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第四話 問題外児の放課後

分量が短いので早く次話を投稿出来ました。もう一つの作品も近々次話投稿出来そうです。半年近く息詰まってました。申し訳有りませんでした。

「あ、タバコ無い」


彼女は柳葉月。一応この小説の主人公。オタクでタバコ好きの女の子。彼女が今何をしているかというと。


「サチおばさん家で買うか」


タバコを買いに行くみたいです。しかも制服のままで。隠す気ゼロですね。


暫く歩くとよく商店街などにあるお酒やタバコを売ってる小さな店に着きました。


「おばさんまた来たぜ!いつものくれよ」


かなりの常連のようです。彼女が話しかけたのは20代後半の女性。長い髪を後ろで縛って猫がプリントされた可愛いエプロンをしています。


「また来たのかい?こないだ5箱も買っていったばかりじゃないか。ちょっとは控えないと家の親父みたく早死にするよ?」「仕方無いじゃん!吸わないとイライラするんだし。健康に気をつかって不自由な生活するより自分が満足する生活送って死んだ方が百倍充実してるって!あと親父さんまだ生きでしょ」

「そういやまだ生きてたんだっけ?あたしとしては早くポックリ逝ってもらいたいんだがね。そしたらこの店をもっとオシャレにして若い客が来やすくしたいんだよ」


この女性かなり酷い事言ってます。でもちゃんと店の事を考えているあたり悪い人ではないようです。


「確かにこういった感じの店って若い人は中々入りづらいもんね~。それよりは早くいつも頂戴よ!」


「ハイよ。赤マルでいいんだよね?合計で1600円だよ。オマケしといたからね?」


「いつめありがとね!はいお代。じゃまた来るから!」


「毎度あり~」


彼女は歩きながら封を切り、火をつけると肺一杯に吸い込み煙を吐き出しました。とても良い吸いっぷりです。


「早く帰って夕飯作んなきゃ。そういや真の奴明日試合だっつてたな?夕飯カツ丼にするか」

とても弟思いの良いお姉さんです。彼女はかなり言葉使い乱暴で金髪でタバコ吸ってますけど、別に不良というわけではないのです。言葉使い乱暴で金髪で喫煙者でオタクということを除けばどこにでもいる普通の女の子と変わらないのです。何故彼女がこんなにやさぐれているかというのはまた今度の話にしましょう。


「喜ぶかな真?」


本当に弟思いです。もしかしたらブラコンでしょうか?


「まぁ喜ばなかったらぶっ飛ばすけどな」


訂正。弟思いじゃないです。ブラコンなんかありえません。弟イビリです。

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