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モノローグ②
予感はある。
俺たちはまた会える。そのときは近い。
聖都の守護魔法陣を破壊したのはあの男だろう。
聖騎士団の中でも選りすぐられた詠唱者たちが紡ぐ聖都の守りを、あいつはおそらく一人で破壊した。
最強の騎士と最強の詠唱者。
かつて俺たちはそう呼ばれていた。
ガドゥの封印は聖騎士団の悲願、それを叶えるバディとして俺たちは甘やかされていたのかもしれない。
自分たちでもわかっていたから。
自分たちは特別だと。他の奴らとは違うのだと。
その傲慢さがあの男を闇に追いやり、俺を奈落の底に突き落とした。
何がいけなかったのか。
どこで歯車が狂ったのか。
きっとそれは、永遠にわからないのかもしれない。
それでも俺は進む。あの男と会える、その瞬間へ向かって。




