第6話 ダンジョン攻略(1)面倒事は人任せで
ダンジョンに向かうことになった屑パーティー、馬車で向かうことになったが話の通じない人間との遭遇⁉
俺は東条屑。幼馴染の南詩織の居眠り運転によって死んだ俺達は、異世界に転生するか地獄に行くかを迫られ異世界に転生することにした。
夕日も落ち、月が昇る時間に俺達は屋敷の居間で食卓を囲んでいる。
「おぇ!料理まず!これ誰が作ったんだっけ?」
口に含んだ料理を一噛みして途端に、口の中に塩味と辛味、それに加えてトイレの水の味が口の中に広まり戦争をした。刺激の強すぎるその味に我慢が出来ず、飲み込もうとせずに吐き出した。
何だ、これ⁉不味すぎる!ふざけんな、遊びながら作ったのか⁉
「あたしと和だけど?」
詩織が何食わぬ顔で答えた。こいつはこの味を何とも思わないのだろうか?
「これ味見したか?」
「してないけど、大丈夫よ。フレンチトーストは味見するものじゃないでしょ?」
「え?これフレンチトーストだったのか?トマトスープだと思って作ってたんだけど……」
「どうやったらその二つの違いに気づくことなく料理できるんだよ、バカ!おい、これどうするんだよ。お前らは食べてないから分からないだろうが、これは人間が食べれるものじゃないぞ。」
不機嫌な顔で眉をヒクつかせて言った。そしてバカ二人を睨みお前らが飲めよと、言わんばかりに鋭い目で睨んだ。
こいつらまじでバカすぎる、黄色の料理と赤色の料理だぞ?絶対途中で気付けるだろ!
「……ならジャンケンするか」
握った拳を前に出して言った。どうやら料理が不味いということが分かり意地でも食べたくないらしい。
こいつ、自分が生み出した料理だろ……このままだと本当にジャンケンになってしまう。こうなったら……
「詩織が作ろうとしていたものを和が途中参加で一緒に作ったんだろ?じゃあ和が悪いよな、詩織」
詩織にも責任取らせることを諦めて、絶対に自分が飲まない方を選んだ。
「そうよ、和が悪いのよ、だから全部和が食べるべきよ!」
彼女は和を指差し、責任を擦り付けた。本気で自分も悪いと思って居ないのか彼女の顔は曇り一つなかった、それに対して和の顔はみるみる曇った。
でかした詩織、よく俺の言葉の意味を理解してくれたな。
「という訳だ、和全部飲めよ」
「……分かった」
不服そうな声で和が答えた。そして和は料理を口に運んでは両手で抑える、含んでは抑える、咀嚼しては抑えるを繰り返した。それを横目に俺達は外出の用意をした。
「レベッカは何か苦手なものとかアレルギーとかある?」
「ありません」
「よし、じゃあ外食に行くか、和が稼いでくれた金で!」
そうして俺達は屋敷から出た。初めて出歩く夜の異世界に俺の心は知らない間に踊っていた。
それにしても、明日は俺とレベッカがが家事担当だから何も問題は無いが、明後日またあのゲテモノを出されるんじゃたまったものじゃない。何とかしないとだが、これから先全部の家事を受け持つのは嫌だ!何か対策を考えないと……。
パッと、目に入ったレストランに寄り、案内されるがまま席に着いた。
「それで言い忘れてたんだけど、明日はダンジョン行くから!」
レストランについて開口一番に言った。それは何気なく、『明日買い物にに行くよ』という母親のように自然な感じだった。
「ダンジョン⁉大丈夫なのそれ?私達殺されるんじゃないの⁉私は……」
「静かにしろ、バカ」
「イデッ!」
店の中だと言うのに詩織が大きな声で聞き返してきたので店内の視線が俺達に集まった。目立つのが嫌だったので大きな声で話すバカの額をチョップした。小さな手は痛む額の上に乗っていた。。
騒ぎ過ぎだ、バカ!目立ってるだろ!
「ダンジョンは実際に危険な場所ですけど、大丈夫なのですか?」
自身の両手の指を絡め合わせながらレベッカが尋ねて来た。ダンジョンが不安なのだろう、パーティー組んだこと無いって言ってたし、任務も初めてで不安なのだろう。
「ああその点は問題ない。今回のは参加するだけで報酬貰えるらしいんだよ。だからバトルを他の奴らに任せてお宝探せばお金がガッポガッポって訳だ」
両手にお金のマークを作って揺らし、笑みをこぼした。自分でも素晴らしすぎるアイデアを思いついてしまったと、ついつい自分を褒めてしまう。
「それはグッドアイデアよ、屑」
先ほどまで否定的な意見だった詩織は打って変わってグッドサインを送ってきた。まるで一度も反対したことないかのように、それはそれは見事な掌返しだった。
『流石にバトルを全部任せるのはどうなのでしょう』というレベッカの心の声を聴いた。
「レベッカ今流石ににバトルを全て任せるのはどうなのでしょうって思っただろ?」
ドヤ顔でレベッカを指差して言った。
「えぇぇー!なぜ分かったのですか?」
分かりやすい、実に分かりやすく大きく口を開けて驚いていた。
素晴らしい反応だ、最初にやったのがレベッカで良かった。詩織だと『勝手に心読むんじゃないわよ!』と怒って殴ってくるかもしれないしな。
「フフフ…カジノでイカサマして荒稼ぎするためにスキルテレパシーを習得したんだ」
更に渾身のドヤ顔を披露した。和や詩織といった廃れた心の持ち主とばかり関わってきたが故に純粋なリアクションに心が潤う感覚がした。
最近思ったのだ、何を持って天国とするのか。そして俺は答えを出した、美人に膝枕をしてもらい、美人にアーンしてもらって寝ながら食事をする。三大欲求を同時に満たす。これこそが俺の考える天国だ。だから俺は魔王なんて討伐しない、戦う気はなんて更々ない。今の俺の目的はカジノでイカサマして楽して一生を過ごすことだ。そのために今はギャンブルの軍資金を集めることにしている!
「残念ですが…カジノ内は魔法やスキルは一切発動しない結界が張られているので無駄です」
俺の嬉しそうな表情とは似て非になり苦笑いしつつ教えてくれた。俯いて、それでもって指をツンツンとぶつけ合っていた、とても申し訳なさそうだった。
「マジか……、スキルポイント無駄じゃん」
折角考えた作戦がおじゃんになり、ショックを受け首がボキッと、折れた。
最悪だ……スキルポイント結構したのに無駄とは。帰ったら誰かに嫌がらせしよ。
「はい本当です。ですが魔物や動物の心も読めるのでバトルでも使えるので完全に無駄って訳じゃないと思いますよ」
おどおどと焦った末に教えてくれた。必死に何かメリットが無いか探してくれたのだろう。
優しいな、ボンボンそうだし今度心を読んで上手いこと金を貰おう。
「無駄話はそこまでにしてダンジョンのために用意をしたいから帰るぞ」
席を立ってそのまま流れでお金を支払い、屋敷に帰った。
屋敷に帰ると和と詩織が生み出した料理の後始末を終えた和がぐったりと横になっていた。口から泡を吐いており、顔が真っ青になっていた。
故意じゃなく真面目に料理したうえであんな化け物作ったのか、料理センス終わってるだろ!
「さてと、ダンジョン用の道具はどこだ?探してくるか」
「ま……待って…く…れ…俺も…行く」
ふらふら~と、立ち上がった化け物は千鳥足ながらに歩み寄ってきた。
こいつマジで大丈夫か⁉
おぼつかない足取りの和と共に屋敷の中を歩き回った、そして武器庫は地下一階にあった。
覗きスキルでやられたダズの持ってるものなんて大したことないだろうな。
武器庫内のいろいろな道具を見て回った。クロスボウや弓矢など様々な道具があった。だが俺は思った、クロスボウなんかで魔物を倒せるのかと、否倒せるわけない。なぜなら初心者おすすめ任務のグリズリーベアですら攻撃魔法を何発も絶えたんだ、クロスボウなんかで倒せるわけない。
「見てみろよ、屑ダイナマイトだぜ」
和は少年の様に目を輝かせて、手に持っているダイナマイトを見せてきた。
ただそのダイナマイトには問題があり、導線が無かった。
「おぉ!すげぇーでもこれ導火線がないけどどうやって使うんだ?」
「ここは異世界で魔法がある世界なんだから魔力込めれば良いんじゃないか?よし、決めた俺はこれを持っていくぜ」
「やめろよ、そんなもん使ったらダンジョンが崩れちまうだろ」
奇行に走り始めた幼馴染の行動に制止をかけた。俺はまだ知らなかった、ここが分岐点で俺達の人生に大きな影響を与えることになるとは……。
「大丈夫だって一本だけだから」
和はダイナマイトを手に取った。
「ん~……、物騒なもんばかりだなこれじゃあ何持って行っても危ないな。俺はいいや」
剣とか、盾とかが無く、探すことをやめて階段を上がった。そして階段を上がって居間に戻った。
期待していなかったのに、想像以上に大したものが無かったな。
「なにか良いものあった?」
階段を上がるとすぐ嫌がるレベッカに無理やり抱き着いている詩織が尋ねてきた。まるで異変一つないかのように自然な流れてきた。
「無かった。それより詩織レベッカを開放しろ、可哀そうだ」
俺は何度言ってもレベッカに抱き着くロリコンに呆れて言った。
「チッ!」
さっきの込められた舌鼓を打ち、渋々離れた。
こいつは本気で何考えてんだ?
「屑さんありがとうございます」
解放されてすぐこちらに駆け寄ってきた。
可哀そうに本当に不憫だな。おかしなアル中ロリコンと出会いさえしなければこんなことにはならなかったのに……。
「詩織達もダンジョンの用意をしろよ」
和はロリコンに指を指して、釘をさした。
「それなら既に用意したわよ」
何やら詩織は自信満々に答えた。無い胸を張って、仁王立ちしていた。鼻息を大きく荒らしている、どうやら準備万端のようだ。
不安だ……、このバカが自信満々に答えるって何かあるな。とりあえず聞くか。
「何用意したんだ?」
「そ……それは……」
「秘密よ」
レベッカが口を開き説明しようとしたが、しかし詩織に発言を遮られた。こいつ絶対に何か隠してやがる。
本当に不安だ、念のため心を読んでおくか、テレパシー。
『危なかったわ、用意っていうのがレベッカちゃんにバニー服着せることだってばれたら止められるに決まってるわ』と詩織の心の声が聞こえた。
このバカ!何考えてんだ、というかこいつまた勝手に無駄金使いやがったな、バニー服なんかどこで使うんだよ!
