賑わう街
四人は宿を出た。
すると、中からは聞こえなかった楽しげな音が響きあっている。
前後左右どこを見ても、祭りのような雰囲気である。
唯「唯、夢の中で見たことある~ こんな祭りの日に着る服があるんだよね~ えーっと“着物”じゃなくて…」
【第六感・心眼…幽霊も見えたり、 全方位見えたり、心の声が聞こえる特殊な能力】
京夏「“浴衣”だろ?」
唯「あっ、それそれ~」
雛乃「ユカタ?聞いたことないわ。何の装備?」
悠希「祭りの場で着る装備ってどんなのだ?」
唯「装備…ではないよ。」
京夏「浴衣と言うのは、“日本”という国の伝統衣装さ。」
雛乃「へぇ~そうなんだ。ちょっと着てみたいかも。」
京夏「着てみるか?」
雛乃「えっ、あるんですか?」
京夏「ないけど…だからないなら作ればいい。クリエイト“浴衣”×2 はい、どうぞ。」
唯「ありがとう!うわぁ~可愛い~」
雛乃「ありがとうございますっ!ホントだね、可愛い~」
唯「ちょっと、着替えてきます。」
京夏「宿の女の人に着るのを手伝ってもらったら?着方があるからさ。」
雛乃「わかりました!」
唯と雛乃は楽しそうに部屋に戻っていった。
京夏「俺らも浴衣に着替えるか?」
悠希「いいね。着よう着よう!」
京夏と悠希も宿の中に戻っていった。




