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僕と彼女と機械の鎧(彼女ってそういう意味じゃあないですよ。)

基本的に後先考えず書いているので、こっからどうなるかはわかりませんが、読んでいただけるとうれしいです!コメントいただけると光栄です!

ではー。

……………い、…………さい、………きて下さい!!


どこからか声が聞こえてくる。うるさいな、眠いんだって。もう少し寝てたっていいじゃないか。

………救急車のサイレンの音もきこえてくる。ついでに体がすごく痛い。……っこれってまさか…………


僕の意識はそこで闇に落ちていった。







目を開けると、そこには知らない天井があった。横には、ピッ、ピッと規則的なリズムを刻んでいる機械。薄暗い部屋。ついでに僕はベッドの上に寝ている。


なにが起こったんだ!?気がついたら知らない天井ってベタ過ぎだし!

俗に言うファンタジーでよくある展開だし!俺は改造されてしまったのか?!仮面ライダーか!!バッタはいやだあぁぁ!夢か?もしそうなら夢であってくれ!!



……混乱し思考がぶっ飛んでいたが、とりあえず体を起こしてみる。

その瞬間、

「ぐぁっ!」

体中に激痛が走る。ヤバい、意識が飛びそうだ…

「よかった!意識が戻ったんだね……ってまだ動いちゃだめだよ!」

体を押し戻される。同時に痛みが引いた。…誰!さっきの人。聞いたことのない声だったけど…


顔を横に向けてみる。そこにいたのは、

歳は僕と同い歳くらいで長い黒髪に猫耳、パッチリとした目、背は、………座ってるから分かんないや。あと、細かい所は暗くて見えない。

かなりの美少女だ。


って猫耳っていうのはどーいうこと?


… なにこの状況。

やっぱり夢かな?でも夢なら痛みは感じないはずだし……ってか誰?この人?

この状況で一番気になることを聞いてみる。

「あの、その、ね、猫耳っていうんですかね?なぜ猫耳をしているんですか?」

……聞くところはそこじゃないだろ!もっと、ここはどこ?とか、あなたは誰?とか、なにが起きたの?とかあるだろ!?

……自分でツッコミを入れてみた。

「あ、着けっぱなしだったんですね。教えてくださってありがとうございます。私、猫耳カフェでバイトしてまして、外すの忘れてたんですね。」

天然だー!可愛いのに天然だー!かわいいのと天然は最強コンボだあぁ!

「猫耳外すの忘れるくらい急いでたんですよね。」

 何だー、天然じゃなかったのか……残念…じゃなくて、

「あのー、何を急いでいたんですか?」

「……………」

 何だろう、いきなり静かになっちゃって。

「本当に覚えてないんですか?」

「何かあったんですか?体が痛いのと何か関係が、」


「君は、新幹線にひかれたんですよ!それで私が運んだんです。」

 ふーん、そうなn…ってなにいぃぃ!

「新幹線って時速300kmも出る乗り物だよね!おかしいでしょ!」

すると、女の子がパソコンを取り出し僕の方に画面を向ける。防犯カメラの映像だろうか…

 そこに映し出された映像をみて僕は吐いてしまった。言い表すことができないくらい僕の体はヤバいことになっていた。

強いていうなら、

飛び散っていた。


映像をみてショックを受けたのだが、同時に僕の頭の中には二つの疑問が浮かび上がっていた。

よくこんな状態のぼくを運べたなあ…というのと、

「こんなけがをして、なぜ僕は生きているんですか?」

「………………」

また静かになっちゃった。

「分からないんですかぁ?よく自分の体をみてみてくださいよ。」

そう言われて布団をどかし自分の体をみてみる。

「な、な、なんじゃこりゃぁぁぁ!」

思わず叫んでいた。病院の集中治療室で。

…手や足、胴体の一部に鎧がつけてある。

「何ですか、これは。」 びっくりして聞いてみる。

「んー、君の体はバラバラになってて、ほとんど使い物にならなかったらしいから。試作段階ではあったけど、うちが開発している機械をつけさせてもらったわ。」

「へえー、すごいですね。これは。指が自由に動く!」

 形としては鋼の錬金術師のオートメイルといった感じだ。

「まあ、ちょうどよかったのよね。

性能を検査するために、研究者の体を切って実験するわけにもいかなかったし、どーやって実験データをとろうかってときに、こう、手足が取れてて、胴体の破損も大きく、勝手に治療するのに許可がいらない人が出てきたっていうのは。」

 さっきの映像を思い出して吐きそうになる。

しっかし、この人は何者なんだ?

「あの、あなたは、」

「私の名前は白金(しろがね)。白金メイル。」

 めいるさんかー。どんな漢字なんだろ。

「金に山に豆で鎧。鎧と書いてメイルと読むのよ。」

それただ単に当て字だぁーっ!!

「私は漢字で書くのは嫌だから、名前はいっつもカタカナで書くんだけどね。」心中お察しします。で、

「あなたは何者なんですか?」

「私はある会社の社長の」

 娘さんなのかな〜?


「数いる愛人の中の一人」


……まままマジで!!



「と社長のあいだに生まれた子供よ。」

 なんだびっくりした〜。いや今もびっくりしてますけどね。


社長の愛人ってオチだったら、多分舌を噛み切ってた気がする。そんな事をするはずはないのに。何でだろ…


「じゃあ、君の名前はなんていうの?」


「僕の名前は…えっと、」


 何故だか名前が出てこない。自分の名前が出てこないってやばいよね…


「記憶喪失でもしたのかな?」

 そう言われてみればさっきから、身内のこととか、今までの事を思いだそうとしているのに、その記憶が全く出てこない。


記憶喪失って…

「これまたベタなことになってるし!」

「いやいや、ベタもなにも、体にあんな衝撃が加わったのに脳が影響を受けてない訳がないよね。うん、納得だね!」



勝手に納得されても困るんだけど、なあ。

「まあ、今日は疲れただろうし、ゆっくりやすんでよ。明日から検査とかあるし。」

んー、と、

「何の検査?」


「秘密!じゃあ、また明日〜」


明日が怖くて寝れないよ……




でも、案外すっきり寝れていた。


2ページ書くのは大変ですね…



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