0652・スケイルアーマー作成
僕はシグマの盾を作っていくけど、流石に大きいからかイルは離れた。ぶつかりそうになったからだけど、これは仕方がないと諦めてほしい。
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<盾> ライトウッドと光結晶のタワーシールド 品質:6 レア度:6 耐久1630
ライトウッドと光結晶を組み合わせて作られたタワーシールド。強力な光属性を有しており、闇属性に高い耐性を誇る。しかしながら、それ以外の属性に対しては耐性を持たないので注意
破壊力減少10(闘気強化時15) 魔法攻撃減少10(闘気強化時15) 【闇耐性・大】
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「つおい……」
「思わずその言い方になるのも分かるよ。これは強いし、耐久が1600を超えてる。流石に尋常じゃないね.ここまでの盾だと当分は使っていける筈だよ。何故か光に耐性が無いけど」
「光は普通に透過してしまうんだと思う。光属性だからといって、光にも耐性があると思うなよって感じ。逆に言えば光属性に弱くなくて良かった。そういうタイプのゲームもある」
「あるね。何故か同属性装備だと全く防げないっていうのが。不思議だけど設定がそうなんだから仕方ない。一つに耐性があって、後が普通なだけマシかな。変な弱点を抱えてると面倒で使えない事が多いからね」
「それはある。後は適当な装備を作るだけ?」
「ブーツをどうしようか悩んでるんだよねー。アルゼルに作ったブーツ、物防が28に魔防が28なんだよ。更に重結晶製の防護部分とスパイクだから、敵を蹴り砕いてズタズタに出来るらしいんだ。武器としてもなかなかに強力そうだし、ちょっと悩むとこ」
「硬堅木でベースを作って、それに重結晶を被覆した物を取り付けてあったのは見た。アレってそこまで硬堅木と重結晶は使わない? それと重結晶のみで作らないの?」
「そこまで両方の素材は使わないかな? 特に硬堅木の方が多く消費するから、手に入る量が少ない重結晶は温存できる。それと、硬堅木を使わないと割と簡単に砕けるよ。しょせんは結晶構造体だからね。ダイヤモンドと一緒だよ?」
「?」
「ダイヤモンドも結晶構造体だからね、簡単に砕く事が出来るんだよ。モース硬度で10もあるけど、結晶構造の弱い所に針のような物で衝撃を加えれば簡単に壊れる。そもそもそうやってダイヤモンドは壊されるんだしね」
「へー……知らなかった」
「まあ、知らなくても良い事なんだけど、それもあって硬堅木も使ってるんだ。硬い木だと言っても全くしならない訳じゃないから、衝撃を吸収してくれる部分もあってさ。それで使ってるっていうのもある」
「成る程。それなら鎧も作れる気がする。特に日本の鎧である小札鎧を」
「言いたい事は分かるし、おそらく胴丸とかの事だと思うんだけど……アレって無理に作る意味が無いんだよね。まず第一に音が五月蝿い。第二に作るのがいちいち面倒臭い。この二点で作る意味が見出せない。一つなら作っても良いけど、それだけかな」
「そんなに面倒臭い?」
「うん。小札と呼ばれる小さい板を紐で通して編んでいくように作っていくんだけど、これが面倒で時間が掛かるんだよね。いわゆるところのラメラーアーマーだからさ。小札同士が当たると音が鳴るし、作る時間と手間を考えてもスケイルアーマーの方がよっぽど優秀」
「スケイルアーマーは下地の皮に取り付けてあるから?」
「そうそう。アレは錬金術で簡単に付けられるから難しくもないし、手間も小札を編んでいくより掛からないんだよ。固定しているから音が鳴り難いし、防御力もそれなりにある」
「確かにコトブキが作ってくれたのは防御力が高い。それでも音が鳴らない訳じゃないから困る事もあるけど」
「それはね。今はウェルズベアー・エリートの皮もあるから、それを皮のまま使う事で防御は上げられるけどね。とはいえハードレザーじゃないからあんまり期待は出来ないかな? それでもキルテッドアーマーよりはマシだけど」
「あれは綿を間に入れた布鎧だっけ?」
「確かそうだったと思う。膠で煮込んだハードレザーとは違って布だからね。そもそも耐えられる限界がかなり低いから、どうしようもないよ。唐の国の紙鎧よりは多少マシって感じじゃない?」
「紙鎧なんてあったの?」
「紙に木綿の布を貼り合わせたり、厚い紙なんかで裏打ちしてあったりで、それなりには強度があったらしいけどね。でも紙だから大して防げなかっただろうとは言われてるみたい。まあ、無いよりマシなんじゃない? 軽かったのは間違い無かっただろうけどさ」
「軽さを取るか、防御の厚さを取るか。とはいえ紙や布は無い。それは自分の命も軽くするだけ」
「まあねえ。ゲームでも序盤の盗賊系が着けてるくらいかな? いや、盗賊でもソフトレザーの鎧くらいは着てるか。そもそも布系って全てじゃないけど、鎧下として着るものだしねえ。その上に鉄の鎧を身に着ける筈が、それ無しで戦場に出たような物か」
「むしろ恥ずかしい姿を晒してるだけ。西洋的に言うと、ワイシャツ1枚で外に出ているようなもの。スーツを着ている者としてはあり得ない暴挙」
「向こうの人ってワイシャツ1枚になるのは夜のベッドくらいとか言うんだっけ? それぐらい端ない事ってされてるんだった筈。庶民は知らないけど」
「そんな姿で外を歩くぐらい恥ずかしい事。言うなれば鎧下だけで戦場に出るのは、貧乏人だとアピールするようなものだと思う」
「うん。それは恥ずかしい。とはいえ紙の鎧も似たような物だとは思うけどね、日本では雑兵足軽だって鎧は貸し出されたんだしさ。いうなればそれ以下って事でしょ? もはや素破とか乱破の扱いじゃん。もしくはそれ以下」
「でも昔の絵を見てると着物だけで戦場に居る人も描かれてるから、何も必ず鎧を着た人だけじゃなかったと思う。刀だけ腰に差して走り回っている人とか描かれてるし」
「それ僕も見た事あるな。アレって何処で見たんだっけ? ちょっと忘れたけど、確かにそんな人も描かれてたなぁ。案外何処の国でもそういう人は居たんだけど、記録に残していないだけなのかも」
「特に戦争をしていた中世の頃なんて身分が絶対。そんな時代にお金の無い貧乏人を描いたりなんてしない。日本は記録魔と言われるくらい残ってたりするから、そういうのも描かれているのかも」
「分かる。それでも当時の民衆の生活は分からない事が多いんだよね。如何に身分が絶対か分かるよ。と、これで完成かな?」
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<鎧> ウェルズベアー・エリートの皮と硬堅木と重結晶のスケイルアーマー 品質:6 レア度:6 耐久1160
ウェルズベアー・エリートの皮に硬堅木の下地に重結晶を被覆した物を取り付けた鎧。しっかりと取り付けられているので音はしないが、スケイル部分の所為で革鎧よりは体を動かしにくい。非常に高い防御力と魔法防御力を誇るが、高価なのと重いのが玉に瑕
防御力32(闘気強化時37) 魔法防御力30(闘気強化時35)
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「………つおい」
「いや、これは本当に強い。タワーシールドもそうだけど、スケイルアーマーもここまで行くのかぁ。ただし重いって説明にあるのが何とも言えない部分だね。着て確かめて見ないと分からないから、明日一日着けてみて様子見してからにしよう。皆に作るのは」
しっかし防具もここまでになると……本当に素材集めをしっかりしなきゃいけないね。




