誘拐
「信玄……俺はお前と寝るのか?」
信玄「えぇ、護衛ですので」
「少し、月をみてくる」
俺は部屋の外に出た。……月が綺麗だ。
まさか、俺が作った世界が、ここまで大きく美しくなるとはな。…流石俺だ。
?「君が真琴さんかな?」
「……誰」
なんか、怖いぞこいつら。なんか、邪悪なオーラを感じる……!
?「今川義元だ……俺が出向いてやったんだ、来てもらうよ」
パシィッ
大きな音をたてて、障子が開いた。
信玄「俺がいることをお忘れですかね」
義元「わかっているよ」
すると、今川と信玄は剣を取り出した。
「信玄……!」
あっという間だった。圧倒的な実力差だった。
義元「じゃあ、来てもらうね」
俺はなにかの薬を飲ませられた。
やべぇ、睡魔が襲ってきやがった。
信玄「ちょいとお待ちくださいな。光秀はどうしたんです?」
朝比奈「薬ですよ」
そう言い残し、今川達は去っていった。
信玄「信長様……早う帰ってきてくんさいませ。やべぇ状況にありますよ。真琴が…真琴が…危ないです。このままでは、負けてしまいます。このままでは……信長様が……死んでしまいますよ。……早うこと、戻ってきてくんさい。真琴を……助けてやらねばやりませんで……」
俺は起きると、縄で縛られていた。そして、檻を通して隣には今川義元がいた。
「今川……」
義元「もう起きたんかい。お前が織田の弟か、全くと言っていいほどに似とらんの」
そりゃそうだ。本物の兄弟じゃないし。
義元「お前は、綺麗な顔つきをしておる。それに、剣筋もいいそうではないか。俺の側近になれば、織田は助けてやるぞ」
いやだ。こんなのの側近になっていいことなんて絶対にない。
「いやだね」
こういう時こそ、主人公補正でろよ!!主人公は無敵だろ!?必ず生きて帰るって意味で!
それに、俺は神……今こそ覚醒の時よ!
ほらほら、主人公覚醒だぁ!
「………」
無理か……そうだよな。俺は元から覚醒しているからな。




