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0500・第四回公式イベント その38




 尻尾を切ったものの1度ではそこまで深い傷など与えられない。更に痛みからか、連続してブレスを吐いてくる。どうしても僕を遠ざけたいらしい。気持ちは分かるので一旦離れて態勢を整える。



 「「「Gisyaaaaa!!!」」」



 大きな声で威嚇しながらブレスを放ってくるものの、盾の御蔭でダメージを受ける事は無い。流している事もあるのだろうが、鈍重なドラゴンの御蔭でダメージを受けないのは助かる。


 タイミングを計った僕は、再び尻尾のつけ根に接近して攻撃を加える。とにかく切れるところを少しでも切ってダメージを与えていくしかない。それにしても<ドラゴン○スター>のように前に出てくるヤツじゃなくて良かったよ。


 もし三つ首で前に出てきて避ける場所も無かったら、きっとどうにもならなかっただろうね。もしくは<ドラゴンスレ○ヤーⅣ>でも変わらないけどさ、あのタイプのドラゴンは強すぎる気がする。


 <ドラゴンズ○アー>だと主人公の操作性が悪すぎてどうにもならないし、ドラゴンを倒すのが主体のゲームだと大変なのが多いね。レトロゲームのような平面ゲーじゃなくて本当に良かったよ。


 そんな下らない事を考えつつも順調に尻尾のつけ根を切り裂き続け、ついに切り落とす事に成功した。



 「「「Gyueaaaaa!!!」」」



 尻尾を落とされてしまったのだから怒って当然だが、先ほどは火の玉ブレスしか吐かなかったのに、今度は火炎放射ブレスを吐いて来た。僕は慌てて斜めに距離をとろうとするも、火炎放射が追随してくる。


 面倒な動きではあるものの、一定程度の距離を離れると火の玉ブレスに変えてきた。どうやら火炎放射ブレスは短い距離にしか使えないらしい。それでも尻尾のつけ根近くまでは届くのだから厄介なものだ。


 僕は切り落とされた尻尾の断面を切ろうと攻撃するも、何故か弾かれたので離脱する。どうやらこのボス、攻撃出来る箇所が決まっているようだ。次はどこかと思い、左の後ろ足を攻撃してみたが弾かれた。


 仕方なく左の前足に近付こうとするが、火炎放射ブレスが飛んできて近づけない。こちらに追随するのは遅れるらしく、走っていれば直撃は受けない事が分かった。


 僕が走り回りつつ火炎放射を避けていると止まり、首が「ゼーゼー」と息を吐いているように見えた。どうやらあの火炎放射ブレスは息が続くまでしか無理みたいだね。チャンスと思って接近し、足を切ろうとすると驚くほど簡単に切れた。



 「「「Gyaaaaaaa!!!」」」」



 何か大きな声をあげる事が多いけど、これって特効効果がよく効いているという事だろうか? 再び火炎放射ブレスを吐いてきたので走り回り、何とか回避して切り裂く。それをする事3回目、ついに左前足が切れた。


 再び絶叫を上げるも、僕は無視して後ろ足へ。しかし後ろ足には弾かれてしまう。どうやら右の足に攻撃しなきゃいけないみたいだね。それが分かった僕は後ろから迂回し、右の後ろ足を切りつける。


 相変わらず弾かれたので、右の前足で確定した。これを切ったら次は左の後ろ足かなー、面倒臭いけど順番が決まっている以上は仕方ないね。


 僕は右の前足に近付くが火炎放射ブレスを吐かれる。とはいえこれを回避するのも慣れた為、そこまで難しくもない。部屋の中も広いし、ここなら大きく動き回っても問題ないからね。回避にだけ集中すれば楽に避けられる。


 ブレスを吐けなくなったらすぐに攻撃し、なるべく何度も攻撃する。切りつける度に絶叫を上げるが、こういう倒し方が決まっているボスはダメージじゃ倒せないので五月蝿いだけだ。


 また火炎放射ブレスを吐いてきたので下がり、回避しつつ終わるのを待つ。次の攻撃チャンスで切り裂けたので、すぐに右の後ろ足に攻撃。切り裂けたので、今回は右の後ろ足で正しいようだ。


 三つ首が動き回りつつブレスを吐いてくるが、火炎放射ブレスと火の玉ブレスが混ざるようになった。今までなら三つの首全てが火炎放射だったり火の玉だったりしたんだけど、ここからは三つの首が個別に使ってくるようだ。


 火炎放射をメインに回避し、火の玉はギリギリ回避する形で攻撃する。その甲斐もあって右後ろ足の切り落としに成功。最後の足に向かう。


 左の後ろ足に攻撃を加えて離脱。隙を伺い続け、チャンスが来たら全力で攻撃。それを繰り返すこと3回で切り落としに成功。尻尾と4本の足を切り落としたのだ、これで首を攻撃出来るだろう。


