第五話 問題外児の弟
更新遅れてゴメンナサイ!ほんとは1日あたりに更新したはずなのに勝手に消えてたからかなり焦りました!投稿した本文も消えてしまったからまた一から書き直しでした。絶望感を抱きながら書いたのでどうぞお楽しみ下さい。
彼女が台所で夕飯の準備をしていると玄関から誰か入って来る音がしました。
「姉ちゃん、ただいま~」
彼女の弟君のようです。彼の名前は柳真。身長は彼女の弟とは思えない175センチメートル。顔は中の上くらいですかね?スポーツをしている人独特の爽やかさがあって困って居る人を見捨てられないという優しい好青年だそうです(彼女談)
「おかえりー、明日試合なんだろ?スタミナ付くように今日カツ丼だぞ!」
「マジで!ごめんさっき友達と軽く食べて来た」
「軽く?なら食べられるだろ!もし姉ちゃんがかわいい弟の為に作った料理を食わないなんて抜かしたらタダじゃすまないぞ?」
「オレ、ネエチャン、テリョウリ、ダイスキ!タクサン、タベル!」
この姉弟スゴい力関係で成り立ってますね。弟君ビビって片言になってますよ。
「分かればいいんだよ。さっさと着替えて、手洗って来い。1分で」
「ヒャイ!」
弟君がダッシュで自分の部屋に行った後彼女のケータイが鳴った。
「ん?誰だ?」
彼女はケータイを開いて送り主を見ると息を呑んだ。
「・・・・・嘘だろ?」
暫く呆然としていると部屋から戻ってきた弟君がやって来ました。
「時間間に合ったよね!?罰ゲーム無いよね!?」
一体弟君は日頃どんな罰を受けてるのでしょう?
弟君に聞かれた彼女はハッとして答えました。
「た、たぶんギリギリセーフだ!良かったな命拾いして」
「たぶん?いつもは何処からともなくストップウォッチを取り出してちゃんと時間を図る姉ちゃんがたぶん?何かあったの?」
彼女かなり粘着質みたいですね。そして弟君もかなり勘が鋭いみたいです。
「な、なんでもねーよ。ほら飯食うぞ」
強引に話を切り、イスに座って黙々と食べ始めた彼女。この話をする気は無いようです。弟君もその事が分かったようで、彼もイスに座り夕飯を食べ始めました。
どちらも一言も喋らず気まずい雰囲気です。でも暫くすると
「美味しいか?」
彼女が少し複雑そうな表情で聞いてきました。
「ああ、美味しいよ」
「そっか・・・・・・・良かった」
弟君の嬉しい返事を聞くと照れながらやって笑った彼女。やっと元の雰囲気に戻って今日あった事や他愛もない事などを話しましたが、彼女の頭からさっきのメールのことが離れることは有りませんでした。
伏線一つ目配置完了!総員撤退!感想お待ちしております!