第十九回 品川にこだわる
313 「皆さんこんにちは。前回から間もあきその間に新幹線も開業しました。」
「さて今回は赤字京急のエース、快特についてです。」
「快特は大まかに分けると3種類あります。」
「一つ目は三崎口から泉岳寺を結ぶタイプです。2100形が運用につきます。」
「二つ目は三崎口から地下鉄方面に向かうタイプです。600形が運用に入ります。」
「三つ目は羽田空港から地下鉄方面に向かうものです。京成車が入ります。」
「この他派生種別のエアポート快特がありますがこれは割愛します。」
「さて今回の名要素は一つ目の三崎口から泉岳寺へ向かう快特です。」
「この快特は2100形が運用につきます。」
「これは2100形が地下鉄方面に入れないためです。」
「具体的に言えば。」
京成の偉い人 「おい、あんたんとこの2100形は泉岳寺から先に来るな。」
京急の偉い人 「は!?わざわざ非常用梯子もつけたんだぞ。エアポート快特に使わせろ。」
都営の偉い人 「だって地下鉄線内を2ドアなんて遅れの原因にもなるやん。」
313 「こんなやりとりがあったかは知らないがとにかく出禁をくらった2100形の代わりに1000形が作られた。」
「2100形が運用につくことになった一つ目の快特はこれまで品川行きだった。」
「しかし前述の非常用梯子をつけたため泉岳寺まで行けるようになった。」
「品川と泉岳寺は一駅間である。」
「話は代わるが列車の行き先は時に「奈良方面加茂」のように主要駅方面○○行きと表示されることがある。」
「この快特では品川方面泉岳寺と表示される。」
「しかし先程言った通り品川と泉岳寺は隣の駅だ。」
「では幕はどうなるか?」
「京急では品川到着後泉岳寺行きの単体表示に切り替えているのだ。」
「確かに通り過ぎた駅を表示するのはみっともないし当たり前といったら当たり前だろう。」
「しかしそこまで品川にこだわるのが京急という会社なのかもしれない。」
各社の行き先についての俳句
行き先を しっかり代える (KQ)クオリティ 京急
逝き先は 御着に英賀保 エトセトラ JR西日本
行き先が 無いならすぐに 臨時幕 JR東日本
行き先と 種別の数が 変わらない 京阪
行き先は 普通オンリー にーいちいち(211系) JR東海静岡支社