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0325・現在の終点




 ―――――――――――――――


 種族レベルが上がりました

 メイン職業:ネクロマンサー・下級のレベルが上がりました


 使い魔:ラスティアの種族レベルが上がりました

 メイン職業:暗殺者・下級のレベルが上がりました


 使い魔:キャスティの種族レベルが上がりました

 メイン職業:盾士・下級のレベルが上がりました


 召喚モンスター:セナのレベルが上がりました


 召喚モンスター:ドースのレベルが上がりました

 召喚モンスター:ドースの【風魔法】に【ウィンドウォール】が追加されました


 召喚モンスター:フォグのレベルが上がりました

 召喚モンスター:フォグの【土魔法】に【アースウォール】が追加されました


 召喚モンスター:フィーゴのレベルが上がりました

 召喚モンスター:フィーゴの【闇魔法】に【ダークウェーブ】が追加されました

 召喚モンスター:フィーゴの【闇魔法】に【ダークジャベリン】が追加されました

 召喚モンスター:フィーゴの【浄化魔法】に【セイントジャベリン】が追加されました


 召喚モンスター:シグマのレベルが上がりました


 召喚モンスター:セスのレベルが上がりました

 召喚モンスター:セスの【浄化魔法】に【セイントジャベリン】が追加されました

 召喚モンスター:セスの【氷魔法】に【アイスジャベリン】が追加されました

 召喚モンスター:セスの【雷魔法】に【サンダージャベリン】が追加されました


 ―――――――――――――――



 魔法を使いまくったからだろうなぁ。それでも僕やラスティアにキャスティが新しい魔法を覚えないのは、頭打ち状態なのか、それともレベルが上がり辛いのか。どちらかは分からないけど、今は難しそうだ。


 それでも多くの魔法を覚えてくれたので、これからの対応に幅が出そう。特に【風魔法】の【ウィンドウォール】と【土魔法】の【アースウォール】。この2つが戦術の幅を広げてくれくれるのは間違いない。


 魔法名からも効果が推測できるぐらいだし、グリーントレントの息を防いだり、突進系の魔物を防いだりとか出来そうだ。流石に先ほどの【ブレイブピアース】相手では役に立ちそうもないけど。


 皆もレベルアップはしただろうけど、そろそろ下に下りて転移魔法陣を登録しよう。そう言って皆に下りるのを促す。


 下について転移魔法陣を登録したものの、今までならあった次の層への道が無い。どうも壁が閉じられてしまっているようだ。つまり、現在の最深階層は40階で終わりという事になる。


 前にラスティアとキャスティから、50階以降は難易度が跳ね上がると聞いているので、50階以降があるのは確定してるんだけど……。今行けないなら意味は無いか、さっさと戻ろう。


 地上に戻った僕達は帰路に着き、ユウヤと一緒に師匠の家に入りソファーの部屋へ。ユウヤもマイルームに素材を置いているので、拠点なら何処ででも取りに戻れる。なのでシャルロットさんの屋敷に戻る必要は無い。


 それと、シャルロットさんの弟子は増えているらしい。どうも第4陣かららしいけど、それなりに割り振られたみたいだね。師匠も1人弟子が増えてるくらいだし、他の魔女や聖人も弟子が増えているだろう。


 僕もマイルームに戻って魔銅を取ってきたのでユウヤに渡し、要望を聞きながら棍棒と盾を作っていく。ユウヤは何故か棍棒型を好むけど、それが一番楽で使いやすいからのようだ。


 リーダでさえメイスを使っているというのに……と思ったけど、本人の自由なので気にしない事にする。



 「何でユウヤって棍棒ばっかり使ってるの? リーダだってメイスを使ってるくらいなんだし、そろそろ真面目にどのメイスにするかを考えたら?」


 「そう言われてもなー。これが断トツで一番使いやすいんだよ。どこで殴っても変わらないし、気にせず振り回せるだろ? 面倒臭いこと考えなくてもいい分、ブン殴りやすいんだ。咄嗟の時にも動きやすいし」


