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始動する羽音 4

残る蟲はエスペランザと対峙する一体のみだった。羽をもがれ、地面に叩きつけられながらも、蟲は起き上がり、エスペランザへと突撃し、頭突きをする。蟲に突撃された事にエスペランザは吹き飛んだものの、すぐにその体勢を立て直した。その後も蟲が何度も襲い掛かってきたが、エスペランザは回避し、またファイラムの斧で受け止めていた。

「リーナ、火と水と風の魔法が使えるんだよな?」

「今それどころじゃないでしょ!」

「良いから、それ以外は?」

唐突なサクヤの質問に困惑するしかなかったが、リーナは蟲を視界に捉えつつ答えた。

「雷や氷や回復系とか。とにかく一通りは使えるわ」

「分かった」

それを聞くとサクヤは少しだけ考え、続ける。

「リーナ、今から俺の言う通りに動いてくれ。奴を倒すぞ」

「いいわ。やってあげる!」

再びエスペランザに蟲が突撃をしてくる。するとエスペランザはバーニアを駆使し、蟲の後方に向かう様に飛び、そのすれ違い様に魔法で多量の水をかける。蟲は一瞬動揺したものの、再び大勢を整えエスペランザの方へと顔を向ける。すると、エスペランザの蛇腹剣が蟲の顔に巻き付く。

「未だリーナ、奴に雷を!」

サクヤのその指示に従い、リーナは腕に魔力を込め、蛇腹剣に伝達させるように雷魔法を放つ。その雷は強力な物であり、蟲を感電させ、弱らせる事に成功する。しかし、エスペランザの攻撃はそれで終わらず、蛇腹剣を解き蟲に一気に近づくと、蟲の首を掴み持ち上げる。すると、持ち上げた右腕に魔力を流し、蟲に氷魔法で凍結させようとする。蟲の首はジワジワと凍っていき、最後は頭部や胸に当たる所まで凍結され、最後はその動きを止めるのだった。

戦闘が終わると、エスペランザは戦闘で発生した熱を輩出するために、マスクを開き、人の口の様な部位から熱を排出する。


こうして、突如メラルの街に現れた謎の蟲は無事討伐されるのであった。


2025/4/14 少し描写を付け足しました

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