帰路 2
「サクヤ。久しぶりだな」
「久しぶりって、まだ一週間も経ってませんよ」
「ハハッ。そうだな。ところで二人に渡したいものが・・・」
その時、ランドの視界にリュードが入る。すると少しばかり考え込む。
「嬢ちゃん、その竜の子と一緒に少し席を外してもらえるか?」
「分かったわ」
リーナはその要求を聞き入れ、素直にその場を離れていく。その背中を見たサクヤはリーナに先に家に帰るように呼び掛ける。その声に反応し、リーナは自身の右手で合図を送った。
「初めて会った頃に比べて素直になったもんじゃないか」
「それより、用事はなんです?」
「あぁ。この前倒した竜なんだが、アレの解体が終わってな、食べられるように加工しておいたんだ。それを今回の功労者の二人には渡しておきたくてな。だが・・・」
ダグラスの言葉は少し濁し気味となり、顔付きも神妙な物となった。
「あの子、この前の竜と関係があるんだろう?」
「えぇ、恐らくはあの竜の子供かと」
「なら親の肉なんて見せるもんじゃないよな・・・」
「えぇ」
「どうする?お前さんにはタダで受け取る権利がある。別に気にしないなら受け取ってくれてもいいんだぞ」
サクヤは少し考え込む。確かにこの肉があれば数日の食料には困らないだろうし、自身の奪った命ならばそれ相応の供養の仕方でもあるはずだ。しかしリュードの事を考えると可哀想な話でもある。彼は自身を拾った者が親を奪った存在とは知らない。その上で同族の肉など持つ物ならいい気がしないだろう。もし竜にも人間的感情と知性があるのならそうであるし、人のエゴがそう思わせるのである。
「やめときます。それはみんなで分け合ってください」
「分かった。そうしとく」
聞きたい事を聞き終わると、サクヤを労わり、その後自分の戻るべき場所に戻ろうとする。しかし、サクヤはランドを呼び止める。
「あの、相談と頼みたい事があるんですけど・・・」
最近思ったのですが、私はネット小説のフォーマットというものを知らないためもしかすると余計に読みづらくなっているかもしれません。
すみません。
引き続き私のフォーマットに付き合ってください。




