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0318・依頼の終わり




 ―――――――――――――――


 種族レベルが上がりました

 メイン職業:ネクロマンサー・下級のレベルが上がりました


 使い魔:ラスティアの種族レベルが上がりました

 メイン職業:暗殺者・下級のレベルが上がりました


 使い魔:キャスティの種族レベルが上がりました

 メイン職業:盾士・下級のレベルが上がりました


 召喚モンスター:セナのレベルが上がりました


 召喚モンスター:ドースのレベルが上がりました


 召喚モンスター:フォグのレベルが上がりました


 召喚モンスター:フィーゴのレベルが上がりました


 召喚モンスター:シグマのレベルが上がりました


 召喚モンスター:セスのレベルが上がりました


 召喚モンスター:エストのレベルが上がりました

 召喚モンスター:エストのレベルが上がりました

 召喚モンスター:エストのレベルが上がりました


 ―――――――――――――――



 セロンヴラドの正騎士達はそれなりに強かったのだろう。レベルはしっかりと上がってくれた。僕達は特に挨拶をする事もなく、転移魔法陣に入り師匠の家へと戻っていく。


 流石に声を掛ける訳にもいかないし、何を言っていいかも分からないしね。マリアさんも消えたから僕達もあの場でやる事なんて無い。そう思って戻ってきたんだけど、師匠の家に戻ると玄関前にマリアさんが居た。


 一緒に師匠の家に入り、食堂で話す事になったんだが、どうも勲章を貰えるらしい。食堂の席に座った後、影からいつもの人とは違う女性が出てきて皆の前に勲章を置いて行く。僕の前にはお金だ。



 「それが貴方達へのお礼である、<ブラッディア血聖勲章>よ。コトブキ君には10万デルね。伯爵の所の家令が<闇の花>のトップなのは既に分かっていて、その家令はとっくに捕縛してあったの」


 「じゃあ、僕達の戦闘を見ていた時には……」


 「そう、あの執事長の捕縛で終わりだった訳。ところが伯爵も居なくなってるし、これは何かあったなと思って森の方を確認すると、妙な集団が戦っている反応があるじゃない? それでこっそり観戦してたのよ」


 「そんな事を一国の女王様がやってたのか……」


 「まあ、いいじゃないの。正騎士相手に十分戦えてたんだから胸を張っていいわよ。精鋭ではない普通の正騎士とはいえ、20人を相手に戦えていたのよ? ハイクラスでそれなんだから十分見込みがあるわ」


 「そうじゃの。コトブキはアレだから抜くとして、そなたらも優秀な部類には入るのだから胸を張っても良い」


 「コトブキという例外は置いといて、やっぱり褒められるのは嬉しいな」


 「うん、コトブキ君はちょっとアレ過ぎるけど、私達も悪くはないよね?」


 「コトブキはアレ過ぎるし、そもそもついて行くのも難しい。それでも頑張るけど、同じ事は無理」


 「それは無理でしょ。私でさえも同じ事は無理っだし、そもそもしようとも思わないけど、コトブキは特別ズレてるからね」



 何だか言いたい放題言われてるなぁ。その時々にやるべき事とか自分らしい行動を選択した結果だけど、ここまで言われる事でもないと思う。そう思っていると、師匠が話を変えた。



 「ところでウェズベア森のグリーントレントじゃがの、おそらくアレ元に戻らんぞ? 分かりやすくそなたらに説明すると、あの森の木はどれが汚染されておるのか、もう分からんのだ」


 「………うーん、汚染されている木がグリーントレントになるって事?」


 「うむ。奴等の研究を少々調べてみたが、どうもトレント系というのは木の根に住みつき繁殖し、やがて木を乗っ取るようじゃの。その際に変質してトレントになるらしい。奴等はそこまで突き止めておった」


