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チートなジョブで転移無双  作者: 綾瀬 律
第1章 転移した

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84.ダンジョンアタック2

 目が覚める。ん、どこだここ。なんかしっかりとテントで寝ている俺。テントの中にはベッドもあるしふわふわの毛布もある。快適野外装備アップグレード版は流石だ!トーカお勧めだったからな。


 で、なんでテントで寝てんだ、俺?

 テントを出る。

 あ、あーあれか…ダンジョンでお一人様を満喫したんだったわ。あれ、夜を明かしたって事か?

 うわぁセイが心配してそう。

 でもなぁここまで来て収穫無しは流石に嫌だ。よし、進もう。


 の前に風呂だな。風呂ボックスを出して入る。今日の石鹸はキンモクセイだ。おほーいい匂い。ゆっくり入る風呂もいいなぁ。大抵双子の世話かリクたちの世話だかんな、お一人様最高!


 体もあったまったから風呂から出て凍らせた果物を食べる。旨し。昨日は散々食って飲んだから腹は減ってない。シリアルバーを食べてテントを畳む。


 行くか!適当に進むと、隠し部屋が視えた。普通の空間だから大丈夫だろう。剣を振り抜くと壁が壊れた。

 中を覗くと骸骨はなく、普通に宝箱があった。

(罠付き宝箱)

 ダメじゃねーかよ!

(横から開けたら大丈夫)

 そっと近寄って念の為、剣で蓋を開ける。


 プシュー


(即死毒)


 えげつねーな、即浄化だ。

(もう大丈夫)

 中を覗き込む。松茸様…拝んでから目を開けると…

 キターーーー!松茸様だ。良かった、ようやく出会えましたね…松茸様。両手に持って拝んだ。

 箱にこんもりと入っていたぜ、焼き松茸、土瓶蒸し…松茸ご飯、天ぷら。


 大切にカバンにしまった。なんかな、亜空間にアクセスできんのだよ。カバンと亜空間は繋げてあるから問題はないんだが…なんでだろうな?ダンジョン自体が亜空間だからか?


 この宝箱も良くみたら凄くきれいだ。キラキラしてる。あれかな、双子にアクセサリー作って婚約の時に渡したら凄く喜んだ。だからまた鉱物とか見つけたら作ってやろうと思ってたんだ。そんな俺の気持ちを汲んだとか?


 持ち帰れるんなら持って帰ろう。

 あれ?入らないってか持てない。キラキラだけ取れないかな…取れない。なら転送を具現化!

 よしいけた。キラキラ回収オッケー。


 また進む。俺的には1番欲しかった松茸様がドロップしたからもう出てもいい。ただ、階層ボスだけ倒そう。そしたら転移陣があるだろうし。

 罠を掻い潜り、魔獣を討伐しながら進む。


 時々、食べ物をドロップする。ある時は不思議な網みたいなものがドロップして、なんだろうって思ったら干し柿を作るネットだった。

 果物を乾燥させる時に使うか。ほかにドロップしたのはゴムベラ。欲しかったんだよ、これ。お菓子作りにはかかせないからな。


 そして漸くボスの部屋に着いた。

 扉にでっかくボスの部屋って書いてある。わかりやすいな。罠じゃないか見たが、本物だった。ベタだよな?

 その前に少し休憩。水を飲む。

 いや、なかなかいいドロップ品だ。セイには心配かけただろうから美味いもん食わせてやらないとな。


 よし、行きますか!頬を叩いてから扉を開ける。

 ギイッ

 うわ、マジかよ…帰っていいかな?

 バタン

 えっ?扉が閉まってる。ガチャガチャ、開かない。振り向く。


 シャー


 …マジで?




 *****




 リクはなんと20分でラウラリアダンジョンに着いた。

 入り口近くの小屋にいた職員が慌てて出て来る。

「ギルマス、どうしたんですか?」

「少年が昨日、入っただろ?」

「はい。あ、アルパカ…えっ?じゃああの子は1人で中に?」

「帰ってないんだ。入るぞ!」

「は、はい!」


 リクから降りて進む。

 罠はノナが気が付いて教えてくれる。ノナは探索も得意なんだ。私は魔獣をきる。はぐれたのは何処だ?

