか。異世界トリップでも「ステータスウィンドウ」や「スキル」などのゲームシステムをそのまま流用している物が散見されます。異世界らしさ、という考え方については意見が様々だと思いますが、読者様に分かりやすく強さを説明する為でしょう、この手の設定を流用した異世界は、私にはVRMMOの世界に見えてしまいます。

 そんな事を考えると、ドラゴンボールの「スカウターで計れる戦闘力」というのは秀逸なアイディアですよね。

 異世界トリップ小説には、その世界に合ったゲーム的ではない表現を期待したいです。


 人を殺すかどうかの考え方については、異世界物での定番となっています。現代社会で生きている人間に殺人への忌避感は半端ないですから。

 ですが、VRMMOではPKにこそ眉をひそめますが、PvP、ただの決闘などは推奨される傾向にあります。デスゲームという例外もありますが、マナーを守って遊ぶという意味では対人戦は楽しいという考え方ですよね。

 「命」の扱い、その重さが異世界トリップと(デスゲームを除く)VRMMOを隔てる大きな壁なのかもしれません。


 掲示板ネタ。

 コメディ色が強くなりますが、これはほぼ完全にVRMMOの特権ですね。情報交換に小ネタ、雑談。読んでいて楽しいものですし、参加しているような臨場感のある掲示板物の楽しさについては言うまでもないでしょう。

 「ほぼ完全」とした事については、掲示板ネタを大きく扱った人気作を二つほど思いついたからです。

続きます。

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