修行の始まり
唯「だねっ!唯たちもやる~!」
京夏「雛乃は魔法の習得だけど、唯と悠希は何をしようか?」
考えた結果、唯は短剣を使いこなすことと、第六感・心眼の修行。悠希は剣術の修行に決まった。やはり京夏は監督役ということらしい。
そうしているうちに剣山の麓に着いた。
唯「うわぁ~。遠くから見たらそれほど大きくないと思ったけど、やっぱ近くで見ると大きいねっ!」
雛乃「それはそうよ。遠近法ってやつね。」
京夏「早速だが個人の修行を始めよう。悠希は木刀を使った、剣術の修行な。」
悠希「木刀?あれは軽すぎて修行にならんわ。」
京夏「特別仕様版だ。」
悠希「どこが違うのか、見たい!」
悠希は興味津々で京夏に聞いた。
京夏「クリエイト“鉄木刀”。木刀の表面を重金でコーティングしておいた。これで重くなって、刀剣とほぼ同じ重さだが、刃が付いてないから安心!なんと今なら鐔と鞘も付いて、本格的な剣術修行を行えるぞ?」
京夏はテレビショッピングのように特製の木刀を悠希に説明した。
ちなみに“重金”というのは、大剣や金槌などに使われる重たい金属。同じ量でも鉄の3倍の重さがある。
悠希「すっげぇ~!!欲しい!」
京夏「はいよ。」
京夏は鉄木刀を悠希に渡した。
悠希「ありがと!よしっ、もっと強くなるぜ!」
と叫んで個人修行へと向かっていった。
唯「唯は唯は?」
唯は目をキラキラさせて京夏に聞いた。




