0661・死王の欠片戦・終了後
<死王の欠片>との戦いが終わり、マイルームに戻ってきた僕の前にウィンドウが現れた。そこには<死王の欠片>を全て倒せた訳ではなく、破片が残り、時間を掛けて復活すると書かれていた。しかしその先には夜にしかインできない人用のボス戦だとも書かれている。
ようするに午後一時からのボス戦だと社会人はイン出来ないので、社会人も戦えるように夜の10時から再戦という形で行うらしい。全員参加できるので参加しても問題は無いようだが、僕は参加なんてする気が無い。ああいうのは一回で十分だよ
そしてユウヤはオウカさんを連れてレベル上げがしたいらしい。そんなメッセージを送ってきたので僕達も手伝う事にした。ようは<屍人の森>での強引なパワーレベリングだ。スキルの事を考えると良くない気もするけど、そこまで拘ってないから大丈夫か。
オウカさんはそもそもユウヤと居たいだけだしね。そこそこでも良い気はするし、面倒が無いようにイルと同じ解体師だ。解体道具さえ持てば、後は好きなように敵を倒すだけで済む。ある意味で一番楽なサブ職業だから丁度いい。
問題はマイルームを充実させる為に大量のお金稼ぎをしなきゃいけないんだけど、そっちの方を心配するべきかな。まあ、何かあれば相談されるだろうから、今は別に考える必要は無いね。
僕はソファーの部屋に移動し、ラスティアとキャスティを召喚した。皆もソファーの部屋に来たのでユウヤの事を言い、少し待っているとユウヤが師匠の家の外に来たので出る。そのまま<屍人の森>に向かい、どんどんと奥に進んで行く。
既に【浄化魔法】は習得しているので、それらを適度に使ってもらいつつ、僕達が敵を蹴散らしていく。そのまま進んで行き深層へ。ここでスケルトンフォーアームやブッチャーゾンビを倒してレベル上げをする。
深層に入ってすぐの辺りだとこの2体しか出て来ないので、事故が起こる確率は低い。何と言っても仲間達が居るので人数が多く、敵はオウカさんのところまで進む事が出来ない。両方とも遠距離攻撃を持たないので、そういう意味でもレベル上げのしやすい敵だ。
そしてポコポコ上がっているオウカさんのレベル。始めた頃に盗賊を倒してレベルが沢山上がった事があったけど、あの時の比じゃないみたいだ。五月蝿いくらいにレベルが複数上がってるらしく、能力値の振り分けに難儀している。
とはいえレベルが上がるごとにHPやMPも上がるので、魔法での攻撃回数も増えてきているし威力もマシになっている。そこまでダメージは出てないが、それは未だに【セイントバレット】だからだし、それは仕方ないだろう。
僕達も魔法で攻撃しつつウロウロし、拾える物を指示してオウカさんに拾わせる。売ったら儲かる物だし、拾うだけで済む物は拾うに限る。木晶などは流石に無理だけど、なるべくお金が稼げるようにしておかないとね。
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種族レベルが上がりました
メイン職業:ネクロマンサー・下級のレベルが上がりました
使い魔:ラスティアの種族レベルが上がりました
メイン職業:暗殺者・下級のレベルが上がりました
使い魔:キャスティの種族レベルが上がりました
メイン職業:盾士・下級のレベルが上がりました
召喚モンスター:ファルのレベルが上がりました
召喚モンスター:セナのレベルが上がりました
召喚モンスター:フォグのレベルが上がりました
召喚モンスター:フィーゴのレベルが上がりました
召喚モンスター:シグマのレベルが上がりました
召喚モンスター:セスのレベルが上がりました
召喚モンスター:エストのレベルが上がりました
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そのまま戦闘を繰り返し、結構な時間を戦ってたからか僕と仲間達までレベルが上がったよ。皆も上がったみたいだし、レベル上げとしては良かったと思う。明日からは素材集めとダンジョンだ。
