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0252・トモエの新しい支配モンスター




 次はどうしようかと思っていたら、囲炉裏の部屋にドースが来た。いったいどうしたんだと思っていたら、足を掻いている。疑問に思ったので見てみると、ドースの蹄鉄が外れかかっていた。元々の蹄鉄は少し小さくなっていたらしい。よく進化で外れなかったものだ。


 僕はドースの蹄鉄を外し、ブラックトータス……ではなくブラックスコーピオンの尻尾の甲殻で作る。こっちの方が軽いからであり、それ以外の理由は無い。元の蹄鉄を参考にして作り、今のドースの足にピッタリに作って着けたら完了。ドースは一鳴きした後、訓練場に移動していった。


 改めて武具作りを再開し、次はシグマの装備に移る。シグマも十分な筋力があるし、別の武器を持たせても良いだろうか? 片手斧だけじゃ対処の幅が狭いし、少し思いついた物を作ってみよう。



 ―――――――――――――――


 <剣> 雪怪木と黒亀甲羅のマチェーテ 品質:7 レア度:3 耐久470


 スノートレウッドとブラックトータスの甲羅で作られたマチェーテ。分類は剣だが、山刀などとも呼ばれたりする。藪払いから戦闘まで幅広く使える品。しかし汎用性が高いという事は、そこまで戦闘に向いてはいない。護身用と考えよう

 攻撃力20 破壊力1


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 <剣・片手斧> 雪怪木と黒亀甲羅の鉈 品質:7 レア度:3 耐久510


 スノートレウッドとブラックトータスの甲羅で出来た鉈。剣にも片手斧にも分類され、どちらのスキルでも使用できる。刃が分厚く頑丈であり耐久力が高い。闘気とも相性が良いので上手く使おう

 攻撃力21 破壊力3


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 <片手斧> 雪怪木と黒亀甲羅の片手斧 品質:7 レア度:3 耐久520


 スノートレウッドとブラックトータスの甲羅で出来た片手斧。使いやすい半月型の刃であり、完全な戦闘用の斧として作られている。木を伐り倒すのには向かないので注意。無茶な扱いは止めよう

 攻撃力25 破壊力3


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 白曜石で作った片手斧と変わらない攻撃力に破壊力だ。違うのは強化方法が魔力か闘気かという事と、耐久力はこちらの方が上という事だ。タワーシールドは白曜石で新しい物を作り、訓練場に居るシグマの元へ移動する。


 シグマに話して確認させたところ、マチェーテよりも鉈が気に入ったらしい。なので明日ダンジョンに行く際に剣帯を買い、片手斧と鉈を装備出来るようにしよう。そう言って、今は鉈を預けておく。


 僕は囲炉裏の部屋に戻り、残るセスの盾を作っていくんだけど、流石にそろそろ何かしらの武器を持ってほしいところではある。前衛で盾オンリーはアレ過ぎるし、このままだとスキル欄が勿体ない。今の上限はおそらく20個だろうしね。


 セスはジッと悩んだものの、その後は身振り手振りで伝えてくる。どうも細長い武器で、槍ではなくもっと短い物のようだ。何となく心当たりがある僕は、囲炉裏部屋に戻って製作を開始する。それほど掛からず完成したものの、これで良いかは聞かないと分からないな。



 ―――――――――――――――


 <剣> 雪怪木と黒亀甲羅のエストック 品質:7 レア度:3 耐久440


 スノートレウッドを柄に、ブラックトータスの甲羅で剣身が作られたエストック。戦争で使われる物よりは短く、全長で80センチほどしかない。先端に行くほど細く鋭くなっているが、闘気で強化すれば十分な殺傷能力を得られる。素早く突くべし

 攻撃力23 破壊力1


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 <盾> 雪怪木と黒亀甲羅のラウンドシールド 品質:7 レア度:3 耐久540


