山へ 7
サクヤの臨機応変な戦い方によりシャドウは全滅した。辺りにはシャドウの残骸が散らばっており、サクヤの作り出したビームファイラムの強さを物語っている。
「流石はあの竜を倒しただけはありますね」
クラウンは拍手をし、サクヤを讃えるような素振りを見せた。
「どうしてそれを!?」
「見ていましたからね。なにせあの竜を暴走させたのは私ですし」
「お前が・・・!」
サクヤやビームファイラムを撃ちながらクラウンのハッサーノへ襲い掛かる。しかしビーム攻撃は避けられてしまう。だが、避けた先を読みサクヤは剣を振り、ハッサーノへ攻撃をする。が、ハッサーノの左腕の盾で防がれてしまう。
「お前のせいで、あの竜は親を失ったんだぞ!」
「それがどうしました?大体殺したのは貴方でしょう?」
「それでも、お前がやらなければあの竜は死ぬことはなかった!」
「今更どうでもいいことでしょう。そんなこと!」
クラウンは剣を弾き返すと、影へと消えていった。
「消えた!?」
サクヤは辺りを見回すが、ハッサーノの姿はどこにもなかった。すると、エスペランザの影から突如無数の手が伸び始め、エスペランザへと絡みつく。
「なにッ!?」
エスペランザの影、そこからハッサーノが顔を出す。
「私とこのハッサーノの特技みたいな物でしてね」
サクヤは武器を消し、手を振りほどこうとするが、無意味だった。
「そのフレームゴーレムの失うのは惜しいですが、貴方には死んでもらいましょう!」
エスペランザに絡みつく手を解いた瞬間、クラウンはハッサーノでエスペランザを突き落とす。空を飛べないエスペランザはその落下に抗えなかった。
「クソッ・・・!」
その時、大穴から突如巨大な何かが飛び出してくる。その何かは空中で静止したと思うと、エスペランザに向かって急降下をする




