第18話「ギルドへの登録」
内装的にも落ち着けるカフェでモーニングのセットを注文する。
俺とマアニャはBLTサンド、ミイニャとクレアはハムチーズサンド、アルカとベリはホットドックにしてアイスティとサラダを付けてもらう。
店内の客の入りは6割ほど、お客さんはモーニングのセットと俺とミイニャがブラックで飲めない珈琲を注文している人が多かった。
「結構混んでますね」
ミイニャは興味津々にお客さんを眺める。
「モーニング、なんか落ち着くからな。朝って大事だろ。安価だしな」
「そういえば優斗とクレアは朝食カフェのモーニング風に作ること多かったわよね」
「あれは優君がいろんなサンドを考案してもいたので」
この世界、ご飯を食べる習慣あんまりないみたいだからな。俺も朝はパン派だし。
「優斗君は強くて、優しくて、かっこいいカフェの店員さんですから」
「ミイニャは可愛くて優しくて、スイーツを作るのが得意なカフェの看板娘だよな」
「ふふふ、どうやらお姉ちゃんにすべての魂を抜かれてはいないようですね」
9割ぐらい抜かれてますけどね。
俺の左にミイニャ、右にクレア。向かいにはマアニャがいて、マアニャの左にアルカが座っている。
ミイニャが噛り付いたハムチーズサンドも美味しそうだ。
「半分交換しましょうか?」
俺の視線に気づいただけで心の中を読まれてしまった。
「おう」
そっちも食べてみたい。
なぜかマアニャとクレアの視線が痛い感じがするけど気のせいだよな。
「ギルドにさ、登録しようと思うんだけどいいかな?」
「情報とか入りやすいし、あたしは賛成だけど。ただし、貰うのは情報だけがいいわ。依頼は受けるけどギルドメンバーは厳選してほしい。出来ればこのメンバー以外は入れないとか」
「お姉ちゃんはわがままですね」
「優斗はあたしを選ぶのに、女の子が入りたいとか言ってきたらどうするのよ」
「優斗君は私を選びますが、たしかにそういう面倒ごとは嫌ですね」
「おほん、優君はクレアを選んでくれると思いますが、クレアもこのメンバーがいいです。もちろん他のギルドとも協力関係は築きますけど」
「元からギルド自体を作るつもりだよ。よほどのことがない限り、メンバー追加はしない」
☆ ★ ☆
ギルド登録所はこの町にもあり、そこへ出向いて俺たち5人のパーティーメンバーをギルド登録しようと登録用紙を受付で貰う。
ギルド名、登録メンバー、目的と要請してほしい内容。
目的はすぐに書いたのだが、登録メンバーとギルド名が、
まず登録メンバーだけど、
コシガヤユウトとこの世界でよく使われているカタカナで記載。ここまではいい。
それを見て、アルカが兄妹だからとコシガヤアルカと書いたので、3人娘は、コシガヤマアニャ、コシガヤミイニャ、コシガヤクレアと順番に書きかきし、争いが、
「あたしは優斗の奥さんだから、コシガヤマアニャでしょ。名性の順じゃなく、性名の順で書いたわ」
「私は優君の恐妻なので、当然苗字はコシガヤですね」
「クレアが優君の良妻なのでコシガヤクレアです」
三人とも王族の苗字簡単に変えるし! 嬉しいけどな。まあギルド登録の名前なんてわかればいいか。
「じゃあギルド名は?」
「優斗君と最強僧侶他が頑張ってます!」
「阿吽の呼吸の子弟が悪を退治。可愛い双子さんもいます!」
「最強ファミリーの悪者退治!」
ミイニャ、クレア、マアニャはそれぞれギルド名を考えていたようで、我先にと口にする。
「いや、ギルド名じゃなくて本のタイトルみたいじゃないか」
しかも自分アピールが凄いし。
「では優斗君が考えてください」
「優君が決めたものなら従うよ」
「そうね。優斗に任せるわ」
今度は丸投げ……
「そうだな。じゃあ【闇ゼロ】でいい?」
【ギルド名】闇ゼロ。
【登録メンバー】コシガヤユウト・コシガヤマアニャ・コシガヤミイニャ・コシガヤクレア・コシガヤアルカ
【目的】悪者退治、情報収集
【要請してほしい内容】闇の教団と闇の騎士絡みすべてと人助け(綺麗なお姉さんは必ず助けます)
【その他】魔法使いの使い魔べリグド。
お姉さんの部分を半分冗談で書いたのに、3人にポカポカ殴られた。
直せと言ったのに、誰一人苗字を修正しないし!




