表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/225

第41話「頼まれた伝言はきちんと」

 カフェ『グランデ』はかなり混雑していて大忙し。

 俺はミイニャとゆっくりと話している時間もなく……


 閉店1時間前の夕方4時。ようやく店内からお客さんが居なくなった。


「お疲れ様でした……優斗君のせいで、女性客まで来るようになってしまいました……」


 残った洗い物を片付けながら、ミイニャはため息を交えそんなことを言う。


「お疲れミイニャ……って、なぜ俺のせい?」


「優斗君に近づけば、幸せになれるっていう噂が流れているみたいです」


 ああ……外れスキル覚醒したから、不幸スキルから幸運スキルに変わって、多少影響あるかもしんないな。それはまんざら嘘とは言えないのかも。


「だから俺にタッチしたりしてきたのか……」


「楽しそうでしたね。スキンシップ……いったい何人の人を落とすつもりですか?」


 ギロリ&キッと刺すような視線が。相変わらずこえぇな……だが、睨まれるこの感じは嫌いではない。


「……最終的には1人がいいです」


「私は幸せになりました、本当に。なので、その噂は真実だと思います」


「マアニャと話をしたぜ」


 ミイニャがラブを見せないうちに、話題を変えるにはこのタイミングしかないと思った。


「どうでした?」


「嫌いな人と婚姻はしないと言ってた。てことは、あいつそのザビア家の奴好きなのかな……」


「ありえません。お姉ちゃんの好みはわかります。他には?」


「えっと……ミイニャは俺をちゃんと召使いにしたのか聞かれたな。ちゃんともなにもだからこそこうやって手伝ってるのに……」


「じゃあ明日は来なくていい。命令だと言われませんでしたか?」


 洗い物をする手を止め、美人は視線をまたこっちに。


「よくわかるな、言われたよ。そんな命令は聞けないけどな。初めて破ると思う。あっ、それから……これを見せろって」


 マアニャが手の甲に書いた文字をミイニャの視線に移るように動かした。


「そしくなかつ……」


 ちょっと消えかかってきてしまっているが読めないほどはない。


「これは私にですか? それとも優斗君に?」


「2人にだそうですよ」


「お姉ちゃん……」

 ミイニャは安心したように、少し息を吐いた。


 やっぱ可愛いよな。よくこんなに仲良くなれたよ。


「どういう意味?」


「明日の朝までにわからなかったら教えてあげます。その剣、買ったんですか?」


 カウンターの下に置いてあるそれをミイニャは見る。


「いや、店主さんがいい人で。譲ってもらったというか……丸腰だとちょっと不安だから」


「そう思います。今日は早く寝ましょう。明日に備えて。カッコいい優斗君のいつもよりさらにカッコいいところをみるのは、不謹慎かもしれませんが楽しみです。夜の大切な時間をイチャラブ出来ないのは非常に残念ですが、遅刻したらダメですからね」


「了解です」


 マアニャの伝言の意味はよくわからないけど、ミイニャがこんなに冷静ならなんとかなるんだろうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング
『異世界には外れ~』のスピンオフを不定期連載中です
異世界カフェ「グランデ」は新メニューが加わり、リニューアルしました。ぜひご来店くださいませ~
ブクマ・評価等いただければ執筆の励みになります
新作です
桜狐の姫は今日も懐かない~追放された底辺調伏師はヒーローの夢を見る~
ブクマ・評価等いただければ執筆の励みになります
ツギクルバナー
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