表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
197/561

0197・モンスターラッシュ




 豪雪山に移動した僕達は、右へと進みウサギや狼を倒しながら進む。鉱床に到着したら掘っていき、終わったら林へ攻撃。スノートレントを倒したら洞窟へと移動する。中のフリーズベアを倒して反対側の鉱床へと進む。


 もはやフローズンエレメンタルに何も言う事は無く、さっさと倒して進み鉱床で掘る。いつも通りにスマッシュタイガーが出てきたので倒し、鉱床で掘り終えたら森へと【ダークウェーブ】。スノートレントとの戦闘を開始する。


 今日は全部で6本も手に入った。これで間違いなく武器作りも一段落するだろう。修理とかの為にも採りに来る必要があるし、経験を積む為にも毎日採りに来る必要があるけどね。


 フリーズベアを殺して師匠の家に戻り、精錬と作成を始める。ついでにククリと短剣も作り直して新しい物へ。結構な作業量になるな。


 ………間に昼食を挟んだものの、何とか完成させる事が出来た。



 ―――――――――――――――


 <剣> 雪怪木と白曜石のファルシオン 品質:4 レア度:3 耐久460


 スノートレウッドと白曜石で出来たファルシオン。強度も切れ味も良く、魔力強化も出来る優秀な武器。欠点は修理できない事。それに尽きる

 攻撃力21 破壊力1


 ―――――――――――――――


 ―――――――――――――――


 <棒> 雪怪木と白曜石の六角棒 品質:5 レア度:3 耐久550


 スノートレウッドと白曜石で出来た六角棒。棒としては優秀で破壊力も十分にある。魔力強化も出来る為、唯の棒と侮った相手に痛い目を見せてやろう

 攻撃力20 破壊力5


 ―――――――――――――――


 ―――――――――――――――


 サブ職業:錬金術師・下級のレベルが上がりました

 サブ職業:錬金術師・下級のレベルが上がりました


 ―――――――――――――――



 ようやく棒が返ってきたなぁ。六角棒を握ると久しぶりの感覚を持つが、同時に鋼鉄とは重さが違うので少々戸惑ってしまった。鋼鉄より軽いけど、その反面跳ね上げたりなどはしやすい。なかなか優秀だし白曜石の重さがいい。


 魔力を流して強化したら十分にカチ割れるだけの重さはある。あくまでも鋼鉄よりは軽いというだけで、武器としての重さは十分だろう。セナにもファルと同じジャケットなどを作ったので、前の装備は捨てる事にした。


 少し遅くなったものの辺境伯の屋敷に移動し、執事に案内されて出たら、国境へと歩いて移動する。今日もまずは東側を探りつつ、<ロットン草>と<ティロエム>を探して歩く。


 実際ロットン草も師匠に渡しているし、師匠はそれと様々な素材を会わせポーションを作っているそうだ。今日の朝食の時にそんな事を言っていた。戦争を睨んで多めに備蓄しておくらしい。ちなみに正アンデッドはポーションで治癒できる。これはプレイヤーも変わらない。


 あくまでもアンデッド系の種族であって、完全なアンデッドではない。よく想像されるアンデッドは瘴気アンデッドの方なので、HPが無くなれば普通に死ぬ。アンデッド系は状態異常に高い耐性を持つ反面、足が遅かったり力が弱かったりと弱点が多い。


 そもそも光属性や聖属性に弱いのも弱点となっており、有利な部分だけじゃないので対策を講じる必要がある。そういう意味では面白いという人が一定数いるのも分からなくはない。


 魔物に苦戦しないからといって考え事をしながら戦うのは良くないね。真面目に戦闘をしよう。ハイゴブリン・アーチャーをシグマに捕まえてもらっているので、試しに弱体の枷を着けてみる。


 すると暴れる事は無くなったので調べてみると、どうやら体に力が入らないらしい。これはこれで運ぶ必要があるので面倒ではあるね。昨日と変わらないとはいえ、それでも捕まえた者が暴れるよりはマシかな?。


