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0251・甲羅系武器




 僕達はダンジョンから脱出し、足早に師匠の家に戻った。流石に疲れたし、今日はもういいやと思える程に面倒だった。戦闘という緊張を強いられる事を長く続けると、それだけ精神的な疲労は大きい。


 師匠の家についたので、中に入って真っ直ぐソファーの部屋へ。そのままマイルームへと飛び、まずはドロップなどの確認をしていく。それすら疲れていて、やる気にならなかったんだ。



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 <食材> ハイフォレストチキンの胸肉 品質:9 レア度:2


 ハイフォレストチキン・♂の筋肉質な胸肉。筋肉質で締まっているものの、噛むほどに味が染み出してくる肉であり愛好家が多い。他の魔物を呼ぶ為に嫌われており、美味しいものの需要を満たせていない


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 <食材> ハイフォレストチキンの卵 品質:9 レア度:2


 ハイフォレストチキン・♀の卵。滋養に富んでおり、美味しいうえに健康に良い品。ただし食べ過ぎに注意しよう


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 <皮> パープルリザードの皮 品質:8 レア度:2


 パープルリザードの皮。表面がザラザラしていて滑りにくく、剣の持ち手などに巻いて使う人が多い。思っている以上に優秀な品で、ブーツの底に滑り止めとして使われたりもする。皮としての耐久度はそこまで高くない


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 <毒> パープルリザードの毒袋 品質:8 レア度:3


 パープルリザードの毒が溜まっている袋。そこまで袋の強度は高くなく、触れる事も危険なので触らない方が良い。何かの器具を使って摘むか、回復魔法の準備をしてから触ろう


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 <素材> ブラックトータスの甲羅 品質:9 レア度:2


 ブラックトータスが背負う、堅牢な背中の硬い甲羅。大きい甲羅であり、その見た目に比例して重い。しかしながら硬さとして考えた場合、その重量は普通と言える。硬さとちょうど良い重さを両立した優秀な素材


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 ふーん……甲羅は使えそうだね。試しに壊れた槍の代わりを作ってみようかな? それとも棒の方が分かりやすいだろうか? ちょっと迷うけど、とりあえず槍は作っておかないと。



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 <槍> 雪怪木と黒亀甲羅の笹穂槍 品質:7 レア度:3 耐久530


 スノートレウッドとブラックトータスの甲羅を使って作られた槍。闘気に強く耐久力も高い一品であり、魔法使いが好んで使う品の1つ。闘気が扱えないと駄目ではあるものの、魔力を使用せずに強化出来るのが魅力。ただし修理は出来ない

 攻撃力23 破壊力1


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 <棒> 雪怪木と黒亀甲羅の六角棒 品質:8 レア度:3 耐久550


 スノートレウッドとブラックトータスの甲羅を使って作られた棒。闘気で強化しても劣化は少なく、なかなか優秀な一品。ただの六角形の棒である為、歩く際の補助から殴打武器まで幅広く使える

 攻撃力22 破壊力5


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 攻撃力は少し高いぐらいだけど、闘気で強化して大丈夫なのと耐久力が高いのが特徴だ。あと思っているよりは重くないので使いやすいと言える。これで闘気を使いつつ、魔力をより魔法に振り分けられるね。


 魔力金属がまだだけど、闘気に強い素材も魔力に強い素材もあるから、そこまで魔力金属を急いで用意する必要は無い。それよりも色んな素材で物作りをする事の方が重要だ。今は腕を上げていかないと、上手く経験が得られないだろう。


 ラスティアの薙刀やキャスティのウォーハンマーを作っていると、ファルに呼ばれたので食堂へ。夕食の最中にラスティアとキャスティが大変だったと愚痴を零す。



 「今日は本当に大変だったわよ。この肉の元であるハイフォレストチキンの所為で、魔物が大量に呼ばれてね。御蔭で乱戦に次ぐ乱戦よ。ブラックトータスも出てくるし、碌でもない階層だったわ」


 「本当に酷かったですよね。まさかあそこまで大量に出てくるとは思いませんでした。ハイフォレストチキン自体もそこまで弱い魔物ではありませんし、傷を受けたらすぐに鳴くんですよね」


 「そうそう。おかげで鳴き声が届く範囲の魔物を殲滅しないと、いつまで経っても終わらない戦いをする羽目になったわ。ハッキリ言って1度で疲れきったぐらいよ。あいつらを楽に倒せるようにならないと、あそこの突破は無理でしょうね」


 「大量の魔物が襲ってくるからレベル上げには都合が良いし、ブラックトータスの甲羅が優秀なんだけど、一度戦闘が始まると止まらないのがね。それに、隠れて進むのも難しそうだし……」


 「隠れても良いですけど、森の地形です。森の中で見つかって鳴かれたら最悪ですよ。何処から攻めてくるか分からないのを捌くのは、極めて難しいとしか言えません。一撃で倒せるなら強引に突破できるのですが」


 「魔力か闘気を十分に篭めれば倒せるかもしれないけどね、そんな事してたらすぐに枯渇するわよ。流石にそれで攻略というのは……上手くいくとは思えないけど」


 「前にも言うたが、地道に実力をつける事じゃな。急いだところで良い事などあるまい」



 師匠の言う事も最もなので、それ以上は2人も愚痴らず雑談に切り替えたようだ。愚痴を言う方は良いけど、聞く方は面倒臭いからね。


 夕食後、ソファーの部屋からマイルームに行きログアウト。諸々の雑事などを終わらせたらログイン。今日は屍人の森には行かず、召喚モンスター達の装備を作る。でないと明日のレベル上げに間に合わない。


 マイルームの囲炉裏部屋で作成していると、キャスティが来て肥料の袋を持って出て行った。今日は農業をするみたいだ。



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 <格闘> 雪怪木と黒亀甲羅のトンファー 品質:8 レア度:3 耐久520


 スノートレウッドとブラックトータスの甲羅で出来たトンファー。闘気に耐性があり、闘気で強化しやすい一品。闘気系の技との相性も良い

 攻撃力22 破壊力3


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 <格闘> 雪怪木と黒亀甲羅のヌンチャク 品質:8 レア度:3 耐久520


 スノートレウッドとブラックトータスの甲羅で出来たヌンチャク。闘気に耐性があり、闘気で強化しやすい一品。闘気系の技と相性も良い

 攻撃力24 破壊力4


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 闘気系の技ってそもそもなんだろう? 【格闘術】のスキルには今のところ無いけど、これから登場するのかな? 闘気を使用して使うアクティブスキルが。……何となくだけど、中級に入ればそういうアクティブスキルが出てきそう。


 今のところは下級だからか、基本中の基本みたいなアクティブスキルしかないんだよね。何というか、武器の使い方の基本が学べるみたいな感じ。アクティブスキルとして使って、今度は手本通りに使ってみる。そういう練習用の技。


 基本が下級なら応用は中級だよねって話だけど、ゲームがリリースされてもう二ヶ月を越えてる。その割には未だに下級でしかない。でも二ヶ月って考えると、早い方なのか……? ここから大変そうだけども。


 そういえば師匠とラスティアが【魔刃】も【闘刃】もあるって言ってたんだから、【魔力転化】ならぬ【闘気転化】みたいなスキルもあるんだと思う。それを考えれば、闘気系の技と言えなくもないのか。


 自力で使うから、闘気系の技っていうイメージが無かったよ。……っていうか、そもそも【闘刃】が闘気系の技じゃないか。気付いてなかったというか、【闘刃】という技としか考えてなかった。


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