 「頭のおかしい奴等とはいえ、研究は本物だった訳ね。それで?」


 「トレントの習性として、全ての木をトレントにはせんらしい。それは自分が殺された際に逃げ込む木を確保する為であろう。奴等の本体は木そのものというよりも、木の中に住む魔力を帯びたモノのようだ。この辺りの研究は未だに終わっていなかった」


 「じゃあ木そのものよりも、魔力を帯びた何かを倒せばトレントに勝てる?」


 「研究結果が正しいとすればそうなるの。ただ、これはあくまでも奴等の研究結果であって裏づけがとれている訳ではない。とはいえ、奴等がグリーントレントの居なかった森にグリーントレントを繁殖させた事は間違いない事だ」


 「私としては利用する方向で検討したいけどね。どうも薬草やティロエムも生えているみたいだし、上手く活用できれば富を生み出せるわ。だからと言って勝手にグリーントレントを繁殖されても困るけどね。特に臭いが……」


 「うむ。あそこはウェルズベアー以外にも居るが、コトブキ達は出会わなんだようだ。その事から考えても、相当の魔物がバラバラに移動したと思われる。他領に魔物を押し付けるような事になりかねん」


 「魔物の大移動を引き起こすって最悪ね。それだけ臭いって事だし、魔物も耐えられない程って事しょうけど……あら? 何故ウェルズベアーは大丈夫なのかしら?」


 「おそらく魔力抵抗の高いウェルズベアーには攻撃せんというか、臭いを当てんようにしておるのじゃろう。グリーントレントが戦っても絶対に勝てんしな。まあ、魔物の考えなど分からんが、強い者には逆らわんのが弱肉強食の世界よ」



 そんな会話をした後でマリアさんは帰っていった。途中でファルを呼び出したり、ユウヤが一旦シャルロットさんの所に戻ったりとあったけど、夕食を必ずと言っていい程に食べていくのは何故だろう?。


 とりあえず小イベントが終わって「やれやれ」というところだけど、明日からはダンジョン攻略に力を入れないといけない。それと豪雪山とウェズベア森だ。薬草は採るけど、それ以上にグリーントレントとウェルズベアーを狩らないと。


 グリーントレントの魔炭とウェルズベアーの毛皮。この両方を手に入れて戦力アップを図りたい。まずは毛皮で服とかを作るのが先だけど、それが上手くいくのかも分かってないから、手探りで始めないと……。


 夕食後はソファーの部屋からマイルームに戻り、全員を移動させたらログアウト。リアルへと戻る。


 リアルでの雑事を熟してログイン。まずは溜まっているウェルズベアーの毛皮でジャケットを作成する。果たして上手くいくだろうか?。



 ―――――――――――――――


 <服> ウェルズベアーの皮のジャケット 品質:9 レア度:4 耐久370


 魔力抵抗の高いウェルズベアーの皮を、錬金術師が魔力を流しながら加工した一品。魔力抵抗を残したまま変えられるのは錬金術師か皮革師のみである

 防御力6 魔法防御力12


 ―――――――――――――――



 あれ? 何気に魔法防御力っていう数値を見るの初めてだね? これが高いか低いか分からないけど、ゼロが12になるなら十分過ぎる性能だろう。


 僕も着ておこう、この服だけで魔法防御が上がるなら十分だし。ついでにズボンも作っておこうか。



 ―――――――――――――――


 <服> ウェルズベアーの皮のズボン 品質:10 レア度:4 耐久400


 魔力抵抗の高いウェルズベアーの皮を、錬金術師が魔力を流しながら加工した一品。魔力抵抗を残したまま変えられるのは錬金術師か皮革師のみである

 防御力6 魔法防御力13


 ―――――――――――――――



 おおーっ。自分でも驚きだけど、久々に品質10が出たね。錬金術師と相性の良い素材だからかな? 服の癖になかなか防御力が高いけど、フリーズベアのジャケットより低いのは毛を無くしたからだろう。


 熊の毛って剛毛だし、あれだけでも刃物を滑らせたりする効果もあるから、その分の防御力と考えれば分からなくもない。


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