 スノートレウッドとブラックトータスの甲羅で作られた円形の盾。闘気に耐えられる素材であり、闘気で強化するタイプの物。魔法使いの好む盾ではあるが、闘気の使いすぎに注意

 破壊力減少3(闘気強化時4) 魔法威力減少3(闘気強化時)


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 今までとは違い、片手に武器を持つ以上はカイトシールドは重いだろう。僕は訓練場に移動してセスにエストックとラウンドシールドを渡す。セスは何度か突く動作をした後、カカシを呼び出して相手をしてもらい始めた。


 僕はそれを少し見届けた後で囲炉裏の部屋に戻り、毛布を敷いて横になる。流石に今日は長くゲームをし過ぎだ、そろそろログアウトして寝よう。



 ―――――――――――――――


 召喚モンスター:セスが【剣術】を習得しました


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 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



 2000年 10月10日 火曜日 AM8:19



 今日はナツとイルとユウヤと共にダンジョンでレベル上げの日だ。さっさとログインして準備しよう。



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 使い魔:キャスティのサブ職業【農家・下級】のレベルが上がりました

 使い魔:キャスティの【剣術・下級】に【速突き】が追加されます


 召喚モンスター:ファルの【剣術】がランクアップし、【剣術・下級】になりました

 【剣術・下級】に【袈裟切り】が追加されます

 召喚モンスター:ファルの【剣術・下級】に【水平切り】が追加されます


 召喚モンスター:セスの【剣術】がランクアップし、【剣術・下級】になりました

 【剣術・下級】に【袈裟切り】が追加されます

 召喚モンスター:セスの【剣術・下級】に【水平切り】が追加されます


 ―――――――――――――――



 いやいや、驚くほど早いよ。何があったかは通知で分かるけどさ、3人で剣の練習をしていたみたいだね。そして思っている以上にレベルが上がってる。ランクが上がってるから……ではなくて、キャスティが教えてくれたからだろうね。


 起きてきたラスティアに話すと、それなりの時間付きっきりで教えていたようだ。今日はレベル上げの日なんだが、大丈夫だろうか? とりあえずギリギリまでは寝かせておこう。


 僕はソファーの部屋へと移動し、ファルを呼び出そうかと思ったら、何故か目の前にトモエが居た。どういう事だと思ったら、どうも急いで課題を終えて戻ってきたらしい。その割には誰もいないようだけど?。



 「これよ、これ。<召喚の宝珠>。コレを使えばマイルームとこっちとを行き来できるのよ。テイマーか魔隷師用のアイテムで、運営マーケットで売ってるの。これ20万もするのよ? 何度でも使えるけど、無駄に高くて腹が立つ!」


 「まあ、仕方ないんじゃない? それより今日はレベル上げの日なんだけど、トモエはどうする? ナツとイルとユウヤも行くけど」


 「行くに決まってるじゃない。お金も結構使って色々捕まえてきたけど、それでもレベルはそこまで上がってないのよ。リナも含めてレベルを上げないといけないし、私だけ低いのはイヤだからね」



 そんな話をしていると、トモエがリナとギンとメイにコタロウ、それにスライムとオーガと鷹を呼び出した。……っていうか、オーガって仲間に出来たんだ。それに苦労してたのかな?。



 「違う、違う。オーガはそんなに難しくないんだけど、鷹が難しかったの。なかなか現れないし、戦闘状態にならないしさ。魔法使うとすぐに逃げる所為で、支配するのに随分と苦労したわ。その所為で終わったらさっさとこっちに戻ってきたのよ」


 「でも空中の偵察要員が出来て良かったじゃん。それにオーガなら前衛の盾役になれるだろうし。腰布しか装備してないけど、スライムが張り付いてるから大丈夫っぽいしね」


 「まあね。マジックスライムにして魔法防御を上げたから、前回のようにはならない筈よ」



 へー、そんなスライムも居るのか。敵として出てくる可能性が高そうだから、気をつけとこう。


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