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護りたいもの

作者:しまおか
法務省刑事局総務課に勤める女性キャリア官僚の佐倉が、課長に会議室に積まれた段ボールを急いで地下倉庫に運ぶよう命じられる。後輩の木下がそれを手伝っていた。死刑囚の死刑執行に必要な裁判書類一式が届き、起案書作りをする場所を開ける為だ。手違いにより急遽片付けに追われていた二人の元に、起案書作成の役目を担った峰島検事が現れる。もうすぐ運び終わりそうになった時、佐倉の同期で同じく総務課の大飯と後輩の間中が書類一式を運んで来た。間中が箱を運ぶ人員に加わり書類の確認を峰島と大飯がし始める。その間に片付け終わった佐倉が会議室に戻ると、書類の一部が紛失したと騒いでいた。かつて書類が紛失した為起案書が作成できず死刑執行が保留された大きな冤罪事件があり、それ以来の不祥事になると恐れ刑事局局長と総務課長に報告を上げる。そこで内密の調査を佐倉と木下が命じられた。二人は全員から事情を聞き、書類を運んでいた大飯達が途中でにお前達の持っている荷物は加地田を死刑にするためのものかと声をかけられたことが判明。しかも死刑囚の父親に似ているという。また峰島が他の書類からGPS機能付シールを発見。他にも奇妙な事実が判明するが、幸い紛失した書類は地検で再作成可能の為、起案書作りに支障が無かった、峰島は残りの資料に目を通し本来の仕事に取り組む。そこで局長達はこの件を穏便に済ませようとした。しかし隠蔽は問題だと佐倉が主張し調査は続く。当初彼女ほど熱い思いのなかった木下だが真剣に取り組み始める。地裁から紛失分の再作成が終わったとの連絡が入り二人は回収に向かう。だが上の命令で木下は書類を受け取りすぐ帰京。佐倉だけが残り地裁の検事と書類の受け渡しをした波間口に事情を聞く。色々な状況を把握していく中で、鍵となる加治田と会えないまま帰京した佐倉は、大飯が電車に跳ねられ死亡し横浜で加治田の水死体が見つかったと聞かされる。その為警視庁と神奈川県警が動いて佐倉達は事情聴取を受けた。そこで調査は中止となるが気になった木下が課長の協力を得て書類を探し、警察に協力を依頼し様々な事が判明。関係者を集め木下が謎解きを始める。
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