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君と2回目の人生を送る  作者: 煎茶
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君と2回目

読んでくれると嬉しいです

髪を整え、鏡を見る。


「これで少しはマシに見えるかな?」


そう俺「在原 有志」は顔に自身がない、理由?確かに皆に


「何が普通だよ!どこかのラノベの主人公かよ!」


確かに自分でも顔自体はそこそこイケてると思うけど自分の顔が好きなのは本当のイケメンとナルシストだけだろ!という気持ちを抑えながら。


「俺はこの顔が嫌いなんだよ年下に見られるし、いいこと何にもないし」


「へーまあ確かにちょっと幼い顔してるしな」


「だろ?」


まあとにかくだ俺はこの幼い顔が嫌いだ、そして俺がこんなに身だしなみを気にして整えている理由はだ、俺は今日告白をするからだーーーー


ーー歩道橋


「こんな場所に呼び出してどうしたの?」


きょとんと傾げた顔も可愛いなぁと見とれながら気持ちを戻す、そう告白する相手とは彼女「水野 乃亜」彼女とは小学校からの付き合いであるそして俺は一目惚れして以来ずっと好きなのである、そして俺は何の確証もないスマホの占いを1年間恋愛運最大な時を待ち続けて今日朝今年1番恋愛運が強い日で告白すると決めた。


「俺と付き合ってくれ、ずっと好きだったんだ」


「遅いよ・・・・」


乃亜が涙目になりながら天使のような笑顔でこっちを見る。


「喜んで・・・・」


うおおおおおと俺は心の中で叫んだ15歳の俺はまるで少年のように軽快に喜んだ。


「ずっとずっと私の隣に居てよね」


「もちろん!」


そしてルンルンで俺は帰っていると・・


「有志どうだったー?告白」


「ふふふ成功したぜ!宗」


「おめでとう!!」


彼は「小宮 宗次郎」俺の小学校の頃からの親友だ身長は俺と同じくらいで世にいうイケメンっていう顔の持ち主だそんな親友を持っている俺も誇らしい、勿論今日のために宗も悩みを言っては相談に乗ってくれた本当に感謝している。


「本当ありがとうな」


「なんだよ水臭いな俺たちの仲だろ、これぐらいの事しないとな」


「まあ本当に嬉しいからお礼を言わせてよ、本当ありがとう」


「おう!改めておめでとう」








ーー4日後


俺の携帯が机の上で振動して鳴っているおそらく電話だろうと思いでる。


乃亜だ!


