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召喚術士二度目の人生  作者: ぬっこ
幼少期 
4/9

修行

本日二話目の投稿です。

「ふう、疲れたなー」

魔法を約20000発撃った俺は、魔力をだいぶ消費したため、城を出て家に帰る途中だった。

日が沈み始め、綺麗な夕焼けだった。

一番末っ子である俺は、長く出歩いたりしても、大して何も言われない。

領主を継ぐわけでもないので、ぶっちゃけた話、いなくなっても大して困らない存在なのだ。

両親は優しくしてくれるが、15歳になって成人する前には、俺はこの家を出ていくつもりだ。

たぶん、誰も何も言わないと思う。


一応働くあてはある。

この世界には、ダンジョンと呼ばれるものがある。

ダンジョンコアと呼ばれる、大きな魔力を宿したものが、人間という獲物を呼び込むために作ったものや

大量の魔物が住みつき、土地自体に大きな魔力が宿ってしまったものなど、

種類はさまざまである。 

そのダンジョンには、大きな危険もあるが、大きな利益もある。

ダンジョンには大きな魔力が宿っているわけだが、その魔力が宿った道具はとても高値で売れる。

そんな一攫千金を目指してダンジョンに挑む職業、冒険者というものがある。


俺のように、貴族の末っ子などに生まれた人は、大体この職業に就くようだ。

あと何年かして、召喚魔術が使えるようになったら、おれは冒険者になるために大きな都市に行くつもりだ。


「そういえば、精神力、どれくらい上がったかな」



レオナ・ファウスト 無職 1342 6/20 6歳


Lv1

HP 6/6

MP 6940/3826940


攻撃力 6

防御力 6

精神力 605

スタミナ 6


[習得魔法]

炎魔法 Lv11

水魔法 Lv11

風魔法 Lv11

光魔法 Lv11

闇魔法 Lv11


[加護]

鑑定 Lv2

毒耐性 Lv1

無限収納 Lv1

能力コピー Lv2

偽装能力 Lv1


[スキル]

洗濯 Lv1

料理 Lv1

釣り Lv1

剣術 Lv1






・・・前言撤回。

精神力がここまで上がるとは思わなかった。

これぐらいあったら上級召喚とか余裕でできるぞ。

せめてもう少し、身体的能力をあげてから家は出よう。

まずは剣術だ、うん。

ちなみに、新しく増えているスキルは、使用人が持っていたものをコピーさせてもらったものだ。



次の日から、コルト兄さんに剣の稽古をつけてもらった。

コルト兄さんの剣術レベルは6Lvで、かなりうまい方だと思う。

1年ほど、剣術を教えてもらい、俺の剣術Lvも4Lvまで上がった。

基礎体力もついたので、俺は再び古城に来た。


ここにいるアンデットは基本弱いので、今の俺でも十分に勝てるだろう。

とはいえ、痛いのは嫌だ。前世でも、基本召喚獣に戦わせ、後ろでふんぞり返っているだけだったため、前線で戦うことは基本なかった。

だが、もう召喚獣を盾にするのは嫌だ。自分の召喚獣に殺される経験は一度で十分だ。


盾にするものがなければ、自分が盾になればいい。ということで、

「ディフェンサー10並列 起動」

ディフェンサー、光系の魔法で体に攻撃が通りにくくしてくれる。

消費魔力は5なので、10並列だと500消費する。

ここのモンスターでは、俺に0.1もくらわすこともできないだろう。

まさに鉄壁である。


「グゥゥゥゥゥ」

でたでた、アンデッド系の代表のゾンビだ。

1体ぐらいなら、剣術だけで倒せるだろう。

だが、俺の剣術では時間がかかりすぎる。面倒だし、あまり効率が良くない。

なので、魔法をもう一つ使うことにする。


「付与光」

これは、自分の装備品に属性を付与する魔法である。

永続的に付与するなら、魔力が10000くらい必要だが、1日くらいなら60ぐらいで十分だ。

もちろん、今は失われてしまった魔法の一つである。

今回は、アンデット系に相性のいい光を使用した。


「えいっ」

威力を試すために、まず一度切ってみる。 

その瞬間


「ガッ!?」

ゾンビが真っ二つになった。

「あ、あれ? こんなに威力あったかな・・・」

前世で使ったときは、気休め程度だったこの魔法も、弱体化した今は強大な力になるようだ。



その後、俺はひたすら狩った。ゾンビ、スケルトン、グールなど、アンデッド系の魔物をひたすら狩った。

大体、200匹くらい狩ったところで、俺は疲れたので休憩をとることにした。

ステータスを確認したところ、身体的能力の3つが大体100ぐらいになり、剣術も兄と同じ6Lvまで上がっていたこ。

気が緩み始めた時


「っ!?」

急に嫌な気配がした。

前世では大して気にもしなかったレベルではあるが、かなり強い魔物の気配である。


(やばい、かなりやばい気配だぞ? しかもこっちに向かってきてるじゃないか!

恐らく、この強さは俺がいたころの時代でも強い部類だ。しかし、なんでこんなところにいる・・・)

そんなことを考えているうちに、魔物はすぐそばに来ていた。


(逃げたら確実に村まで持ち帰るよな・・・  仕方ない、戦ってみるか。

死なないだろう、たぶん)

そして、俺は徐々にその魔物に近づき、驚愕した。


「ソニア・・・ なんでここにいるんだ。」


______ソニア かつての俺が側近としていた召喚獣がそこにいた。


ふぅ、ようやく召喚獣がだせました。

え?召喚してないだろって?

細かいことは気にしないでください。

召喚魔術を使うのはもう少し先になりそうです。

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