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0616・硬堅木の弓と特殊な矢




 さて、後もう1つ作ったら終わりにしよう。こっちも重いとどうなるか分からないけど、とりあえず作製して振ってみないと分からない。



 ―――――――――――――――


 <刀> 硬堅木と重結晶の太刀 品質:6 レア度:6 耐久1290


 硬堅木と重結晶で作られた太刀。その切れ味は素晴らしく、癖の無い威力の高い一品に仕上がっている。鞘も硬堅木で出来ており、持ち手にはウェルズベアーの皮が巻かれている。重いものの、それだけに鋭い切れ味を誇る。しかしそれ故に使い熟すのに高い技術も要求されるので注意するべし

 攻撃力39 破壊力2


 ―――――――――――――――



 光結晶の小太刀には届かないけど、かわりに破壊力は2か。<し切り長谷部>みたいな感じの刀なのかな? 実際に使ってみないと分からないけど、優秀な太刀になったのは間違い無いみたいだ。


 これで作るべき物も終わったので、さっさと戻ろう。そう思っていたら、トモエとイルからメッセージが飛んできた。何かと思ったら、重結晶と硬堅木で武器を作ってほしいとの事。しかしイルの頼みは難しいだろうと思う。


 トモエが頼んできたのは短剣なので分かりやすくて助かるが、イルが頼んできたのは弓なんだよねえ。硬堅木はともかく重結晶はどこに使うんだと言いたい。重結晶を使って固めたら弓のしなりがなくなるし、何処に使えと言うんだろう。


 とりあえず、まずは作れる物から作っていこう。無理なのを考えても仕方がない。僕はプレイヤーマーケットから優先のついた素材を買うと、それを元に武器を作っていく。



 ―――――――――――――――


 <短剣> 硬堅木と重結晶の短剣 品質:6 レア度:6 耐久1200


 硬堅木と重結晶で作られた短剣。短剣としては少々重いものの、防御用の武器としても十二分に使え、高い耐久力を誇る。決して重さはマイナスにだけ働くものではない。鍔も硬堅木と重結晶で作られており、鞘は硬堅木で出来ている

 攻撃力35 破壊力1


 ―――――――――――――――



 うん。十分過ぎる武器に仕上がったね。それにしても攻撃力が高いし、耐久が高い。冗談じゃなく2ランク以上は上の武器だ。耐久の値が高ければ高いほどに、耐久も削られ難くなる。特に暗闇の造魔は耐久を削ってくる敵だから、この耐久の高さが必要になってくるんだろうね。


 さて、次はイルの弓だけど………まずは硬堅木だけで作ってみよう。



 ―――――――――――――――


 <大弓> 硬堅木の和弓 品質:6 レア度:6 耐久1100


 硬堅木のみで作られた和弓という種類の大型の弓。引き絞るのに相当の力を要するが、その反面威力は恐ろしく高い。かなりの攻撃力を持つ反面、使う者を選ぶので注意。弦は硬堅木の繊維から作られている

 攻撃力30 破壊力5


 ―――――――――――――――



 おお。攻撃力は高いけど、思っているよりも高くはなかったね。おそらく硬堅木だけで重結晶を使ってないからだろうけど……。ちょっと素材を買い足して矢の方で使ってみようか。どうせ適当な素材ならプレイヤーマーケットに売ってるだろうし。



 ―――――――――――――――


 <矢> 硬堅木と重結晶の矢 品質:6 レア度:6 耐久760


 硬堅木と重結晶で作られた矢。和弓用の大型の矢であり、その威力は高い。重結晶が重いので飛距離は出にくいものの、代わりに威力は跳ね上がっている。やじりは三角型

 攻撃力15 破壊力3


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 <矢> 硬堅木と重結晶の矢 品質:6 レア度:6 耐久790


 硬堅木と重結晶で作られた矢。和弓用の大型の矢であり、その威力は高い。重結晶が重いので飛距離は出にくいものの、代わりに威力は跳ね上がっている。やじりは円柱型で、破壊する為の矢となっている