 僕は前へと移動し、三つ首と対峙する。既に怒りと憎しみを感じるが、生きるか死ぬかの戦いなのだから当たり前の事だ。僕は死ぬ訳にはいかないし、ここから脱出するにはコイツを倒すしかない。


 前に出た僕はブレスを回避しつつ隙を窺う。火の玉ブレスなら流せばいいので、そこまで厄介な事にはならない。火炎放射ブレスは走れば回避可能だ。しかしそればかりで一向に噛みついて来ない。


 僕は仕方なく前に進み、ある程度の距離まで近付く。すると噛みつきに来たので後ろに跳び、素早く攻撃を仕掛ける。しかしながら剣は弾かれてしまい、左の首ではないと分かった。


 その後も回避しながら一定の距離を保ち、再び噛みつきを後ろに跳んでかわし、一気に接近して切りつける。しかしこれも弾かれてしまった。という事は切り裂くのは右の首か。


 それさえ分かれば移動し、三つ首ドラゴンの右側面で噛みつきを待つ事にした。ここなら右の首しか噛みつけない。


 僕の狙い通りに噛みついてきた右の首の攻撃を回避し、素早く剣を振り下ろす。しかしながら多少切れただけで、然したるダメージにはなっていない。……となると、攻撃する場所が違うのか?。


 僕はドラゴンの側面に向かい、切り落とした足を引っ張って移動する。なかなか重いので移動させづらいが、尻尾の所に持ってくると端を上に重ねる。そして他の足も運んで移動。上へと重ねていった。


 その間にもブレスは吐かれているが、上手く避けているのでダメージは受けていない。苦労したものの台のようにできた足から胴体に飛び乗り、僕は首の根元に移動する。


 激しくブレスを吐いてくるが、盾で流しつつも前に出るチャンスをうかがう。そして一瞬の隙を突いて突進。右の首の根元に来たら、飛び降りつつ切り裂く。



 「「「Gyaaaaaa!!!」」」



 首の根元なので大変だが、これを何回か繰り返せば首を落とせる筈だ。僕は素早く動き、再び後ろへと回って胴体に飛び乗る。このボス戦は大変過ぎないかと思うも、脱出には来なくても良い場所なんだよねー。


 ウロウロとするのも大変だけど、それでも倒さないと脱出は出来ない。再びチャンスが来たので接近し、飛び降りると同時に剣で切り裂く。見事に食い込み半分が切れた首は、根元から垂れ下がり動けなくなった。



 「「「Gyuagaeaa!!!」」」



 1本の首が動けなくなったからか、こちらの有利は大きくなった。再び後ろから胴体に飛び乗るも、真ん中と左の首しかブレスを吐いてこない。しかしそれでも確実に切り落とす為、僕は右の首の根元に攻撃する。


 3度目で遂に切り落とす事に成功、これで確実に動かないだろう。垂れ下がってるだけだと安心できなかったんだよね。さて、次々。


 その後は左の首、そして真ん中の首を切り落として勝利。三つ首のドラゴンが塵となって消えていく。


 しっかし疲れたなぁ。倒すのに相当の時間が掛かったんじゃないか?。


 ………まだこんな時間? ボス戦として考えれば一番時間が掛かってるけど、それでも1時間も戦ってないとは……。それだけ集中してたんだろう。とりあえず出てきたアイテムを回収しよう。



 ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼


 ※装備


 竜殺剣・聖王

 死竜の盾

 鉄のサレット

 金縁眼鏡

 死骨の鎧

 巨人兵のガントレット

 革の剣帯・鉄のナイフ・革の水筒・からくり手裏剣

 火弾の魔法紙8・水弾の魔法紙2・氷縛の魔法紙20

 【ライトバレット】の巻物

 【サンダーバインド】の巻物

 【クリア】の巻物

 キメラの脛当て

 からくりの足袋


 ※アクセサリー

 吸精リング

 解明のネックレス


 ※ランドセル型アイテムバッグ


 秘刀・千華

 竜巻の斧

 死天の槍

 瞬雷の短剣

 骨の槍2

 鉄のメイス

 鉄の短剣

 鋼鉄の剣2

 鋼鉄の槍2

 鋼鉄の盾2

 鋼鉄の鎧2

 銀の武具玉

 光の解呪玉

 パン13

 大きなハム2

 干し肉3

 チーズ4

 コップ

 水甕2

 ポーション甕

 下級ポーション甕2

 毒消しの甕

 油の樽2

 荷物袋(小)

 紙(複数)

 長い棒

 大きな板

 ランタン

 火付け棒

 木の梯子

 死神の鍵

 骨の鍵

 巨人兵の鍵

 人形の鍵

 吸血鬼の鍵


 ※イベント限定金銭

 39440エス


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