「乃亜どうしたの?」


「ううん、何もないよただ電話をかけただけ」


「そう?なんかあったら言えよ俺がすぐに駆けつけるからな!」


「相変わらず頼もしいね」


「ずっと待ってる」


乃亜は電話越しに笑いながら答える、しかしいつもと笑い声が違う何が違和感があるような、ないようか・・


「でてくれてありがとうじゃあ切るね」


電話が切れた。そして俺はこの瞬間を何年も悔やむようになる事は勿論誰も知らない・・


夕食を食べた俺はソファーに座りテレビを見る。


「この番組面白いなー本当好きやわ」


「そう?」


姉が素っ気ない返事をしてくる。


「なにそのこの世界の事は何でも知ってる見たいな発言」


「何よそれ」


姉は微笑しながら言う、その時テレビの映像が変わった、アナウンサーが深々と律儀にお辞儀をしてから。


「速報です今日○○県○○市で人身事故が起きました」


「てかあそこの駅じゃん姉ちゃん」


「・・」


何故か姉は悔しがっていた、理由はよく分からない俺はよく分からないまま、またテレビを見る。


「その遺体は制服を着ていて女子校生だと思われますまた制服から○○学校の生徒だと分かっています」


その時俺は全身が鳥肌が立った。


「うちの学校の生徒じゃん!!」


そしてその後そのニュースを体を前のめりにしながら聞く、すると。


「ただ今情報が入りました、遺体は「水野 乃亜」さん15歳との情報が入りました、同じ駅のホームにいた目撃者が言うには恐らく自殺ーーーー」


その時俺は靴も履かずに泣きながら駅に走って向かった。


すると見覚えのある女性が顔を抑えながら立っていた、乃亜のお母さんである、泣き叫んでいるそれを警察官が唇を噛み締めながら見ている。


「ウソだろ・・冗談だろ」


俺は頭を真っ白にしながら無我夢中に町中走り回った、認めたくない・・・。


ーー翌日


話によるとイジメによる自殺だったらしい、この情報を受けてから乃亜の事しか考えられなくなっていた。


「クソッ!!!!なんで気づけなかった、あの日の電話はそういう事だったのになんで気づけなかった!!」


俺は髪をくしゃくしゃにしながら叫ぶ。


「乃亜、乃亜 乃亜!」


そして俺はある一つの考えに至った


ーー死のうーー


この一つだった、乃亜のいない世界なんて考えられない、考えたくもない、それなら!


俺は自宅マンションの最上階にぽつんと立つ。


「高いな」


不思議と怖いという感情はない。


「乃亜に会えるんだったら何だっていい、異世界転生でも天国でも何でも行ってやる」


頼むなんでもいいから、何か起きてくれ、その時俺は足を踏み出した


ーー何か起きてくれ


ーーん?


意識が糸のようにぷつんと切れた







「ーーい」


「おーーい」


「ふぎゃんわぁ」


俺は何て言ったのか分からないような声を立てて起き上がる、目の前に青髪の20代?ぐらいの白スーツの男が立っている。


「何ここ異世界転生?」


「いえいえとんでもない、ここは紛れもない天国ですよ」


「それも異世界じゃない?」


「ふむ、そうですか?ならばそういう事にしておきましょう、まずこの世界の説明をしますね」


「うん」


「まず貴方は死にました、しかしまた貴方の誕生日になると同じ人生に送られます」


「つまりまた同じ人生を送るってこと?嫌だよまた乃亜が同じように死んで、俺がまた死ぬって事?」


「いいえそこまで鬼畜ではありません、貴方の頭の上に数字が書いてあるでしょ?」


「うわぁ本当や、+450ポイント?これって何?」


「コホン、それは貴方が人生の間にした良いこと悪いことのポイントです、ちなみに仕組みは簡単良い事をするとポイントは上がる悪い事すると下がる、小学生でも分かる」


「この450ポイントは何に使えるの?」


「よくぞ聞いてくれました、これは次の人生の時貴方の人生が変わる事をしてくれるアイテムなどがありまして」


「例えばまた次の人生が始めると勿論記憶は消された状態で産まれますからまた同じ人生を繰り返すでしょう?」


「うん」


「前世の記憶を持ったまま産まれるとしたら?」


「!!乃亜の自殺が防げる」


「その通りまあこのアイテムは1回死んだ人は絶対取るんですけどね」


「それってつまり」


「2周目の人間によって運命が変わることがあるんだ」


「例えば世界に成功者っているじゃん?社長とか政治家とかあれは一周目の記憶から先読みして盗んだから成功するパターンが多いよ」


「ええ」


「たがら1周目と全く同じな事は絶対起きないよ大体は一緒だけどね?」


「430ポイントだけどどうする?」


「勿論使う」


「毎度あり」


「shopの店員かよ、それよりまだこの世界に乃亜は居るのか?」


「いえ、もうここにはいませんがまた貴方がまた2周目に入った時には居ますから安心していて下さい」


「ほっ」


今見えている景色は黄色のグラデーションになっているそして人が溢れかえっている、そしてどうやら一定の年齢に統一されられているらしい、多分俺も鏡を見た感じ2、3歳を取っている、そして俺はまた自分の幼稚な顔を思い出してイライラしてきた。


ーーそして誕生日へ


「いよいよですね」


「次はちゃんと寿命でここに来るから」


「ええ是非またお会いしましょう」


「あと因みに2つ注意点を言っておきますね、まず1つこの2周目とこの世界の事は知られてはいけません、勿論1周目の人間が居ますしね、あと2つ目お互い2周目以降の者同士の場合はセーフですので覚えておいてください」


「あと因みにバレると即死にますから」


「!?怖ぇ」


「もうそろそろ時間ですね」


「じゃあ行ってくる」


「ええ、また」


俺は絶対に乃亜を救い出してみせる、絶対にもう二度とあんな顔見たくない。


「待ってろよ乃亜!!」


そしてまた意識が飛んだーーーー
















読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m

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