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チートなジョブで転移無双  作者: 綾瀬 律
第1章 転移した

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79.湖畔の家とバカンス

連日の誤字報告、ありがとうございます…

主人公の名前間違えていたり、リクがカピバラになっていたり…


いつもありがとうございます!



 そして、いよいよお披露目の日が来た。


 青い稲妻、セイ、ヒルガ、タウロス(2人に呼び捨てにしてと言われた)7人を連れて湖に向かう。

 そして、俺がこっそり結界を施した場所に入る。


 そしてみんなが立ち止まって唖然としている。

「どうだ?俺たちの秘密基地だ!」

 渾身の作だぞ!


「これは…マジか」

「凄えな」

「カスミは天才」「カスミは完璧」

「おいおい、マジでか?」

「これはまた」

「えぇー?!」


 そこにはツリーハウスとそこから繋がる大きな居間となる家が橋で繋がっていた。空中に浮いている。

 材料はもちろん全て木。扉も枠も木。あ、窓だけは魔トンボの羽だけどな。

 しかも、雨除けとか風除けの結界を組み込んである。そう、ツリーハウス全体に。

 各家に冷房完備。ベッドや机、クローゼットもあるぞ!


 各家の作りは寝室2つ、倉庫1つ、作業部屋1つに居間と簡易な台所。シャワーと洗面にトイレも付けた。

 基本は魔力に変換できるから無くてもいいが、気持ち的にな。

 ちゃんと下水は地下に通して天然の浄化槽とした。湖の方には流さないぞ!

 で、橋で繋がった中央には大きな居間と台所。客間もある。


 各ツリーハウスはアマランとウルグ、双子、セイ、俺、そしてセイの家にはヒルガの部屋と、中央の居間にはタウロスの泊まれる部屋もある。

 もっともここに連れてこられるのは一部の人間だけだから、客が来るとは思えないが念の為な。


 セイに抱き上げられ、みんなで各家を見て回る。みんなの目が少年みたいにキラキラしている。

 楽しいよな、ツリーハウス。

 リクが登れるように、ハシゴじゃ無くて階段だ。しかも緩いやつな。


 俺はリクがいるから、他の家より大きい。ベッドも特大サイズだぞ。それを見て双子が頬を染めた。何を勘違いしたんだろうな?

 まだ俺は人と眠るのは無理だから。


 お披露目の後、キリッとした顔でヒルガが

「皆様をお迎えするために、用意を急ピッチで致しましょう」

 だって。鼻の穴広がってるぞ?

 実は大浴場も作った。ちゃんと柵に囲われて、隠蔽もかけてあるから外から覗く事は出来ない。トーカの思考を組み込んだから、邪な気持ちで近づくとビリビリの刑だ。

 洗い場もあって、もちろん俺作の石けん付き。下水はちゃんと湖に行かないよう設計した。天然の浄化槽へ流れるから、濾過されて地下に戻っていく。


 水?湖から引いて浄化したものが各家から蛇口を刎ねれば出る仕組み。魔道具仕立てにしてある。

 お湯をわかせる魔道具も完備だ。コーヒーもあるぞ!しかも、保冷庫付き。飲み物も入ってる。


 初めに入れてある分は俺からの奢り。それ以降は金を払って飲む仕組み。旅館とかホテル仕様だ。

 大麦から作ったビールやウイスキーもあるからな、アマランとウルグが大はしゃぎだ。

 ただ、アルコールは備え付けてないぞ!飲み過ぎはダメなのだ。


 お披露目の後、俺もギルドに戻り一泊したら一旦、バカンスモードだぜ、イエイ!




 しばらくカスミが野営をすると言って街を出てしまった。少し前の日常に戻っただけなのに、なんだか落ち着かない。そわそわしていると、きなことあられがあんこに連絡を取った。

