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ぷろろーぐ
人はいつだって空に憧れながら生きている。
俺が生きているなかで思ったこと、
東京タワーやスカイツリーなどがそうだ
いつ落ちるかも分からない見通しの悪いこの世界ではたくさんの希望や欲望を持った者が大きな翼を得てとびつづけることができる。
だが、そんな大きな翼を持った者ほどこそ、その翼が折れた時……
再び空を自由に羽ばたくことは難しい。
そう、俺は飛べなくなった鳥、カゴの中でうずくまっている鳥、
本当は翼は完治しているのに、カゴの扉は開いているのに、飛び立つ意欲を削がれてしまったカゴの中の鳥。
あんたはそんなどうしようもない俺を罵倒して叱ってくれたんだ…
そこから俺にまた空が戻ってきた。
その頃から罵られてだから変かもしれねーけど、俺にとってキミはもっとも大切な人になりました。
とても楽しい事ばかりじゃなかったたけど、今思うととても幸せだったと思う。
そして俺は今、夢へ向かって進むためにアメリカへのキップを持って空港にいる。