再会、友よ 6
サクヤ達は街で適当な飲食店へと入ると、各々注文をする。
「さてと、じゃあどこから話そうか」
「じゃあいいかしら?アナタはどうしてサクヤと知り合いなの?」
「おぉ、そこからか。まぁそこからだよな」
イェルクはどう話そうかを少しだけ考える。
「リーナベルさん、貴方はサクヤからどこまで知ってる?」
「どこまでって」
その言葉にリーナは詰まった。言われてみると自分は実はサクヤの事を何も知らないのではないか、何も聞かされていないのではないか。そう思うのであった。
「サクヤ、お前どこまで話してんだ?」
「どこまでって、何も・・・」
それを聞きイェルクは大きな溜息をついた。
「そりゃダメだろ。Unaufrichtigkeit、不誠実ってモンだぜ。それにリーナベルさんも、そんな得体のしれない男にホイホイ付いて行っちゃダメでしょ」
「ご、ごめん」
そうこうしていると食事が運ばれてくる。料理としてはサフラトで出している物と似たような物だが、やはり盛り付けなどの見た目が気持ち豪華になっているのが分かる。また、リュードのために無理を言って出してもらった少量の生肉もテーブルの上へと置かれた。各々その食事に手を付けながらも会話を続ける。
「じゃあ仕方ない。最初から話をするか」
そういうと、イェルクは自分の過去、そして自分の知っていることを語り始めた。




