第8話 シーラ
今回短かったですね。すみません〜
僕はあれから師匠の元で魔法の特訓から魔獣と戦う時の訓練迄幅広くご指導してもらった。その結果今ではなにが来ても自らの力で薙ぎ倒すことができるようになった。
ということで僕は今から日課のお出かけに出かける。
「師匠!お出かけに行ってきます。夕方には帰ってきます」
「はいよー、俺は寝てるわ〜」
毎日僕は、この森を周回しながら美味しそうな魔獣がいたら倒す、そして持ち帰って師匠と食べるのが日課なのだ。
「ん、あれはマウントザウルスだ!!」
腰に備え付けているナイフに薄っすらと滑らかに魔力を纏いマウントザウルスの頭部めがけて投げた。
「グギャア....」
1発で仕留めることに成功した。このマウントザウルスの肉はとても柔らかくステーキなどにして良く食べる。そして、つい最近会得したのだが師匠から教えてもらった空間魔法でマウントザウルスを収納して、散策を再び始めた。
「うーん、今日はあんま魔獣がいないのかなー。寝るか!」
僕は木の上に登って以前作った簡易式ベッドで寝た.....zzzzz
「グガァァァ!!」
ん?この声はドラゴン?けどこんな声は聞いたことないけどまあ、行ってみようかな!
2時間ほど寝たシーラは満足そうな顔で声のする方に向かった。
「た、助けて!!」
ドラゴンの元へたどり着くとすでに数人が戦闘に入っていた。しかし、それも後数分で全滅という形で終わるだろう。まあ、僕が助けるから大丈夫!それにあのドラゴン見たことないしなぁ。うーん、生き残ってるのは三人かー、よし、行こう!
「大丈夫?少し待っててね」
後ろからはやばいだの逃げろだのうるさいけど気にしない。とりあえずランス魔法を三属性ぶっ放してみた。すると、体に直撃して空から落ちてきた。
「すごく弱い?」
そのままファイアボールでとどめを刺した。
見た目がすごいだけで、なにも強くない。この人達は僕のようなFランク冒険者なのかな?
「お前は何者だ?」
「僕はシーラ。師匠の弟子だよ。」
「坊主がシーラか?先日冒険者登録しにきたら追い出されたという?」
「うん、そうだけど?」
なんで、この人がそんなこと知ってるんだろう。あの人たちの仲間かな?
「良かった!生きててくれて。俺はギルドマスターのカルテルだ。君が深淵の森に行ってしまったと聞いたため助けに来た。さあ、帰ろう」
なるほど救援でしたか。けど、今はもう師匠の元にいるから別になぁ。
「悪いんだけど僕はここに残るよ。僕はあの日、死にそうなところを師匠に助けてもらったんだ。そして、今は鍛えてもらってる。だから僕はここに残るよ。」
悪いけどこれで引き下がってくれると嬉しい。
「そうか。では君の師匠の元に案内してくれないか」
うーん、まあいっか。
「ついてきて」
そうしてギルマスを師匠のいる家まで案内した。