 「そこはまあ、分からなくもないね。どこで殴ったって同じダメージしか出ないだろうし、適当に振り回せば済むから楽だとは思う。一応木だけじゃなくて甲羅を被覆してるけどさ」


 「先の方だけなんだけど、その御蔭で遠心力が篭めやすくてさ、叩き付けるのに楽なんだよ。威力も上がるし。棍棒ってもっと評価されてもいいと思う。このゲームだと魔力や闘気で武器を強化出来るから、十二分に使えるんで余計にな」


 「実際評価はされてるんじゃないの? 思っている以上に使ってる人は多いみたいだし、剣とかより多いって聞くよ」


 「第4陣も同じ。近接戦闘したいけど、リアルに寄り過ぎてる昨今のゲームだと難しい。そう考えている人が、頭を空っぽにして振り回せる武器は人気が出る。剣よりも多いのは、単純にコストの問題」


 「それっていまだに剣の人気が根強くあるって事よね? 悪くは無いけど、別に剣って拘るほど強い武器じゃないし、そこまでの武器でもないんだけど……」


 「日本でもそう、持ち運びのしやすい武器は目に付きやすい。だから必然的に多くの人にとって馴染みのある武器になる。武器としての強さより、武器としてのイメージを持ったからだと思う」


 「でも狩猟時代だったら武器は斧だし槍だし弓よね? 石斧、石槍、弓矢。人類初期の時代なんて、どう考えてもこの3つでしょ?」


 「まあ、石剣でマンモスが倒せるとは思わないな。絵で描かれても石の槍とか弓であって、石剣持ってる絵なんて描かれないし、石剣の絵なんて見た事ない」


 「そもそも人間同士で戦い始めてからじゃないの? 剣っていう武器が登場したのは。それまで剣っていうより鉈とかナイフとかだと思うよ? やっぱり刃物は携帯性が一番だし」


 「皮を剥いだり肉の解体の事とかを考えたらそうよね。剣ってそれの延長なのかな? まあ私達が考えても仕方ない事だし、答えなんて絶対に出ないけど」



 それでも物作りの間の雑談としては良かったんじゃないかな? ユウヤのが終わったら皆から催促されたので、僕だけが大忙しだったけどね。前から作ってる物だから、そこまで苦戦しなかったけど。


 皆の物を作り終わったタイミングでファルが来たので、僕達は話を止めて食堂に移動する。フォレストチキンの肉や卵を渡しているので、ユウヤも夕食を一緒にとる。



 「ふむ、そなたか。随分と珍しい事もあるものだが、シャルロットには話を通しておいたのか?」


 「はい。師匠は新しく増えた弟子の方に掛かりっきりですし、特に問題ないでしょう。今日手に入った肉と卵の半分は師匠の家の人に渡すつもりなので、それで機嫌は良いと思います」


 「それにしても人見知りのシャルロットが、まさか弟子を増やすとはのう。少々驚くべき事だとは思う」


 「確かにねえ。筋金入りの人見知りの癖に、何故か旅に出たりする変わり者だったから、また何かやる気になったんじゃないの? それなら分からなくもないし」


 「そこまで人見知りな所為で技術をなかなか伝承できない、という可能性もありますので、技術を教える事自体は良い事です。心境の変化は掘り下げなくてもいいかと」


 「まあ、無理に掘り下げる気も無ければ、本人に聞く気も無いけどね。ただ、変われば変わるものだと思っただけよ」



 師匠もラスティアも共通の知り合いだから思うんだろうね。色々と。


 夕食の後ユウヤは帰っていき、僕はソファーの部屋に移動してマイルームへ。皆を呼び出したらログアウトしてリアルへと戻る。


 リアルでの夕食やお風呂などを済ませたら再びログイン。囲炉裏部屋でシグマの斧と盾を作る。それ以外の皆の武具も、壊れそうな物は全て新しく作った物に代えておき、古い物は【粉砕】してゴミ箱へ。


 自分の槍を作り、全員の武器が問題ない事を確認したらログアウト。そろそろ寝るかな。


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