ユダヤ金融資本の暗躍
ネットで落ちていた情報の又聞きですが、かつてヘンリー・キッシンジャーは以下のように述べたそうです。
・食料供給を支配するものは人々を制す
・エネルギーを支配するものは全大陸を制す
・貨幣を制するものは世界を制す
さて、ここに出てきた食料、エネルギー、貨幣を独占して商売する行為は、空気や日光ほどではないかもしれませんが、かなり近い行為と言えます。
この他、上下水道、衣料、土木建築、医療、マスメディアからの情報を加えれば、私たちの生活必需物資のほぼすべてが包含できるでしょう。
また生活必需物資とはやや異なりますが、軍事力、警察力、行政に対する支配力を加えれば、人民を支配できます。
ネットジャーナリスト、リチャード・コシミズ氏によれば、ユダヤ金融資本が世界を支配しています。彼らは上記のようなキーとなる項目の独占的支配に成功しています。
つまり、ユダヤ金融資本こそ『空気と日光の所有権を主張する人々』なのです。
さて、ここでは彼らにとって最大のアイテムである貨幣について述べていきます。
「私に一国の通貨の発行権と管理権を与えよ。そうすれば、誰が法律を作ろうと、そんなことはどうでも良い」
これはマイヤー・アムシェル・ロスチャイルドの言葉です。
通貨発行権をと管理権を手に入れさえすれば、人民を支配できます。お札を印刷すれば、いくらでも金が手に入るからです。
第二次大戦後、国際金融は金本位制から管理通貨制に移行し、通貨発行権があれば理論的には無限にお札を刷ることができます。
お札を刷りすぎたらインフレになるのでは、と思う人もいるでしょう。ここからは私の持論ですが、実は気づきにくい形でインフレは起きていると思います。
ただ科学技術の発達や大量生産技術の発達である種の商品の価格は下落するので、インフレに気づきにくいだけだと思います。
インフレが起きている証拠に私たちの生活は昔より貧しくなっています。
70年代、米国では平均的な家庭では夫は週休二日制の会社に通勤、妻は専業主婦でした。その頃、オートメーションの発達で、将来、妻は専業主婦のまま、週休五日制、つまり夫だけが週二日働けば生活できるとアナリストが分析していました。
ところが実際、現在では平均的な世帯で、夫と妻が共働きでなければ生活できない社会になりました。
日本では70年代初めは週休一日制の企業が多かったかもしれませんが、それを除けば事情は米国とほぼ同じでしょう。
共働きになったことを男女平等になったとマスコミや行政は問題をすり替えますが、騙されてはいけません。
男女平等自体には、私は賛成ですが、世帯当たりののべ労働時間が、「10人日/週」と昔の二倍に増えている事実に気づくべきです。
つまり、男女平等かつ世帯のべ労働時間が同じなら、夫と妻が週二日半ずつ働いて生活できるはずです。あるいは、二人とも週休二日制で働いて30代半ばから40歳くらいにリタイアして、後は貯金で悠々自適の生活ができるはずです。
そもそも大量生産時代に入る以前、中世、古代には、庶民の労働時間は一日四時間でした。
庶民が一日八時間以上も労働を強いられているのは、現代社会だけなのです。
私たちは何者かに搾取されている事実に気づくべきなのです。
19世紀、欧米はアジア、アフリカ、南米を植民地にし、白人種は有色人種から富を搾取しました。
イギリスの植民地時代のインドでは、イギリス人とインド人の平均的な資産(所得?資料を正確には忘れました)の比率は5対1程度でした。
ところがインドが独立し、20世紀になると、その差は20対1に広がりました(ただし90年代のデータ?)。
つまり19世紀、欧米はアジアから富を搾取していたが、20世紀は搾取していないというのが一般的な常識ですが、経済的には19世紀より20世紀の方が搾取しているのです。
経済学者はこの現象を、アジアやアフリカの発展途上国はモノカルチャー経済だから貧しいままだと分析します。
しかし私に言わせれば、現在の金融資本主義が、富をユダヤ金融資本に吸い上げるシステムになっているからだと分析しています。
もう少し具体的に説明すると、
①できるだけ物資とサービスを貨幣化する
②できるだけ大企業を株式市場に上場させる
③未上場の中小零細企業を冷遇し、できるだけ大企業に市場シェアを独占させる
④上場企業の資産、つまり世の中の資産は株式を保有する大手金融業に集中する
これが金融資本主義のシステムです。ですから一国単位で見ると、メガバンクや大手証券会社などに富が集中し、世界規模で観察すると、ニューヨーク・ウォール街のユダヤ金融資本に富が集中するのです。
富む者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなるのです。