第六回 西武鉄道のポケット時刻表(模範例)
313 「第五回では多摩モノレールのネタを取り上げました。しかし世の中には下には下がいます。」
「今回の模範例の西武鉄道のポケット時刻表は全国でもかなり優秀だと思われます。」
「モノレールは黄色だからといって西武鉄道を見下さないで(高さ的な意味も)ちゃんと見習ってほしいものです。」
「まず西武鉄道の時刻表は確認できただけの全ての駅でカラー印刷で置いてありました。」
「ど田舎と言われている青梅街道駅にもしっかりカラーのものがありました。」
「デザインも全ての駅で共通で、駅によって広告欄が違うということはありません。」
「ちなみにこの時刻表には広告欄はついていません。」
「通過電車についても-だけ書かれているので通過するだいたいの時間が分かります。まぁ意味はないでしょう。」
「しかしこの時刻表にも二つだけ欠点があります。それは凡例文字の大きさです。」
「凡例の文字の大きさは時刻の上に表示される行き先の略の文字より小さいのです。」
「二つめは横長になりがちなことです。」
「西武鉄道は様々な会社が集まってできたため、小平市付近では路線図がカオスなことになります。」
「それもそのはず小平市は西武だけで新宿線、拝島線、国分寺線、多摩湖線と4つも路線が入り組んでいます。」
「小平駅の時刻表は萩山方面の平日・休日、久米川方面の平日・休日、新宿方面の平日・休日と6パターン必要になります。」
「しかし表と裏に3パターンつずつでは見づらく、表4パターン、裏2パターンでは中途半端にスペースが余ってしまう。」
「そこで、西武は裏一面を新宿方面の時刻表としたのです。」
「ちなみに隣の花小金井駅では、分岐がないのに何故か15時以降の時刻表を隣のスペースに書いてあります。」
「とはいえ時刻表の整備環境も良いので西武鉄道の時刻表は模範例でしょう。」
中の人の文章力ではわかりにくいと思うので図で説明すると。
小平駅の時刻表
表
①本川越方面平日・②本川越方面土日・③拝島方面平日・④拝島方面土日
裏①新宿方面平日15時以前・②新宿方面平日15時以降・③新宿方面土日15時以前・④新宿方面土日15時以降
といった具合です。つまり花小金井ではスペースの問題がないのに②に分割させてんいるのです。