 たまにドロップするのは羽ペンとか肉、魚だ。ノナはアクセサリーやインゴットだ。アクセサリーは奥さんと娘さん用かな?


 私はカスミのことばかり考えてるから、王立学院でも使えそうな羽ペンがドロップしたみたいだ。そのまま順調に3層まで進んで行くと、扉にでかでかとボスの部屋と書かれた部屋があった。

 扉は開かない。ならカスミが入ってるんだろう。

 しばらく待つ。


 そして扉からカチリと音がした。入れるな。カスミは地上に戻ったか、まさか進んだ?やられた、ってことはないだろう。

 少し悩んだが

「階層ボスを倒して進んでみよう。そこにいなければここから転移陣で地上へ」

「そうだな」

 扉を開けて入る。


 そこにはそこかしこに血が飛び散った跡があった。まさか、カスミ…?

 呆然としていると背後で扉が閉まった。そして、ボスが現れる。なんでだ…?なんで、ボスが。

「セイル、気を抜くな!」

 ノナの声で我に帰る。そうだ、冷静になれ。

 私は剣を構えて一閃、する前にノナがボスを斬った。


 ノナと共に4階層に進む。

 カスミがいる気配は無さそうだ。ノナも首を振る。私とノナは3階層のボス部屋まで戻って転移陣で地上に帰還した。



「ギルマス!あの子が!!」

 職員が叫ぶ。リクとキツネが横たわるカスミに向かって走った。血が滲んでいる。青白い顔だ。慌てて全身をくまなく触る。良かった、浅い傷ばかりだ。血は流れてるが、これなら大丈夫。カスミを横抱きにするとリクが屈んだ。その背中にノナと跨ると凄い勢いで走り出した。


 アルパカの足元では行き同様にキツネが疾走する。

 鶏は飛んでいる。鶏って飛べたか?普通にバサバサ飛んでいる。なんかもう、やっぱりカスミだ。


 腕の中で脱力するカスミ。その小さな体をしっかりと抱きしめた。家まで頑張れ、カスミ。青白い顔をそっと撫でた。



 ラウラリアダンジョン、そこのボスは…ギルドにも情報がない。行った奴が口を閉しているから。報酬も出るのに、それでも言いたくないらしい。

 その理由は身を持って知った。人気がないのも頷ける。


 街に帰るとノナはギルドに戻り、私は屋敷に帰った。

 自分の部屋のベッドにカスミを寝かす前に、ヒルガが服を脱がした。血で汚れているから。で、私のシャツを着せる。そのまま抱きしめてベッドに入った。


 ケガの手当てはしていない。なぜなら、スライムが治したから。ケガに張り付いて離れたら元通りのきれいな肌だった。


 青白い顔はそのままで、体を触っても悪いところはない。少し血が足りないくらい。良かった…そっと抱き寄せて目を瞑った。カスミの温もりでスッと眠りに落ちた。




 ふと目を覚ます。温かい…片側から抱きしめられている。ならばセイだな。心配かけたんだろう。

 俺はどうしてんだっけ?

 記憶を辿る。

 あ、ボス部屋だ。確か入ってうわって思って出ようとしたら扉が開かなくて。


 そこにいたのは…毛虫だった。しかも毒々しい黄緑と黒の毛虫。もう無理!嫌いなんだよ、虫。

 しかも、うじゃうじゃ。50cmくらいのがうじゃうじゃ。


 で、剣で遠くから切りまくった。でもなんせ数が多い。後から後から出てくる。隙間から俺の体に登って来た奴を短剣で切る。自分の体も切れるけど、登られるよりはいい。そうして、自分で自分を傷付けながらなんとか討伐した。


 ダンジョンが最大限に空気を読むのはドロップ品だけ。ボスはその逆で最大限の嫌がらせをするのだ。

 終わった時にはボロボロだった。まぁ自分でやったんだけど、毛虫が顔まで上がる前に切りたかったから。


 終わった後、部屋の奥に宝箱を見つけた。ヨロケながら歩く。でも開ける気力が無い。持って帰りたい。床ごとカバンに転移…出来ないかな。いや、転送だ。手で触れて転送する。よし、出来た。床の転移陣に乗って地上へ帰還だ。

 眩しい…太陽の光を見て安心した、で意識が遠のいた。ちょっと無理かも。



 そうだった、毛虫の群れに囲まれたんだった。




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