本当の織田信長
義元「どこから始めればいいか。まずは信長の性格から話そう。お前ができる前までは、信長は人格が違った。荒くて、怒りっぽく、短気で、実力行使で、なにか気に触ることがあればすぐに人を斬る。それで家臣の言葉には耳を貸さず、自分の好きなようにやってきた。」
そんな……まさか。今の兄さんとは真逆だぞ?ありえない、そんなの作り話だ。
義元「でも、お前が出来てから変わったな。気長で、正しく、優しいお兄さんになった。そして人も斬らないだろう?」
確かに……そうだ。兄さんはなにか気に触ることがあればすぐに人を斬る、なんて場面はみたことがない。
義元「誰もが不思議に思ったさ。あの信長の人格が急に変わったものだから。だから、俺の家臣をそちらに寄越して調べてみたら、弟が出来たとか。今までみんなにとても恐れられていた信長が、弟が出来たことくらいで変わるなんて不思議だ、なにかおかしい。なぜだろうな、お前はわかるのか?」
急にきかれても。そんなの、わからないよ。俺が来た時から、信長は優しかったもの。
義元「だよな、分かるはずがないよな。ひとつしかないんだよ、手がかりが。お前がここに来た時からってことだけ」
確かに、信長は短気なのだろう。歴史の授業でも、信長は短気で荒い性格だったとかいてあった気がする。でも、学校で習ったホトトギスのやつは……信長が鳴かぬなら殺してしまえホトトギスだったよな。と、いうことは、やはり信長は今川が行っている通りの人物なのか?
あ、わかった。なぜ、信長は俺に出会って変わったのか。それは…俺が……神、だからだ。
義元「人を斬るのに情けがない信長……だけどお前にあった途端に変わったんだよ。すべての鍵は、お前にあると思うんだけどな」
そうだ、やはり俺が神だから……信長も恐れをなして優しくしているのか。
三成「あ、光秀!」
光秀は、ゆっくりと体を起こす。
光秀「真琴は?」
三成「……すみません。信玄もやられたそうです。私達が帰ってきたのはもう、事の終わった後でした 」
光秀は、自分の拳を布団に叩きつける。
光秀「なぜ俺が、守ってやれなかったんだ……!信長様に頼まれたのに。三成、俺は毒を盛られたんだ。睡眠薬かな。そのせいで戦えなかった……本当にすまん」
三成「頭を上げてください。信玄も、倒れとりましたよ。でも、二人とも戦ってくれたんではないですか。それたけで充分ですよ」
光秀「まさか、信長の大切なものが……阿呆で馬鹿で俺は神とか冗談言ってて、諦め早くて、厨二病の真琴なんてな」
「ハックション!だ、誰か俺の噂をした?」




