0434・久しぶりのレベルアップ
45階を回っていき、地図が完成したらすぐに脱出。40階から素材を入手していったからか、45階の地図を完成させるのでギリギリだった。次は47階の途中で帰る事になるかもしれないな。
そんな事を皆と話しつつ、よく分からない町を経由して師匠の家へと戻る。暗闇ダンジョンは何処の国にも属していないとか言ってたからね。つまりあそこは唯の町という事になる。いや、色々な国の出資した町なんだろうか?。
僕達にとってはどうでもいい事なので考えるのを止め、師匠の家の前でプレイヤーマーケットに優先付きで流すように皆に頼んだ。皆は了承し、そのままユウヤがバイゼル山に帰るのを見送る。
僕も師匠の家に入り、ソファーの部屋からマイルームへ。皆がプレイヤーマーケットに優先つきで流してくれた素材を全て購入し、精錬作業を始める。終えるとユウヤにメールを送り、プレイヤーマーケットに優先つきで流されたゴーグルを購入。
それに黒魔金を追加し、今度はメールを送ってからプレイヤーマーケットに出来上がったゴーグルをユウヤへの優先つきで流す。値段としては6割増しになったものの、言い換えればその程度で済んだとも言える。
次にラスティアとキャスティとファルに声をかけた僕は、ソファーの部屋へと移動して3人を召喚。そして女性陣に首輪の事を話す。
「さっきユウヤのゴーグルは出来たんで流し返したんだけど、値段はだいたい6割増しってところだったよ。多分だけど首輪もそれぐらいになると思う。で、誰の首輪から変える?」
「私は後でいいから、ナツとイルが先じゃない? 2人は自分の分で済むんだし。私とアマロは仲間の分も必要だからね。時間もお金も掛かるのよ。それでもダークゾーンを突破するには必要だから買うけど」
「私もそれでお願いします。お金は……足りるかどうかは分かりませんけど、後回しの方が助かります。素材を売って多少は儲かってますけど、それでも大変ですから。薬は作っているので、そちらではそれなりに儲かってるんですけど……」
「元々の首輪がそれなりの値段するのよね。【夜目】と【暗視】の事を考えたら仕方がないんだけど、それでもねえ」
とりあえず会話には加わらずにマイルームへと戻り、ナツとイルからプレイヤーマーケットに流されてきた首輪を購入。それに黒魔金を加えて【闇視】が追加されたのを確認したら、完成した首輪をプレイヤーマーケットに優先つきで流す。
ソファーの部屋へ移動し、ナツとイルにプレイヤーマーケットへと流した事を説明すると2人はすぐに購入したようだ。まあ、優先って1時間しかないからね。それを過ぎると誰でも買えるようになっちゃうし。
すぐにファルがやってきたので食堂へと移動し、夕食を食べたらソファーの部屋へと戻ってマイルームへ。3人を召喚して戻したらログアウト。現実へと戻る。
お風呂と夕食に雑事などを済ませたらログイン。今度は物作りを行う。ここ最近プレイヤーマーケットに流したりしていないので、せっせと武器を作っては流していく。赤魔鉄の剣とか青魔鉄の斧に黄魔鉄の槍とか。
道具関係には一切せず、武器としてのみ作って流す。流石に【夜目】や【暗視】に【闇視】がバレるとマズい。今のところは僕達だけのアドバンテージだ。特に金に関しては誰も手に入れる事が出来ない筈。
師匠も金山の殆どは何処かの国の物だと言ってたし、だからこそ師匠でさえ暗闇ダンジョンで金を手に入れていた。それ程までに手に入らないのが金なんだから、完全に慣れきるまでは金の事を明るみに出す気は無い。
残っている金を使って、ラスティア、キャスティ、セナの首輪に黒魔金を追加したら、ファルに必中の剣を渡しておく。レアアイテムだから修理できないし、上手く使うように言って囲炉裏部屋へ。
作った武器類とゴルドウッドなどをプレイヤーマーケットに流したらログアウト。本日はここまで。
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2000年 11月16日 木曜日 AM8:14
