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Dear My……… 4

ストルツの操るグリフォールはエスペランザの攻撃範囲外を飛び周り、そして持ち味のスピードを活かしエスペランザに攻撃をし、そして再び空へ戻るという行動を繰り返していた。その攻撃に対してリーナはなんとか被害を最小限にはするものの、蛇腹剣で掴み攻撃をしようにも、掴めないためせいぜい防ぐ事しか出来ず、こちらからの攻撃が通らない状態であった。そして、そのとめどない攻撃にエスペランザは倒れそうになってしまう。そのエスペランザを見たストルツがグリフォールの両膝の外側に付いた剣を抜き、エスペランザを斬ろうと迫ったその時、急接近してきたマジードラッヘがグリフォールを蹴り飛ばすのだった。予想外の、そしてなによりそのスピードと体格を活かした攻撃により、グリフォールは吹き飛び、地面を転がってしまう。

「あの竜、あの時のッ!」

「大丈夫か!?」

「サクヤ!」

「手伝うよ、リーナ」

「ありがとう。でもいいわ」

「どうして!」

「これは私と奴の問題よ。アナタ達を巻き込みたくないわ」

「でも!」

「リーナベルの言う通りだ。私とリーナベルの、男女二人の仲に割って入るんじゃあない!」

グリフォールは起き上がると、そのままマジードラッヘへと蹴りを入れる。マジードラッヘは咄嗟に翼で身体を多い防いだものの、蹴り飛ばされてしまう。しかし、そこにグリフォールの隙が生まれ、そしてリーナはその隙を見逃さなかった。リーナがグリフォールの脚へと鞭にした蛇腹剣を巻き付けると、グリフォールはバランスを崩しその場に堕ちてしまう。そしてそれと同時にリーナはグリフォールへと乗りかかり、蛇腹剣を振り下ろそうとする。しかし、ストルツのそこでやられるほど甘くはなく、その振り下ろされた剣を左手に持っている剣で防ぐのだった。そのままストルツは右手で持っている剣をリーナの弱点となってしまっている左肩の隙間に差し込み、そしてその剣から雷の魔法を放つ。ストルツの放った魔法はエスペランザを痺れさせ、そしてその衝撃で左腕の付け根が爆発し、コードで繋がれながらも外れた状態になってしまう。

「サクヤ兄ちゃん!このままでいいのかよ!」

「俺は・・・」

エスペランザが雷の魔法で怯んだその隙にグリフォールの蹴りを入れてエスペランザを押しのけると、今度はエスペランザを掴み空へと上昇していく。

「この勝負、私が貰った!」

グリフォールは掴んでいたエスペランザを離す。地面へと叩きつける気なのである。リーナもどうにかしようとしたものの、先ほどの攻撃でエスペランザの出力が落ち、落下の衝撃に耐えられるのか怪しいのであった。

「それでも、俺は!」

サクヤはマジードラッヘを落下するエスペランザへと飛ばし、そして、落下するエスペランザを掴み、機体を安定させるのであった。

「サクヤ・・・」

「ごめん、リーナ。でも、やっぱりこうさせてくれ!見てるだけで助けないで、後悔したくないから!っそれに、仲間なんだから巻き込まれたっていい!」

「やっぱり、アナタはそういう人よね・・・」

リーナはボソっと呟く。

「え?」

「何でも無いわ。じゃあ、一緒にやるわよ!」

「あぁ!」

サクヤはエスペランザをマジードラッヘの背中へと乗せる。これで、グリフォールに対して空からでも仕掛けられる様になったのだ。

「誰だか知らんが俺とリーナベルの邪魔をして、気に入らない奴だ!良いだろう、どうあろうと勝てばいいだけのことだ!」

その時、エスペランザ、そしてマジードラッヘのモニターに文章が表示される。

“私とマジードラッヘを合体させろ。掛け声は「魔竜鎧身(まりゅうがいしん)」だ。”

それはエスペランザからのメッセージであった。

「合体?」

「そんな事も出来るのか。ならやるぞ!」

「魔竜鎧身!」

二人がそう叫ぶとマジードラッヘがバラバラになり、そしてエスペランザの鎧になる様に合体していく。前足は腕に、後ろ足は足にそれぞれマジードラッヘの爪が武器になる様な形で装着され、そして頭部が胸に、翼が背中に、尻尾が臀部へと装着される。それと同時に、サクヤのみエスペランザのコックピットへと移動させられる。

「合体、したのか?」

「中からじゃ分からないけど、多分そうみたいね」

リーナがコックピットモニターに映るように腕や脚を見てみると、確かに姿が変わっている様であった。

「融合しただと!?一体何なんだ!」

ストルツは目の前で合体をしたエスペランザに驚きを隠せなかった。

「サクヤ、サポートは任せるわ!」

「あぁ、じゃあやろう!」


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