 ちょっと閃いたので足に煉獄の枷を嵌めてみた。すると暴れる事も無く、喚く事もない。効いてないのかと思ったら、「ぐるん」と目が裏返り泡を吹き始めた。どうやら喚かないだけで効いていたようだ。


 これ以上は実験の意味も無さそうなので外してやり、そのまま放置して移動する事にした。昨日も絶叫して逃げていったくらいだから、こちらに攻撃してくるという事も無いだろう。


 見つけた<ロットン草>を抜いてインベントリに入れていると、初めての魔物が現れた。もちろんここでは初めてと言うか、珍しい魔物だとは思う。違うのかな?。



 ―――――――――――――――


 <フォレストチキン・♂> 魔物 Lv11


 森林地帯に住む鶏タイプの魔物。魔物としては強く、風魔法まで使ってくる厄介な魔物。魔力強化もするので侮らず、慎重に戦おう


 ―――――――――――――――



 レベルが低いけど舐めない方がいいね。進化した奴の可能性が高い。レベルだけじゃ判断できないのが厄介だ。とりあえずは棒で一突き。



 「クケッ!? クェェェェェェーーーーッ!!!!」



 しまった! この声って……やっぱりそうだよね。最悪だ、周りから魔物を集めるタイプじゃないか、コイツ!!。


 しかたなく円陣を組み、四方八方から集まってくる魔物を迎撃する。東西南北に、僕、フォグ、ラスティア、キャスティを配置し、ウェーブ系魔法で着実にダメージを与える。ドースは中心で様々な方角に援護してもらっている。


 フォレストチキンの♀も来たけど、やっぱり一撃受けたら鳴いて敵を寄せてくる。非常に面倒な魔物だけど知らなかったのだからどうしようも無い。素直に諦めて数を減らさないと、逃げる事さえ出来ない程なんだ。


 とにかく必死に戦っていると段々と敵の数が減り、最後の一匹になった。それもフォレストチキンであり鳴くが、魔物が現れる事はなかった。流石にあそこまで倒したのだから、辺りの魔物を殲滅してしまったんだろう。


 残った憐れなフォレストチキンの胴体に棒を叩き付け、これで戦闘終了。長かったなぁ……。



 ―――――――――――――――


 種族レベルが上がりました

 メイン職業:ネクロマンサー・下級のレベルが上がりました

 メイン職業:ネクロマンサー・下級のレベルが上がりました


 使い魔:ラスティアのレベルが上がりました

 使い魔:ラスティアのレベルが上がりました


 使い魔:キャスティのレベルが上がりました

 使い魔:キャスティのレベルが上がりました


 召喚モンスター:ファルのレベルが上がりました

 召喚モンスター:ファルのレベルが上がりました


 召喚モンスター:セナのレベルが上がりました

 召喚モンスター:セナのレベルが上がりました


 召喚モンスター:ドースのレベルが上がりました

 召喚モンスター:ドースのレベルが上がりました


 召喚モンスター:フォグのレベルが上がりました

 召喚モンスター:フォグのレベルが上がりました


 召喚モンスター:フィーゴのレベルが上がりました

 召喚モンスター:フィーゴのレベルが上がりました


 召喚モンスター:シグマのレベルが上がりました

 召喚モンスター:シグマのレベルが上がりました


 ―――――――――――――――



 怒濤のレベルアップラッシュだけど、それだけ戦ったのも事実だから当然の結果でもある。流石に疲れたからもう帰るけどね。MPも随分減ったし、細かい傷もそれなりには受けた。直撃はもらってないけど、細かいものも積もれば大きい。


 結構なダメージになってるうえ僕はネクロマンサーであり、そもそも根本的にHPは低いんだよ。MPは高めでHP低めだけど、直撃さえ貰わなきゃ沈んだりはしない。あくまでも沈まないだけでしかないけどね。


 何度か【ヒール】を使って回復したら、帰り道を急ぐ。近くの魔物は倒してしまったとはいえ、だからと言って襲われないという保証は無い。


 とりあえず国境の森林地帯から出られたので一安心だ。皆も安堵の息を吐いたので、気を張っていたのだろう。大変だったし、御苦労様。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