本日も暗闇ダンジョンへと行って素材を集める日だ。既に皆も罠を発見出来るようになったので、50階に到達する頃には全て見えるようになっている筈だ。ログインしてファルとキャスティの作った物を売りに出し、売り上げを回収して倉庫へ。
昨日売りに出していた物は全て完売していた。何とあのゴルドウッドまで売れていたのだから少々驚いてる。あの金ピカ木材は、いったい何処に需要があったのだろう? やっぱり聞いていた通りにボタンとかに加工するのだろうか?。
興味は尽きないものの頭を切り替えて、ラスティアとキャスティとファルに声を掛け、ソファーの部屋へと移動したら3人を呼び出す。女性陣に挨拶し、僕は戻って素材の確認。黒魔金に必要な素材は残したままで使ってはいない事を確認したら戻る。
そのまま女性陣と雑談し、ファルが来たら朝食へ。食事を終えたらいつも通りに魔隠穴へと行き、素材を回収したら戻る。その後は豪雪山とバイゼル山で素材を回収していき、師匠の家へと戻った。
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種族レベルが上がりました
メイン職業:ネクロマンサー・下級のレベルが上がりました
使い魔:ラスティアの種族レベルが上がりました
メイン職業:暗殺者・下級のレベルが上がりました
使い魔:キャスティの種族レベルが上がりました
メイン職業:盾士・下級のレベルが上がりました
召喚モンスター:セナのレベルが上がりました
召喚モンスター:ドースのレベルが上がりました
召喚モンスター:フォグのレベルが上がりました
召喚モンスター:フィーゴのレベルが上がりました
召喚モンスター:シグマのレベルが上がりました
召喚モンスター:セスのレベルが上がりました
召喚モンスター:エストのレベルが上がりました
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久しぶりだけど、全員のレベルが一斉に上がったなぁ。本当に久しぶりだけど、ここまでレベルが上がりにくくなってるとは……。レベルが高くなり過ぎると、取得経験値量が落ちるのかな?。
まあ、そこの考察は僕の役目じゃないから置いといて、ラスティアとキャスティ以外をマイルームに戻したら、ファルを召喚して昼食の手伝いへ。僕はマイルームへと戻って精錬作業をし、終わったらソファーの部屋へと移動。
本日もギリギリだったので食堂に行き、昼食を食べたら準備を整え、全員とパーティーを組んだら暗闇ダンジョンへと移動。解散して召喚し、パーティーを組みなおしたらレイドを組んで40階へ。
45階まで素材を回収しつつ進むと、46階へと移動して地図を描いていく。暗闇ヘルムが混成で出てくるものの、対処方法はそこまで難しくはない。範囲魔法で一気にダメージを与えれば、散開するので各個撃破するだけだ。
46階でも素材を掘りながら進んで行き、地図が完成したら47階へ。できるだけ素早く進んで行き、罠を石などで回避しつつ敵を急いで倒す。戦闘時間が地味に掛かっているので、なるべく早く済ませて先へと移動。
それでもやはり47階の地図は完成させられなかった。ここまで来ると仕方ないんだろう。10階を移動するのも大変だしね。赤い魔法陣で脱出し、僕達は知らない町を経由して師匠の家へ。
ラスティアとキャスティとファルを召喚したら、マイルームへと移動して精錬作業とプレイヤーマーケットに流された素材を購入。次にトモエとアマロさんの首輪に黒魔金を追加して流し、それぞれの仲間の分も流す。
金が手に入る確率が高くないので、少ない量しか使ってないと言っても簡単には終わらない。ソファーの部屋へと行くとファルが来たので夕食にし、終わったらソファーの部屋からマイルームへ戻りログアウト。
現実でのお風呂や食事や雑事を終わらせたら、再びログイン。後は適当に武器類を作り、プレイヤーマーケットに素材と共に売り出したら終了。本日はここまで。