「おい詩織、レベッカにバニー服着せることはダンジョンの用意じゃないぞ」
「へ⁉な……そんな訳ないじゃない」
詩織は滝のように汗をかき、一度言葉に詰まったが必死に隠そうとしていた。
何という分かりやすい奴なんだ、バカすぎるだろ。
「嘘つくな、心読んだから分かってんだよ」
「勝手に心読まないでよ!こっちのプライベート守ってよ」
顔を真っ赤にして憤慨した。
何でお前が怒るんだバカ!はぁー、これからは詩織のセクハラに気を付けないといけないのか……。
大きな嘆息を吐くと、ガクっと首が折れた。気を付けないといけないことばかりで頭が重い。
「レベッカもレベッカでちゃんと断らないと」
和がレベッカの顔を見て注意した。注意知っている顔をよく見ると鼻の下が伸びていた。きっとこいつは妹に注意する兄の気持ちに浸っているのだろう。つまり詩織同様こいつも危険だ、レベッカは加入するパーティーを間違えたな。はぁ~、変態の登場で俺の仕事が増えてばかりだ。
「うぅ……お恥ずかしい」
詩織のデマ情報に騙されたことを恥じ、赤面したレベッカは顔を両手で隠して照れた。それで更に変態の下心に火がついたらしく目が血走っていた。
「離れろ、変態」
「何でだよ」
「うるせー目が血走ってんだよ変態。和、詩織、お前らは変態とロリコンだ。この際だからお前らはレベッカから離れるな」
変態とロリコンを同時に指差して言った。
「えぇー⁉何故ですか⁉」
グルンと、勢いよく首が回りレベッカhこちらを振り返った。唐突な変態とロリコンへの命令意図を理解できていないようで、目をかっぴいて驚いていた。
「あいつらは変態とロリコンだ、レベッカを狙ってくる。だが所詮は変態とロリコンだ、分け合うなんて出来ない。だから常に互いにレベッカを守り合うはずだ。」
「ちょっと待ってください、それでは詩織さんが和さんを倒し、その後は私が詩織さんに弄ばれるだけではないですか」
レベッカは頭を抱えたかと思うと勢いよく手を振り下ろした。
確かにそうだ!あの二人の力関係を考慮してなかった……。
「屑さんが私を守れば良いのでは無いのですか?」
「嫌だ、詩織に殴られたくない」
そうこれなのだ、レベッカのことを可哀そうだなと、思いつつも自分から守ろうとしないのは。別に詩織も自分が悪いと分かっているときはちょっと気に食わないくらいで殴ってこないが、地雷を踏みぬくと誰が悪いとか関係なく圧倒的な暴力でねじ伏せてくるのだ。俺はそれが嫌なのだ。
「よし、解決策は無いということで、ダンジョンに向けて今日は休むぞ」
これ以上詰められたら返す言葉を失いそうなので話題を逸らしてその場から逃げた。
こいつらと一緒で大丈夫なのだろうか?和は変態だし、詩織はロリコン以前に問題行動が多いし、レベッカはすぐに騙されている。今思うと俺のパーティーバカしかいない……。
次の日朝早くから俺たちはギルドに向かった。そこには俺達を含むたくさんの冒険者が集まっていた。
「皆様この度はダンジョン探索任務をにご参会いただきありがとうございます。皆様にはダンジョン最深部を目指していただきます。では外の馬車にご乗車ください」
受付嬢が俺達冒険者を外に誘導した。外にはたくさんの馬車が並んでいた。俺達はいち早く高そうな馬車に乗りこみ占領していたのだが、そこに男性三人のパーティーが乗りこんできた。
「相乗りしてもいいですか?」
一人の男が俺たちに質問してきた。
折角早く乗り込んで占領したのに、仕方ない旅は道ずれ、世は情け。心優しく対応しよう。
「ダメだ」
力強く手を出して、絶対に相乗りする気は無いことが伝わるように言った。
旅だからと道ずれにされてたまるか!
