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嘘つき君ちゃんと、、、。

作者: 七瀬
掲載日:2026/10/27





”嘘つき君ちゃんと、、、。“




俺の今付き合っている彼女は、”大嘘ツキだ!“

俺の事を毎日のように、面と向かって好きや愛していると言う。

でもそれは、”彼女の本音ではない事を俺はよく知っている。“

そもそも女性でも好きでもない男と平気で付き合う事が出来るのだろうか?

男は女の体目当てで付き合う事もある!

全然タイプの女じゃなくてもお酒が入ってりゃ口説く事もあるし、

実際に話してみて見た目じゃなく性格で付き合う女の子もいる。




ただ今の彼女は何故そうなったのか俺にもよく分かっていないのだ!

いつの間にか彼女は俺の隣が”特等席”になり離れなくなった。

気が付けば既に付き合っていた感じだった。

でも実際に彼女と付き合ってみると俺は彼女のいいなと想うトコロが

見えてきて、今では俺の方が彼女の事が好きだ!

だけど? どうも彼女はそうじゃないみたいで......。

もう俺は彼女の嘘が慣れっこになっているのか?

直ぐに受け流してしまうクセができてしまった。



『”今日もまーくんカッコいい! 大好きだよ。“』

『・・・ううん、』

『ア・イ・シ・テ・ル・!』

『俺も!』

『じゃあ、どれだけまーくんは私の事を愛してくれてるの?』

『”世界一だよ。“』

『”私は宇宙一、まーくんを愛してる!“』

『・・・・・・』

『”嘘だと思ってるでしょ?“』

『・・・い、いや、思ってないって。』

『””私は誰よりもまーくんを愛してる、大好きなんだよ!“』

『・・・き、君ちゃん?』

『うん、なーに?』

『・・・い、いや、何でもないよ。』

『ちゃんと言ってよ、まーくんらしくないじゃない!』

『いや、今日の晩ご飯は何かなと思って、、、。』

『”今日は、まーくんの大好きなハンバーグ!“』

『嬉しいな、楽しみだよ。』

『”まーくんの為に、美味しいハンバーグを作るね!“』

『うん。』






・・・彼女は俺が仕事に行っている間、何をしてるのだろう?

俺は以前、それを確かめるためにいつものように仕事に行くフリをして

彼女の後を着けた事があった。

その時は、”彼女は俺の知らないカフェで俺の知らない若い男と会って

楽しそうに会話を30分ほどしてからお店を出てそのまま○○ホテルに

入って行くのを俺は見てしまった!“

最初は、”彼女と会っていた若い男は彼女の弟なんだと思っていた。“

でも俺が彼女の弟だと思っていた男と腕を組んで○○ホテルに入って行く

ものかと思うとそんな事はあり得ないと直ぐに気づく。

あれだけ”俺の事が好きだと毎日のように言う彼女を俺はこの時から、

信用できなくなってしまった。“



ただあの時の事を、未だに彼女に問いただせない俺もよくないと思っている。

俺はあの時、”彼女と若い男が○○ホテルに入って行くのを見るまでは、

彼女との結婚も真剣に考えていたし、今になってはその考えも一瞬で

消え去ってしまう。“

こんな気持ちでも俺は未だ彼女と別れる事が出来ない!

”彼女は大嘘ツキだ!“

俺の事なんか愛していないくせに......。

それでも俺と居る時の彼女はいつもニコニコして俺に笑顔で微笑んでくる。

そんな彼女を見て俺の心の中では”彼女は大嘘ツキだ“と思うようになった。

そう思う事で、彼女の気持ちを断ち切ろうと俺は思っていたのかもしれない!

でも? それも出来ずに今に至る。




『”今日もまーくん、カッコいいよ。“』

『なあ、君? 本当は俺の事、どう想ってんの?』

『えぇ!?』

『俺の事なんか本当は好きじゃないんだろう。』

『なんでそんな風に想うの?』

『”見たんだよ、俺の知らない男と君がふたりで○○ホテルに入って行くところ。“』

『・・・・・・』

『”ちゃんと俺に分かるように、説明してくれないか!“』

『・・・実はね? 私、○○ホテルで働いてるんだ。』

『えぇ!?』

『まーくんにずっと黙っててごめんね。』

『・・・い、いつから?』

『”まーくんと付き合う前からだよ。“』

『なんでずっと俺に黙ってたんだよ!』

『”働いてる場所が○○ホテルって言ったら? 直ぐにまーくんの事だから、

辞めろって言うと思って言えなかったの!“』

『”じゃあ、あの若い男は?“』

『”○○ホテルの若社長! 前の社長が病気でね、だからまだ20代前半

なんだけどウチのお店の社長なのよ。“』

『・・・でもさ、なんでふたりで一緒に○○ホテルに?』

『”あの時は、社長が私に直接話があるって言うから、それだけだよ、

何にもなかったんだから!“』

『”・・・な、なんの話?“』

『”私だけ給料が少し上がったのよ、でも他の人達には内緒だって!“』

『・・・な、なんで? 君だけ、』

『”私、こう見えても古株だからさ。“』

『・・・そ、そうなの!?』

『ううん、だから周りの人達が私だけ時給が上がったら嫉妬するでしょ!

だからああなったの、分かってくれた?』

『・・・ううん、』

『”もっと早く聞いてくれればよかったのに、なんで黙ってたの?“』

『・・・い、いや? 別に、」

『”まーくんに私は嘘はつかないよ、信じてくれてるよね!“』

『・・・ううん、』






・・・”彼女は大嘘ツキだ!“

彼女はここでもまた俺に嘘をついたと俺は思っている。

だけど、もうそんな事はどうでもいいと思えた!

”俺が改めて彼女の事が好きかどうかが一番大事なんだと分かったからだ。“

彼女が男性(だれ)と何をしていようが、もう俺にはどうでもいい!

こうなったら? 俺はこのまま彼女の嘘に付き合うよ。

”先に惚れたもんが負けなんだ!“

俺はもう彼女から抜け出せなくなったみたいだな。




最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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