【備忘録】チート能力について
一概に“チート能力”と言っても、その内容は多種多様である。
これは私の創作にあたって、また、他作者様の創作の一助として、他商業作品のチート能力・チートキャラを参考に、いくつかの系統に分けて考えていくものである。
【複数能力系】
該当キャラクタ:ギルガメッシュ(Fateシリーズ)、リムル・テンペスト(転スラ)、ラインハルト(リゼロ)、他
少し昔(十数年前くらい?)で多く見られた系統。能力もので一人一必殺能力が前提の中で、それらを複数持っているもの。
読者に対しても一発で分かる良いチート例。
類似能力として、【コピー系】【略奪系】も挙げられるか。
【最強一点能力系】
該当キャラクタ:五条悟(呪術廻戦)、一方通行(とあるシリーズ)、DIO(ジョジョ三部)、他
上記の【複数能力系】とは真逆に、こちらは能力は一つしかないものの、その質は一線を画すものである。
該当例で挙げているキャラクタからわかる通り、多くは【無敵系】(もっと厳密に言えば、相手の攻撃が届かないもの)である。
とはいえ、これだけでは幅が広いので、下記でさらに細分化したい。
・[無敵系]
読んで字のごとく、攻撃が一切効かないもの。
・[必中必殺系]
無敵系の逆パターン。攻撃が必ず当たる、もしくは、当たれば必ず死亡するなどのもの。
・[時止め・領域系]
無敵系および必中必殺系の合せ技とも言えるもの。自身のみ動ける空間を作り出し、一方的に攻撃できるもの。
呪術廻戦の領域展開、ボーボボの聖鼻毛領域、Fateシリーズの固有結界、ジョジョ五部のキングクリムゾンなんかもこれに当たるか。
・[現実・事象改変系]
過去、現在、未来、対象の自他を問わず、発生した事象を改変・改竄するもの。
類似能力として、[無効化系]も大別してこれに当たるだろう。
【超高出力系】
該当キャラクタ:サイタマ(ワンパンマン)、エスカノール(七つの大罪)、殺せんせー(暗殺教室)、他
上記二つとは違い、能力は一つ、効果も単純、しかしあまりにも出力が高いため最強であるもの。
これはどちらかというと、能力がチート、というよりも、使う人がチート、というほかない。RPGで言うところのステータスがカンストしてるようなもの。
一先ずは以上だろうか。私も思いついてすぐに書いたものにはなるので抜けがあるとは思う。
だが、大体のチートは上記の三つになるかと思う。この備忘録が誰かのためになれば幸いである。