「ありがとうございます」
三人組が無理やり馬車に乗り込んできた。荷台が重たくなりギシ…と鈍い音がした。
話通じないのかよ!面倒くさい。
「俺はセノ十七歳だ」
「僕はイシダ十七歳」
「俺はこのチームのリーダーのクガだ。歳は千を越えてから数えていない。」
クガは片手で片目を隠し中二病っぽいポーズを取った。
聞いてねぇよ!…ん?セノ?イシダ?クガ?どれも日本人の苗字と同じじゃないかもしかして……。
「その名前もしかして転生者?」
僅かな可能性に胸を躍らせた俺は身を乗り出して質問した。少しばかり、笑みがこぼれていた。
「なんだそれ?」
セノが首を傾げて問い返してきた。
「なんだ違うのか名前が日本人っぽいと思ったんだけどな」
乗り出していた身と、期待していた心を元に戻した。
なんだ、てっきり転生者かと思ったが違うのか。
「ククク俺は転生者だ」
ニヤリと意味深な笑みを浮かべ、クガが答えた。
「なに⁉」
俺、和、詩織が身を乗り出して驚いた。転生して初めて見る自分以外の転生者に安心感が沸いてきたのを感じた。
「この俺は大悪魔の生まれ変わりだ」
「中二病かよ!」
何故か俺は思わず突っ込んでしまった。
もしかしてと期待したが違った。ただのバカな中二病だった。
「ところでクガさん右手の包帯はどうしたんですか?」
不思議そうに首を傾げているレベッカはなぜか中二病の心配をした。
どうせ力の封印だの中二病話されて面倒くさそうだ。
「これはさっき躓いたんだよ」
「中二病あるあるじゃないのかよ!」
またしても突っ込んでしまった。
何故だ?何かがおかしい、体が自然と動くような感じで突っ込んでしまう。一体どうなってるんだ?
「じゃあその首輪みたいなのは?」
またしてもレベッカが質問した。
何故こんなにもレベッカは質問するんだ?どうせ、今度こそ中二病のファッションで作り話聞かされるだけだぞ。
「これは幸運値上昇のマジックアイテムだ」
「また違うのかよ」
クッ、またどうでもいいことに突っ込んでしまった。
「ではその眼帯はどうしたのですか?」
またもやレベッカが質問した。
どうせ今度も中二病関係ないんだろう。もういいよ、面倒くさい。
「クククこれは俺の邪眼に悪魔を封じているだけだ」
「それも普通の道具にしとけよ!」
俺はまたしても突っ込んでしまった。
「そうだ魔王ってどこにいるんだ?」
中二病とレベッカの話でこれ以上突っ込まされるのは嫌なので、話を変えた。
もう、これ以上は突っ込むのは嫌だ。いくらバカでも冒険者なら何か知っているだろ。
「魔王ってwwwお前面白すぎるだろwww子供かよwww」
「中二病にガキ扱いされた⁉」
大口を開けて驚き、俺は衝撃と怒りを覚えた。
この野郎……、必ず、必ず俺を馬鹿にしたことを後悔させてやる。
「着きましたよ」
馬車を運転していた御者がこちらを向き伝えてくれた。俺達は御者の言葉で全員馬車から降りた。既に他の冒険者たちはダンジョン入り口にて集まっていた。
「それでは皆さん好きなタイミングでダンジョンに入ってください」
受付嬢の言葉と共に多くの冒険者たちが一斉にダンジョンに入って行った。しかし俺達だけはその場に留まった。
「あのー、行かなくていいのですか?」
他の冒険者がダンジョンに入っていくのを横目にそわそわしているレベッカは俺に尋ねた。
「まだいいかな」
「何故ですか?」
「先に行った人達に魔物を倒してもらえば安全にダンジョンを攻略できるから」
「なるほど」
何故か俺の卑怯な作戦を聞いてレベッカはメモを取った。一体何をメモしているのだろうか?
「とはいえお宝を全部取られたら意味ないわよ」
「だからタイミングが大事だ、そこで俺が覚えた新スキルマップ。このスキルは地形、人の位置、魔物含む動物の位置、宝箱の位置が分かるんだ」
「おぉ屑でかした」
嬉々として和が俺の肩を叩いた。
「たまには役に立つじゃない」
親指を一本立て、グッドサインを送ってきた。
たまにはってなんだと偉そうだなダンジョンの中に置き去りにしようかな。
そして一時間が経過した。
「そろそろ行くぞ、魔物はほとんどいなくなってる」
「お宝は残ってるわよね?」
「宝箱は殆ど減ってない。お宝は一か所に集まっているからそれを見つけたら大金持ちだ。よし行くぞ、お前ら」
フハハハハ!我先にダンジョンに入ったやつらめ、お宝は全部俺のものだ!
俺達はやる気十分でダンジョン内に足を進めた。
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