表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さ~て。 世界の欠片でも集めるか!!__過去編  作者: 結城 睦月 & まひる
取り付かれた王国_後編
PR
32/97

道理

シェイド「こんな下等生物に何の価値がある?」


京夏「は?元人間の俺に言われても…、それに価値はあるだろ? 」


シェイド「価値があるだって?答えは“否”だ。この国が7代目国王のとき、国中を襲った凶暴な魔物の軍勢が(ざっと、一万体)来て、俺が一人で救い 神と崇められた。国民から感謝したいと言われたから、そこで、“生け贄”を要求した。悪魔だからな。その生け贄は一年に一回で我慢した。

最初は 自国民から一人の女性だったが、11代目となってから他国民の女性を捧げるようになった。ましては、13代目ときたら 恩を忘れ(あの出来事は文献にも記されている。)倒そうとまでしてきた。だから、忠告した“ 生贄を捧げないと、街を破壊し 国を消す”と。

そしたら、今度はお前らに依頼した。そんな 下劣で不届き者の下等生物に価値があるとでも?」


京夏「あぁ。少なくとも 王家は下劣で不届き者かも知れんな。が、王家以外の国民はとても親切で 礼節があり 思いやりがある人ばっかりなんだよ。」


シェイド「結局は王家のクソ共と同じなのさ!人の内に込めた闇は悪魔よりどす黒く、底が深い。元人間なら分かるだろ?心の闇が。」


京夏「お前と違って俺の周りの仲間は みんな和気藹々としていて、“最高”の一言では収まりきらないくらいな。」


シェイド「そいつらも人なら心の闇を抱えてるかもな。」


京夏「だとしたら、真に誇れる仲間がその闇を分かち合えばいい。

それが仲間ってものだろうが!悪魔だろうが真に誇れる仲間はいるだろ?」


シェイド「俺の仲間はナイトメアとイザナイだけだ。悪魔が人を救ったから 魔界でも除け者にされた。」


京夏「不満か?」


シェイド「2度も裏切られたんだぞ?」


京夏「でも 真に誇れる仲間が二人もいるだぞ?」


シェイド「俺はお前みたいにたくさん仲間に囲まれ 和気藹々としてないのさ。」


京夏「愚かだな、悪魔。仲間っていうのは“量”より“質”だ。たくさんいるより誇らしいことだ。」


シェイド「ふん。…一理あるな。」


京夏「どうだ?俺が魔王になるときに手を貸してくれないか?真に誇れる仲間として、相棒になってくれないか?」


と、京夏が手を差し出した。


シェイド「…面白いことを言うじゃないか。」


シェイドは、差し出された手を握った。


シェイド「では魔王様、あのクソみたいな王を消してもいいでしょうか?」


京夏「魔王様って…。あー 殺ってもいいがそいつの子供(後継者:14代目)までは殺るなよ。心の優しい少年かも知れないから。」


シェイド「承知しました。」


シェイドは自らの影の中に消えた。


京夏「さてと、これで終結だな。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