婚約破棄ですか?了承しました
私の名前はアイシャ、ホルス侯爵家の娘です。
婚約者は第2王子のアルス様です。
この婚約はアルス様の出来があまり良くなく新たに創設した公爵家を任せるには心配過ぎるので同年代で一番優秀な私が公爵夫人として公爵家を運営するしか無いと王が判断した結果の婚約です。
しかし優秀だが側妃の子である第1王子のエドワード様と無能だが正妃の子である第2王子のアルス様の支持がこの婚約でほぼ互角になってしまったのです。
それで王太子はまだ決定しておらず甘い蜜を吸いたい者が正妃の子であるアルス様が王太子にふさわしいと騒いでいます。
その筆頭は正妃の父であるガウス公爵とアーガス侯爵である。
そのためエドワード様には何故か婚約者はおらず、私は王妃教育を受けていた。
そしてアルス様を支持している筆頭であるアーガス侯爵に唆されたアルス様の態度は大きくなっていく。
そしてアーガス侯爵は更に権力を得ようとアルス様に自分の娘を結婚させようとしていた。
私は、私と婚約しているからこそ我が家がアルス様を支持している事を忘れているアーガス侯爵に頭が痛くなり父に相談していた。
その間にアーガス侯爵令嬢のマリエル様に愛を囁かれたアルス様はあっさりマリエル様の恋人になった。
アルス様は私との婚約は無いかの様に私に対して婚約者としての義務を放棄してマリエル様と恋人として振る舞う。
私は嫌な予想が頭に浮かぶので王にお願いして影を私とマリエル様に付けて貰った。
私は父と王の話し合いが済むまで父の言う通りアルス様の事を気にせず学園生活を送っていた。
そして王を招いた卒業パーティーでアルス様はマリエル様と壇上に上がり叫び出す。
なお側近は全員馬鹿な事は辞めて下さいと止めたが聞き入れないアルス王子にあきれ果て父親を通し王に報告し側近を辞めている。
「私は罪人であるアイシャとの婚約を破棄し私は運命の人であるマリエル嬢と結婚する」
「婚約破棄は慎んで受け入れますが罪人とはどういう事ですか」
「私に愛されたマリエル嬢に嫉妬してノートを破くなどの意地悪をし、更にマリエル嬢を階段から突き落とした罪だ」
「私はそんな事はしていません」
「マリエル嬢の告発により貴様の罪は明白だ」
すると観客席の王族用の席にいる王から部下に命令する。
「影の者の報告を読み上げよ」
「父上、どういう事ですか」
「うるさい黙って聞いていろ」
すると宰相の部下が報告する。
「7月2日マリエル嬢が自分のノートを自分で破く。8月11日マリエル嬢が階段の下の方から飛び降りアイシャ嬢に突き落とされたと叫ぶ」
するとマリエル様は顔色を変えるがアルス様は何の事か気が付かない。
そして王は卒業パーティーを終了させると後日上級貴族を集めて会議を開く。
その場で王は宰相に報告させる。
「アーガス侯爵とガウス公爵は金を渡して仲間を集めて無能な第2王子を国王にし背後から王を操り国を籠絡しようとした事は報告書の通りです」
アーガス侯爵とガウス公爵はそんな事は知らないと叫ぶが王は無視し予定通りに命令する。
「アーガス侯爵家とガウス公爵家は王城前広場にて絞首刑とし家は断絶、王妃は北の離宮に幽閉した上側妃を王妃とし、第2王子は北の塔に幽閉とする」
アーガス侯爵とガウス公爵を捕まえ地下牢に入れアーガス侯爵達から金を受け取った者の処分を決め会議は終了した。
私は王の命令で王妃教育を受けていたが王の隠していた計画通り王命で第1王子のエドワード様の婚約者になった。
王は以前から国を籠絡しようと思っている者の処分を狙って居たらしくエドワード様と計画していた通りに守銭奴で権力を更に得ようとした者の処分が出来たとご機嫌だった。




