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ザ・ムーンテイカー!  作者: ひろつー。
10/42

  テイク2  お嬢さまの好きなひと(1)

「いーお湯ですぴょんっ♪ ハーレクイーンさまっ」


「そーねレッキスっ♪ でもカン違いしてはいけないわっ! 我々はヴァイタル・エナジー回復のために、仕方なーく偶然発見した温泉に浸かっているだけだからねっ! ……あー極楽っ♪」

「了解ですハーレクイーンさまっ! あ、お背中お流ししますぴょんっ」

「あらっ? よく気がつく娘ねっ! ……うひゃひゃひゃっ! くすぐった……てっ!? どこ使って洗ってるの……ひゃっ! こ、こらっ! そこは自分で洗うからっ! ひゃひゃっ!」


「(……ハーレクイーンさまはまだお子さまだぴょん)」


「何か言ったかしらっ?」

「いーえ、何でもないですぴょん。ソレにしても、今回はどの時代まで跳ばされてしまったのでしょうぴょん? 何だか、雪と氷ばっかりで寒いですぴょんっ」

「もーちょっと回復したら、《時代:計測(タイムメジャー)》の《マキナ》で……っ。あらっ? 子象さんだわっ! あの子も温泉に入りに来たのかしらっ? カワイイっ♪」

「? ちょっと毛むくじゃらですぴょん……あ、備品の残りのバナナあげますぴょん? はいですぴょん」

「むっ? 今ちょっと自慢げに、胸の間の《時空倉庫スペースストレージ》から出したわねっ?」


「気のせいですぴょん」


「まーいいわっ。ほーら、子像さーんっ! ご飯ですよー。……は、はくちょんっ! あっ!? 逃げちゃった……っ」

「ハーレクイーンさま、あまりお湯から出ると湯冷めしますぴょんっ。仕方ないので、ご自分で召し上がって下さいぴょん。バナナは優良な、ヴァイタル・エナジー回復食ですぴょん」

「バナナきらいっ」

「好き嫌いしてると大きくなれませんぴょん……ん? 今、ずっしーん、って?」

「ほんとだわっ! しかも段々と近づいて……っ。あっ!?」


「パオオオオオオォォォォ———————————————————ンッッッ!!!」


「「マ、マンモス〜〜〜〜〜っっっ!?」」

「あの子象の親っぽいですぴょん! ど、どーしますぴょんっ!?」


「当っ然——逃げるのよレッキスっ! 脱兎のごとくっ!」

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