 攻撃力13 破壊力5


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 やじりは形を変えるだけで随分と威力が変わるなぁ。これも含めればイルの頼んできた物も大丈夫だろう。流石に硬堅木だけだと重結晶を取られたとか言い出しかねないしね。そう思い、イルにメッセージを送った後に優先付きで流した。


 しばらくやじりの形を色々と思い浮かべていたら、突然イルが僕の居る錬金部屋にやってきた。



 「コトブキ、色々な形の矢を【錬金術】で作れるなら、こういうのをお願い!」



 そう言ってイルが説明してきた矢の形は、何と管の形をした矢だった。やじりの形は注射針のように先端が斜めになっており、中が空洞になっていて血が抜けるようにしてある形だ。


 こんな物を要求してくる辺り、戦争の事を考えているのだろう。ちゃんと注射針の途中に返しが付いていて、簡単には抜けないようになっている。


 ここまでエグい形状でなくても良い気はするが、だからといって僕も駄目だとは言わない。これぐらいないとエルフェリアのエルフはどうにもならないぐらいの嫌がらせをしてくる可能性があるからね。



 「そもそも嫌がらせと言っていたけど、それは戦争の場においての嫌がらせ。つまり間違いなくこちらの命を奪いに来る為のものなのは確実。死んでも復活するような人達だからこそ「嫌がらせ」という言葉で済むんだと思ってる」


 「言っていたのは師匠とマリアさんだからね。そもそも【木魔法】って地味に殺意が高いし、嫌がらせの範疇を超えてると思う。キャスティが持ってるけど、【スリープ】や【ヴァインバインド】に【ポイズンパラン】と厄介なものだらけなんだよ」


 「眠りとバインドはともかく、毒の花粉? よくあるパターンの魔法とは言えるけど、実際にやられるとウザいタイプ。嫌がらせというのも間違ってない。当然それ以上の魔法も使ってくるだろうし、思っている以上に厄介かも」


 「そうなんだよね。実際に毒などからの回復方法も考えておかないといけないし、他にもどんな嫌がらせをしてくるか分からない。気をつけなきゃいけないけど、知らないと対策のしようが無いからなぁ……」


 「麻痺はある筈だけど、石化までやってくるかは謎。場合によっては魅了もあるかもしれないし、状態異常系は厄介でしかない。それでも相手のやり口を知る事が出来るのは重要な機会だと言える」


 「それはね。そう思うと戦争は重要な経験の場と言えるんだけど、問題は仲間達を連れてっても良いかどうかもあるんだよ」


 「プレイヤーのみしか参戦不可?」


 「それもあるけど、瘴気を使ってくる可能性が否定できない。嫌がらせにはそれが入ってくると思ってるんだ。そもそもエルフ至上主義とか言ってたし、当然のように敵国なんかを攻撃する為の兵器として考えている筈」


 「瘴気を利用なんて出来るの?」


 「分からない。ただ発生のさせ方を知っているなら、ネクロマンサーの呼び出した仲間にぶつけてくる可能性もある。もしくは【瘴気変換】を使った<瘴石>という物を使ってくるかもしれない」


 「<瘴石>?」


 「ネクロマンサー専用のスキルで、瘴気を固めて石みたいなアイテムに出来る。それを使って仲間を回復出来るんだけど、代わりに瘴気の塊だから、使いすぎると仲間をロストする。それに類似するアイテムがあるかもしれないって考えてるんだ」


 「成る程。エンリエッタさんに聞けば、多分だけど教えてくれると思う」


 「そうだね。師匠に聞いてみようか」



 ―――――――――――――――


 <矢> 硬堅木と重結晶の吸血矢 品質:6 レア度:6 耐久720


 硬堅木と重結晶で作られた矢。和弓用の大型の矢であり、その威力は高い。重結晶が重いので飛距離は出にくいものの、代わりに威力は跳ね上がっている。やじりは異界の注射針型で軸も合わせて管状になっており、敵の血を抜き取る事に特化している

 攻撃力13 破壊力3


 ―――――――――――――――



 「吸血矢という名前はアレだけど、要求通りの矢が出来てる」


 「そうだけど……まあ、エルフ至上主義者に容赦は要らないか」



 作り終わったので矢を流し、僕とイルはソファーの部屋へと移動した。


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