報酬の料理
そうこうしているうちにシロツ村に着いていた京夏たちは、村長の家に向かった。
京夏「村長さん、依頼された魔獣の討伐は終わりました。」
アバンカート「何ですと!半日も経っておらんのに…。冒険者とはこれほどか…」
京夏「いえいえ。」
アバンカート「では、報酬の銀貨3枚です。」
アバンカートさんは京夏に渡そうとしている。
京夏「それはこの子達にって。」
アバンカート「あっ…そうでした。どうぞ。」
唯「ありがとう…」
雛乃「ありがとうございます。」
京夏「あの、腹が減ったから、料理屋を探してるのですが。」
アバンカート「それなら、ここで食べていってください。お礼と思って…」
京夏「…では、お言葉に甘えて。」
その日の朝御飯兼 昼御飯を村長の家で食べることになった。
京夏 (小声)計画通りだ。
唯「何か言った?」
京夏「いや、特に何も言ってないぞ。」
唯「可笑しいなぁ?」
雛乃「やっと御飯です。もう限界でした。」
悠希「俺もだ。さすがに昼まで食べないのはヤバイな。」
唯「だよね。唯もお腹空いた~」
村長の遣いの人「お待たせしました。きつねうどんです。」
唯「おぉ~ 美味しそう!」
京夏「美味しそうだな。」
雛乃「さっき倒したのも“狐”でしたよね。」
悠希「面白い偶然だな。」
村長の遣いの人「ごゆっくりどうぞ。」
唯「いただきま~す。」
四人は勢いよく食べた。とても美味しそうに。おかわりを求めるほど。




