序文
この文章の方針とか
「そう言えばレビューって書いたこと無いな」
と、ヘビーユーザーと言ってよいのではないかというくらいに小説家になろうに掲載されている作品を読んでいるにも関わらず、ふと思いました
感想はまだ書きやすいのかもしれませんが、レビューというと作品全体を通しての感想というか
誰もが記憶にあるめんどくさい夏休みの宿題である「読書感想文」に通じるところがあるのかもしれません
感想であれば素直に
「面白かったです!」
「なんかイマイチでした」
といった程度である「ただのつぶやき」の勢いだとしても、レビューとなると読書感想文的なハードルの高さがあるのかもしれません
事実、総合ランキング1位の作品を「どれどれ~」とチェックした際にレビューが「ゼロ」というのはよくある話で
実際のところ、インターネット時代といいますか誰もが帯文の様にレビューを書けるという事で大手通販サイトでもアプリストアでもレビューコーナーはあるのですが、極々個人的な感想だろといった駄文どころか、その文章を世に公開することに対して躊躇うところはないのだろうかと思うのですよね
そういうところが全く無いからこそSNSでバイト炎上とかが起きるのだとは思うのですが、それ故にレビューを書くという事にハードルを感じるのではないでしょうか
これは断言して良いと思いますが、レビューに求められている事は
「絶賛」
しか無いのです
レビューに近いのは読書感想文とは思うのですが、感想だけとかは世の中の誰からも求められていないんですよね
それでもアップしてしまうところが業といいますかなんというか
そもそも一読者からの批判的な意見というものは、インターネット時代において勘違いした、自らを穀潰しと表現してしまうつぶやきに過ぎないというかんなんというか
批判的な文章が成り立つのは〇〇賞の審査員寸評とかなのですが、それはもちろんその時点での先達からのアドバイスという確固たる立場に基づくものであって、その後に自分を超えるベストセラー作家になったとしても「あの時点ではね~」での笑い話になるからなのと、審査員という立場があってからなわけです
批判的な文章を否定する訳ではないのですが、名の売れた物書きでない限りは、世に文章を残すからにはプラス評価のものでなければ他人が読んだ際に価値がないと思う次第でございます
さて、多かれ少なかれ小説家になろうの作品を読む人は読書好きだと思われます
度合いはそれぞれとしても読むからには面白いと思う作品に出会いたいわけですが、書店や図書館で本棚眺めたりだけでは追いつきませんので、他人のレビューや感想も参考にするかと思います
とはいえ、読書好き100人に聞いて100人が絶賛という作品などあるわけもなく
仲の良い友人、お互いに音楽好きで数百枚のCDがそれぞれの部屋にあっても、被っているのは1枚だけだったみたいな事はあるわけで
読書好きとはいえ、ベストセラー作家を「あまり好きじゃないので読まないなぁ」という人はいるわけで
そこで参考になるのは
「好きな作品の傾向が似た人のオススメ」
に尽きるのではないかと
100%趣味が一致する事は無いにしても、好きな作品・オススメの作品を聞いていけば
「あーなんとなく似てるかも」
という人のオススメは参考になるに違いありません
ベストセラー、小説家になろうで言えばランキング上位といったものが参考になるのは
「多くの人が良いと言っているのだから、私も多数派なら気に入るかも」
という理由になわけで
「この作品をブックマークに登録している人はこんな作品も読んでいます」は運営のシステムによるレコメンドですが、これも多数派の分析結果ですから同様ですね
マイナス評価しかないレビューとかは読むだけ無駄ではありますが、嫌よ嫌よも好きのうちということで人気はあるという事かもしれません
一定の質が担保されるということで
「書籍化作品から探す」
というのもありますが、こちらは流行にかなり影響されますしランキングと同じ感じかと
そんなわけで、ランキングを見たりスコップしてるまとめをみたりとか以外で作品を探すオススメなのは
「気に入った作者のブックマークを見る」
です
作品が好みに合う作者の好みであれば近いだろうといった話ですね
もちろん私の傾向を見るならレビュー書いていくのを読むよりもブックマーク見るのが早いのというわけで、私の分類を説明しますと
読んでる…未完の為更新チェック中
まだ…気になってので積ん読中
あとで…「まだ」が溢れるといった理由などで保留中
読んだ…読了、更新未チェック
☆…良いお話でした
☆☆…作者を追いたくなるくらいに好み
☆☆☆…読み返したくなるくらいに好み
といった感じです
☆ついたものをざっと見て頂ければ好みはわかるかもしれません
今まで言ってたくせに自分でもランク付けしてるじゃねぇかとか思ったのであれば
「絶賛するにしてもランク付けはしたい」
という所を考慮していただければと思います
まさにミシュランを思い出してい頂ければと思うのですが
「掲載されている時点でちょーオススメ」
という視点を持ってもらえればと
その中でも「そのために旅行する価値のある卓越した料理」という視点だからこその三つ星なわけです
逆に言えば
「気に入らねぇなら、うちのランク付けはお前さんに合わねぇよ」
というだけな話で
そんなところで少し気になった作品の紹介文やレビューを見て探していくという方法、その一助になればという事で序文とさせて頂きます