まずは上から攻略しなきゃいけないので1階から進むしかない。久しぶりだけど皆で一気に進めばいいだけだ。僕達は<屍人の森>の深層を後にして戻る。途中で魔隠穴に行かないといけない事を思い出し、今日の内にウェルズベアー・エリートを倒してくる事を言っておく。
アレの皮がないとライダースーツが作れないから仕方ないね。後、ユウヤとオウカさんはカップルリングの申請もあるし。そう言うと、ユウヤが「しまった」という顔をしたが、オウカさんは超速で反応。
僕とイルがしているカップルリングの事を聞くと、すぐに申請する事を決めていた。ユウヤはあれ、恥ずかしがってるだけだね。別に恥ずかしがる必要は無いと思うんだけど……どうせ逃げられないんだし。
「そうね。オウカさんが逃がしてくれるとは思えないし、早めに諦めた方が良いと思うわ。別の意味でも逃がしてもらえないでしょうけど」
「それはね。イルとそっくりだし、大変分かりやすいと思うよ? そのうち我慢できなくなってユウヤ君の家に押しかけそうな気もする。ユウヤ君は一人っ子だし、むしろ御両親が「どうぞどうぞ」って感じかも」
「後継者は早い方が喜ばれる。特に<FUJIYAMA>ぐらいになると株価にも影響が出たりするから、早い方がグループの磐石さも示せるし、そういう事も含めて推奨されそう。ウチの母みたいに孫の顔が早く見たいってだけかもしれないけど」
師匠の家に戻ってきたけど会話は終わらないらしく、皆はユウヤとオウカさんの事を「あーでもない、こーでもない」と話している。僕はそれをスルーしてウェズベア森に行き、ウェルズベアー・エリートを狩りに行く。
ついでにスライム系のドロップアイテムも確保し、それ以外にトレント系のアイテムも確保。ウェルズベアー・エリートの皮を十分手に入れたら戻る。もしかして豪雪山に行かなくても、こっちの方がスライムのドロップが溜まる……?。
そう考えるとバイゼル山の金属掘りに行くぐらいで、代わりに魔隠穴に行ってオウカさんを鍛える方がいいかな? それとも【精密魔力感知】や【精密魔力操作】にしてからにするべきか?。
とりあえずユウヤとオウカさんに明日聞いてからにしよう。師匠の家に戻った僕は、ソファーの部屋に行ってマイルームへと移動し、ファル以外を訓練場に呼び出す。その後ソファーの部屋に行き、皆との会話に加わるもファルがやってきた。
食堂に移動して食事をし、終わったらソファーの部屋からマイルームへ。そしてログアウトして現実へと戻る。
夕食とお風呂を終えてログイン。今度は錬金部屋でライダースーツを作り、終わったら訓練場で皆と訓練。全員がやる気に満ちているので久々に仲間達と僕で戦いを始める。
いきなりセナが急加速で僕に近付いてきたけど、ヌンチャクの攻撃を弾いて前に出る。すると素早く後ろに下がり、そこにフォグの【幻惑魔法】が飛んでくる。幻惑状態になったものの気にせずシグマの攻撃を捌き、セスの攻撃をかわして蹴り飛ばす。
そうやって皆の相手をしているとイルが来たので待ってもらい、勝利したら戦闘を止めて個室に移動。後はイルに好きなようにさせる。オウカさんじゃないけど、溜め込み過ぎて暴走されても困るからね。
「コトブキは私を何だと思ってる?」
「我慢できなくなって襲ってくる人?」
そう言った途端に襲ってきたけど、セクハラ警告が出たので渋々やめるイル。仕方なくキスして宥めると、むしろ元気になって襲ってこようとするので止めた。またセクハラ警告で冷めるよ。
「これは本当にコトブキの家に行く事も考えないといけないかも。夜になってから移動して、朝方になって帰る。それならゲームできるし問題ない」
「問題大ありな気がするのは、きっと気のせいじゃないと思うよ?」
………人の話を全く聞いて無いね。