 なんか、種族同士で連絡を取れるみたい。

 で、カスミから伝言で湖の辺りで待ってると。依頼が終わった後に会えるくらいの時間。


 リーダーにも話をして、依頼を選びながら終わり次第湖に向かった。

 そこにはテーブルに椅子もあってカスミが座って待っていた。僕たちを見つけると手を振る。

 嬉しいけどゆっくり近づく。


「依頼は終わったか?」

「終わった」「会いに来た」

 笑って椅子を指す。座ると飲み物が出て来た。しゅわしゅわだ!喉が渇いていたからゴクゴク飲んだ。

 カスミは笑うと継ぎ足してくれる。またゴクゴク飲む。

 ふう、美味しい。


「オヤツもあるぞ」

 見たことが無い。ケーキ?フォークを指すとふわふわだ。パクリッ…うわ、美味しい。溶けた。

「ふわふわ」「溶けた」

 カスミは笑うと

「だろ?俺も好きなんだ!」

 と口に入れる。大切にちまちま食べていたら

「お土産に持って帰ればいい」

 と渡してくれた。


 嬉しい!スフレチーズケーキだって。カスミは天才だ。

 そして、カスミのそばはやっぱり居心地がいい。でも触れられないのはやっぱり寂しいな。早く一緒に寝たい。


 お土産に持って帰ったケーキは争奪戦となった。リーダーもウルグ先輩も大人気ない。でも美味しいケーキだからみんな食べたいんだ。


 翌日はリーダーたちも一緒にカスミに会いに行った。そこで出してくれたのは焼き菓子。ナッツとか甘くて美味しい何かが入っていた。聞いたら果物を砂糖で漬けたんだって。贅沢品だ。そしてやっぱり争奪戦になった。カスミは笑いながらお土産もあるからと宥めた。


 そんな日が続き、時々は一緒に依頼を受けながら毎日会ってお茶をしておやつを食べて話をした。そして、ようやく準備ができたとカスミが言うので、みんなで森に向かう。

 そこは楽園だった。大人の楽園。夢見たいなツリーハウスに繋がった橋、大きな憩いの部屋。

 僕たちの部屋もある!凄く嬉しかった。みんなはしゃいでいた。


 カスミの部屋のベッドはすごく大きくて、僕たちと一緒に寝るためかなって思ったら嬉しくて恥ずかしくて。

(注 リクと寝るため)

 大きな浴室もあって一緒に入る為かなって。

(注 リクと入る為)

 もじもじしてしまった。


 ふと、カスミの白くて細い体を思い出して…ちょっと前屈みになったのは秘密だ。


 飲み物も保冷庫に用意されてたけど、僕はカスミが渡してくれる飲み物がいい。おかわりもカスミが出して欲しい。甘やかして欲しいから。

 カスミと僕たちは別々の部屋が用意されてたけど、あの大きなベッドは僕たちと…

(注 リクと寝るため)

 その日は舞い上がって、でもカスミは自分の部屋に入ってしまって悲しかった。


 次の日の夜、カスミがお風呂に一緒に入ろうと言ってくれて入った。また触れられて嬉しい。

 そして、その夜はやっと、やっと…カスミのそばは心地が良いな。その温もりを腕に抱いて安心して眠った。




 リクと寝るために用意した大きなベッドは、双子にとって自分たちと寝るためだと思ったみたいだ。だから俺が早々に部屋に入ると複雑な顔をしていた。

「婚約者だからな…双子も辛いんだろ」


 トーカがそう言った。そこでやっと分かった。ベッドを見て顔を赤くしていた理由が。それか…

 だから次の日、一緒に風呂に入った。というか、相変わらずな双子の世話をした。

 そして世話をされた…


 でも大丈夫だった。不器用なりに俺のことを考えてくれている。なんか、チラッと見た彼らの部屋の中にやたらと色の濃い魔石が増えていた。魔石の中で魔力が揺らめいている。デジャヴ…

 それもなんだか申し訳ない。年頃だからな。婚約者がいるのに触れれないのは辛いんだろう。


 なので、一緒に寝てみることにした。そばにいても怖くなかった。双子はどう距離を詰めていいか分からず、おろおろしていて、それがなんだか可愛らしかった。まだ18才だもんな。だから

「大丈夫だぞ」

 そう言えばもう止まらなかった。


 何が?もちろんナニが。でも不思議とその温もりが心地良いと思えた。パインは無くても、安心出来た。

 そして2人に挟まれて寝た。リクやイナリたちのふかふかともふもふ以外と寝るのは本当に久しぶりだ。


 目を覚ます。起き上がれない…

 まずガッシリと抱きつかれている。そして、体が怠い。いや、ほんと凄かった。まぁ婚約者になってから数日ですぐあの誘拐があって、それから1ヶ月半くらいか。その前も推定婚約者だったからな。ずっと我慢してたんだろう。


 大人しく抱きつかれていた。ほんと顔はいいんだよな…

「ん…目が覚めた?」「する?」

 しねーよ!怠いんだぞ、無理だ。

「しよ」「朝は元気」

 うわぁ…待て、ちょっ、おい、聞けよ!


 …ダメだ。18才、いけいけどんどん…若者って凄え。中身おっさんな俺は色々と疲弊したのだった。




今日の夜から完結済みの

『神官と聖女』の新シリーズ『聖女と神官』の連載を始めます。投稿後にシリーズに追加します

聖女が主役の物語です



*読んでくださる皆様へ*


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